序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

死んだ子の歳を数える・・・

2020-05-02 16:24:18 | 演出家


昼過ぎ劇団芝居屋の公演にわざわざ新潟から観に来てくれるお客さんから突然の電話。
何事かと出ると、五月公演の有無の問い合わせ。
四月の頭に中止を決定したことを告げ、11月公演での再会を約して電話を切りました。
でもこのコロナ禍、まだ地方とは随分温度差があるもんだと変に感心。
そして、普通だったら今頃の稽古はなどと死んだ子の歳を数える心境になってしまいました。
これまでの18回の五月公演の今頃は、ゴールデンウィーク中の稽古場が使えないので、休みを勘案して少し強めの追い込みに掛かっていたものです。
稽古休みの間の役者が考えなければならない宿題を課していたものです。
今思えばキツいことではありましたが、充実していた幸福な時間だったとつくづく感じています。
嗚呼・・・早くあの緊張感のある世界に戻りたい。
そうそう、私で言えば生きてあの世界に戻りたい・・・そんな歳です。


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