某銀行員日記

とある銀行員の日常を書いたブログ。政治・経済・文化・芸能、硬軟取り混ぜて日々思ったことを主に書きます。

コンクリートから人への顛末

2012年12月03日 23時38分04秒 | 日記

トンネル崩落の死者9人に 中日本高速「老朽化原因でボルト脱落」 (産経新聞) - goo ニュース

中央自動車道笹子トンネルの事故は、死者9名を出す大惨事となりました。
高速道路に限らず、日本の交通インフラが全国各地に整備され始めたのは日本列島改造論を執筆した田中角栄元総理大臣のころからで、今から30年以上前からということになります。
今後は全国各地で鉄道や道路の橋脚とトンネルの老朽化問題が起こるでしょう。

この問題は以前からわかりきっていたことです。
インフラ設備の更新が必要であり、それに多大な費用がかかることは少し考えればわかることでした。

しかし、マスコミや野党(新進党や民主党のような野党第一党だけではなく、社民党や共産党もです)の公共事業の削減圧力により、ここ20年公共事業は右肩下がりに減少してきました。
今回の事故は、そのような無責任な公共事業削減の超えによって引き起こされたのは間違いありません。

高速道路は公共事業でなく、仕分けはしていないから関係ない。
そう戯言を言う人もいますが、今回がたまたま高速道路での事故だっただけであり、一般の国道でも起こっておかしくない事故であったことを認識していないただの無恥な発言にすぎません。
第一、高速道路無料化を唱えて、高速道路の値下げ圧力を高めた政党に言えるはずもありません。

コンクリートから人へ。
キャッチフレーズは立派ですが、コンクリートへの投資を減らした結果、9名の命が奪われました。
同時に、生活保護の不正受給は増加し続けています。
いまこそ、まやかしの政治から脱却すべき時でしょう。


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