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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)大仏の。

2020-10-10 06:29:40 | 飯島晴子

   大仏の肉叢(ししむら)てふも夏の果

 大仏の肉叢、肉体…たしかに薄衣である。その肉叢というものは、どこか夏の果(もの悲しい)。夏の終わり一年の四分の三を過ぎるころには、鎌倉大仏などは潮風によるサビ、鳩のフンなどの付着で汚れが目立つようになる。

 大仏はタイ・ブツと読んで、怠、打つ。
 肉叢はニク・ソウと読んで、難、想。
 てふも(言)ハゲンと読んで、厳。
 夏の果はカ・カと読んで、呵、化。
☆怠(なまけもの)を打つ(強く指摘する)のは難しい。
 想(思い巡らせ)厳しく呵(叱り)化(教え導く)。

 大仏はタイ・ブツと読んで、他意、物。
 肉叢はニク・ソウと読んで、二句、捜。
 てふも(言)はゲンと読んで、現。
 夏の果はカ・カと読んで、加、果。
☆他意の物が二句ある。
 捜(さがし求める)と現れる。
 加えられた果(結末)がある。