
『本来の意味』
画面は黒い線で4分割されている。
(空を思わせるブルー)(果てしない深淵の時空)(レンガ模様)(Corps de femmeの文字/記号)
(未来)(過去)(現在)(生命)
(明)(暗)(英知)(存在)
・・・それぞれにイメージできるが、それ以上でもない。
4分割している線は黒色の×の形であり、普通それは《否定》の意味をも内包する記号である。
黒枠は死を暗示する。
意味とは指示であり解釈であり、真理への追及である。
青は空(無窮)を、深緑は深淵、レンガは自然回帰、女の身体は生命の源を、それぞれは、概念として想起可能である。
しかし、それを全否定しているのではないか、それが本来の意味であると。
(写真は国立新美術館『マグリット』展・図録より)
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