今年の3月にキングレコードからなんと“SUPER時代劇”として90年代にレンタル店の高回転アイテムとして
エロチック時代劇として製作された作品が一本2kいう廉価でなんと16本も一挙リリースされまして
エロチック時代劇として製作された作品が一本2kいう廉価でなんと16本も一挙リリースされまして
一応ここでも購入当時には“くノ一忍法帖”シリーズのⅢまでは見ていたのですが
色々見るものが多くなった関係でこのシリーズもブログアップが中断されていたのですが
今月は8月ということもあってニッパチの枯れ時ってことでレンタル作品もそこついてきたりで1日2本って言うノルマもむづかしくて
ようやっとっていうか再びこのシリーズに手を出すことに・・・

相変わらずの『忍法忠臣蔵』という山田風太郎先生の原作のドラマ化作品でして
その名の通り忍者同士の合戦は“忠臣蔵”ノ裏で行われるお話になっておりましたねぇ
ただ今作ではプロットがちょっと複雑でして
赤穂浪士の討ち入りの裏で何と敵味方の忍者合戦ではなく
何と吉良上野介を父に持つ米沢藩の城主上杉綱憲は自分の父親が赤穂浪士に狙われているということを知り、それを阻止せんと上杉配下の忍び能登衆に、吉良邸討ち入りの血判状に署名した者たちの始末を命じる。
一方、上杉家家老千坂兵部は綱憲の動きを知ると“今、このタイミングで赤穂の浪人たちが不審な死を遂げれば、世間の疑いの眼は、間違いなく吉良か上杉に注がれれ、公儀から要らぬ目を向けられて上杉家お取り潰しの口実になる”と判断し、だがこれまた討ち入りを許すわけにはいかない。そこで、上杉家子飼いの能登衆くの一たちに“有力な浪士たちをくノ一忍法で骨抜きにして脱盟させろ”と命じたために
能登忍者同士である綱憲配下の男忍びと、兵部配下の能登くの一とが敵対関係になるという
さらにこの中には綱憲配下の頭目と兵部配下のくノ一頭目のお梁が恋愛関係にあると言う中で非情にも敵味方となりさらに狙われる赤穂浪士との三つ巴の戦いが始るというお話。
しかし京都撮影所が入ってるしで令和に見られるような低予算のOVではなく
大石には大出俊、千坂兵部に遠藤太津朗、上杉綱憲に山内としお、浪士の堀部安兵衛に佐藤仁也と役者も豪華
それにくノ一としての脱ぎ要員として上野正希子、矢島知香、進藤七枝、咲田めぐみ、依田小夜子が華を添えて風太郎先生考案のエロチック荒唐無稽のくノ一忍法が楽しめるという寸法
さらに調べたらこの一本だけしか出演作が出てこなかった矢島知香さん
なんと1994年の作品ですが前貼りなしのヘアヌードでご出演だったのね
そして千坂兵部は最終的にはくノ一への命令を変えて上杉15万石の安泰のために討ち入る事に協力せよと命令を変えるんですね
原作が面白いから実に楽しく見られる娯楽作品ですね
くノ一の忍法にかからぬように己の一物を切ってしまう不破数右衛門を演じた石倉英彦さんがすごすぎる
こういった映画の脇役としては貴重な存在感でした。
切り口の違う記事はコチラ
1994年製作、日本OV作品、キングレコード作品
津島勝監督作品
出演:上野正希子、咲田めぐみ、依田小夜子、矢島知香、進藤七枝、若松俊秀、関根大学、石倉英彦、大出俊、佐藤仁哉、遠藤太津朗
参考