今日は終戦記念日かつ台風が関西地方に上陸したという目まぐるしい日
ってことで積極的に日本映画を見ていこうという企画で視聴した作品
日本映画お得意のお涙頂戴物語かって思っていましたが、その気はチラホラ見えるものの
真の狙いは白血病と骨髄移植に関してのある意味啓蒙的な作品でもあったので
お涙頂戴は薄めで助かりました
どうなんでしょう?私には骨髄移植者とその提供者同士は身内以外は交流っていうかどちらも身元は知られないようなシステムだと思うのですが
提供された人も提供した人もこの映画では自分の再生を目論んで探しまくるっても言う映画に見えるんですが、この映画は探しに行こうっていう映画だったんで
個人的に探し当てるのは問題ないのかなっても思えるんですが
どうなんでしょうかねぇ?
今をときめくベンチャー企業の社長の男。幼い娘は骨髄移植が必要な病におかされ、日本ではドナーがみつからないので、海外での移植手術を医者から勧められ
その、コーディネーターか仲介業者かになんと二億以上のお金を騙しとられ
娘は亡くなり、夫婦仲が悪化して妻は自殺未遂を計って家庭はめちゃくちゃ
騙し取られた二億は会社の資金を横領して捻出していたんですね
共同出資者にそれがばれ、社長解任と横領罪で刑事裁判と民事裁判を起こされ
逃げ回っている最中
娘のことでドナー登録していた関係で、これまた急性骨髄性白血病でドナーを探してもなかなか見つからなかった小学5年の少女楓のドナーがなかなか見つからないっていうお話とが並行して進んでいき
逃げ切れないと判断したこの横領犯の骨髄がなんと楓とマッチしており
自首して逮捕前に骨髄提供を申し出て楓に移植される
おかげで一時は自殺も考えていた楓でしたがようやく元気になり、見知らぬドナーにお礼の手紙を家族全員で書いたら
その返事として瀬戸内の島の見える絵葉書が送られてきた・・・
実刑8年の刑に服したこの男は娘が白血病で死に、家族崩壊、地位も仕事も失って服役中のこの男の心の支え、自分が救った見知らぬ移植者の存在だったんでしょうね
そんなふうに映画は描いていくし
一方骨髄の提供を受けた楓は順長に中高大と進学しやがて第一志望の企業からも内定をもらって
学生生活最後にあの絵葉書のとこにいってドナーを探そうっていう一人旅に出かける
そして8年の刑期を務めて出所した男は故郷に帰るもののそこは田舎だからか、友人の床屋の主人を除いて排他的に扱われる有様
年老いた母親も死に順調に居酒屋を経営していたものの変なTVレポーターが過去をほじくり返すことで排他が再び起きて・・・
そんな風土の中で成長した楓とドナーの男はそれぞれ、一番会いたい人を探すことに・・・
ちょっとっていうかかなりベタすぎる展開が私には臭かったりするし、楓のお父さんがステレオタイプの娘とこが男親っていう関係の父親すぎたりというとこもあるんですが
楓の母親に高島礼子さん、男の老いた母親に中村玉緒さんと芸達者を配しており
一応見させる作品には仕上がっているのね
そう男の友人の床屋さんを演じていた丈さんがこの映画の本を書き演出まで手掛けた人だったんですね
そしてよく知らないちゅうか電気街アイドルAKBの倉野尾成美さんが楓を演じ、ドナーの男には崔哲浩と十二分に役者を揃えて見映えのする映画ではあり
個人的にはエンディングカットで楓の「はッ」という顔アップがいちばん好きなカットでよかったなぁって思った作品でもありました。
変にお涙頂戴に走りすぎないとこも好感持てる作品となっていたかな
でも再び描くけどベタな映画ではある。
2022年製作、日本映画、「いちばん逢いたいひと」製作委員会作品
丈脚本・出演・監督作品
出演:倉野尾成美、三浦浩一、不破万作、田中真弓、大森ヒロシ、崔哲浩、田中千空、海津陽、細川学、夏井世以子、町本絵里、近藤玲音、中村玉緒、高島礼子









