続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』1459。

2013-11-29 06:26:19 | カフカ覚書
ペーピと紳士だけは、依然として懸命担って覗き込み、からだをまげ、ほとんどひざまずかんばかりであった。それを見ると、いまは自分を通してくれと鍵穴に哀願しているのではなかとおもえた。というのは、外はおそらくもうなにもみえなかったはずだからである。

 ほとんど/fast→vast/荒涼とした。
 ひざまずく/kniend→knies/不和、対立。
 ~ではないか(印象)/Eindruck→Ahn druck/先祖、圧力。

☆ペーピ(身分証明書)と紳士(大群/大勢の死者たち)はまもなくもどってきたが、お内儀(言葉)だけは懸命になってのぞきこみ、深くお辞儀をしたのは、荒涼とした不和に対してだった。先祖の圧力である荒地に今は、終(死)の牢屋に自分を通すことは必ずやありえないことだと思った。

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