日本映画専門チャンネルでのピンク映画を月2本の割合で“おとなの桃色シネマ白書”として特集OAしているのですが何と今月分の二本は<脚本家小林政広の仕事>特集ということで
先に「新・したがる兄嫁 ふしだらな関係 」と同じ国映の作品でこの作品よりも3年も前に作られたこの作品
先に「新・したがる兄嫁 ふしだらな関係 」と同じ国映の作品でこの作品よりも3年も前に作られたこの作品
一応ピンク映画の新東宝の番線で上映されていたようですが

作品的に70分近い尺もあるのとピンク映画って言うジャンルにとらわれない作品となっていたような作品で
なんと平泉成さんが出演されてる作品だし、主演の長曾我部蓉子さんはピンクでも一般映画でもこなせる女優さん
っていうかこの作品実はピンク映画を越えたピンク映画って言ってもいう作品
夫殺しの妻の殺人の経緯とその後を雑誌記者って言う形で平泉成さんがインタビューするっていう形態で彼女の人間としてのありのままの素顔を描いていくといった形で進行される作品

その中で語られるのは一人の女の人生としては自分に忠実にに生きた一人の女の人生が浮き彫りにされていくという形式
結婚3年目の桂子は、夫の立夫が夜勤に転じたのを機に新宿で街娼まがいに振る舞い、客として接したヤクザの真二との情事に溺れる。それを知ってから知らずかそんな桂子に尻で性交を強要する夫を撲殺した桂子は遺体を処理し、不仲だった父の墓参をして日本海に夕日の水平線入りを見にいき
再び東京に戻ってきて自分は男に不仲だった父親を求めていたんだってことがわかったというお話
ピンクですから濡れ場は一応用意されてはいますがそれはエロスではなくプロットとして必要不可欠なものでしかないのでエロくもなんともない作品となっておりました。
切り口の違う記事はコチラ
1998年製作、日本ピンク映画、国映作品、新東宝配給
小林政広脚本、サトウトシキ監督作品
出演:長曽我部蓉子、本多菊雄、寺十吾、白鳥さき、藤沢みずえ、平泉成