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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

新宿♀日記 迷い猫

2023-08-28 20:08:47 | ピンク映画
日本映画専門チャンネルでのピンク映画を月2本の割合で“おとなの桃色シネマ白書”として特集OAしているのですが何と今月分の二本は<脚本家小林政広の仕事>特集ということで
先に「新・したがる兄嫁 ふしだらな関係 」と同じ国映の作品でこの作品よりも3年も前に作られたこの作品
一応ピンク映画の新東宝の番線で上映されていたようですが
 
作品的に70分近い尺もあるのとピンク映画って言うジャンルにとらわれない作品となっていたような作品で
なんと平泉成さんが出演されてる作品だし、主演の長曾我部蓉子さんはピンクでも一般映画でもこなせる女優さん
 
っていうかこの作品実はピンク映画を越えたピンク映画って言ってもいう作品
夫殺しの妻の殺人の経緯とその後を雑誌記者って言う形で平泉成さんがインタビューするっていう形態で彼女の人間としてのありのままの素顔を描いていくといった形で進行される作品


その中で語られるのは一人の女の人生としては自分に忠実にに生きた一人の女の人生が浮き彫りにされていくという形式
結婚3年目の桂子は、夫の立夫が夜勤に転じたのを機に新宿で街娼まがいに振る舞い、客として接したヤクザの真二との情事に溺れる。それを知ってから知らずかそんな桂子に尻で性交を強要する夫を撲殺した桂子は遺体を処理し、不仲だった父の墓参をして日本海に夕日の水平線入りを見にいき
再び東京に戻ってきて自分は男に不仲だった父親を求めていたんだってことがわかったというお話
 
ピンクですから濡れ場は一応用意されてはいますがそれはエロスではなくプロットとして必要不可欠なものでしかないのでエロくもなんともない作品となっておりました。
 
切り口の違う記事はコチラ
 
1998年製作、日本ピンク映画、国映作品、新東宝配給
小林政広脚本、サトウトシキ監督作品
出演:長曽我部蓉子、本多菊雄、寺十吾、白鳥さき、藤沢みずえ、平泉成
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トイズ・オブ・テラー

2023-08-28 05:05:47 | 洋画未公開
ハンナとその再婚相手との連れ子たちは人里離れた場所にある
かつて小児病院として使われていた古い屋敷を手に入れてリフォームして金持に売りつける前にクリリスマスを過ごそうとやってくる。
ハンナの子供達ゾーイとフランクリンの幼い姉弟は沢山のおもちゃを見つけて大喜びするも、それ以来不可思議な出来事が相次ぎ、とうとうクリスマスの夜にオモチャたちが人間に牙をむく、というお話で
映画がっていうかオモチャが動き出すのはなんと一時間くらい尺が過ぎてから
そこまではなんとなく匂わせているものの
正直ホラー映画って言う範疇に入る作品ではなかった気がする
 
だっで血糊もないし死ぬのは大人二人だけだし
それも意思を持ったオモチャに事故死させられるだけだったかな
今回のホラーの中ではいちばん個人的に乗り切れないというか正直云ってつまらん映画だって思わされた作品でもある
 
これは偶然であったために偶々この作品が最後に回ったって言うだけで
途中でこの作品を見ていたらそれ以降は見なかったかもしれない
ってそれくらいおもしろくない作品だった
巡り合わせっておもしろいですねぇだからこの作品がよけい面白くないって感じでしまったとも言えるわけで
偶然のなせる技ですかねぇ
 
個人的に人種差別する人間ではないと思ってますが
ハンナとその新しい配偶者どちらも金持ちの黒人で子供も黒人
そして仕事人ハンナが雇ってる乳母は白人で屋敷をリホームしてる職人さんも白人
で死ぬのはこの白人の二人だけって
どっかなんらかの目に見えない力が働いているんですかねぇ、
アメリカ映画での黒人差別のないキャスティングはわかるけど・・・

そして今ホラーの範疇入れて良いかどうかわからないけど、この映画オモチャが動き回る作品で
オモチャの質感を大事にして撮ってる関係からか、いわゆるストップモーションでオモチャを動かしていた作品だったようで
VFXやCGから離れた作品でいうのもこの映画に質感を与えていたとこは褒められるけど
それ以外はプロットにしても再考に値する作品だと思って見てたのは、私だけ?
 
本当に後半30分だけが見せ場だった映画でしただけで、前半は幼い姉弟を唆したり、幽霊っぽい子供が出てきたりと結構長いし
オモチャが襲い始めてもストップモーションの関係でオモチャは人間と絡まずに・・・
 
乳母のローズの死体をそのままにみんなこの屋敷から避難しちゃった後
そうローズがこの病院で子供達の霊に読み聞かせしてるシーンが挿入されているので
霊となって初めて生き生きとした幸せそうなローズが見られたのが皮肉にも一種の救いであった作品かな
 
2020年製作、アメリカ映画
ニコラス・ベルソ監督作品
出演:キャナ・テレサ、ジョージア・ウォーターズ
コメント (2)
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