続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』2874。

2018-01-31 06:27:13 | カフカ覚書

しかし、どんな相手でもすぐに見わけるのですが、まるで自信がなさそうに、初めにまずたずねてみるのです。それで、わたしにむかって、〈バルナバスじゃないかね〉と言いました。さらに言葉をつづけて、〈ちょうどよかったよ。わたしは、これから縉紳館へ出かける。


☆しかし、それにもかかわらず、どんな人間も同じだと認め、確信がなくともまず質問するのです。「バルナバス(北極星/来世との転換点の至近を回っている)じゃなかね」と、彼はわたしに言いました。そして質問するのです「測量士(土地を失ったことに気づいた人)を知っているかね」と、言い「良かったよ、わたしはこれから大群の(待つ)ハロー(死の入口)へ行くのだ」と言った。


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