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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

DUCHAMP『ローズ・セラヴィよ、何故くしゃみをしない?』④

2020-01-23 07:17:47 | 美術ノート

 断定はない、断定する必要がないからである。

 鳥かご(世界)は上部が開いている、解放されている。自由であるが、ここ地球という重力下では飛翔は難しく、地上の人であるのみである。
 角砂糖型の大理石は純白であり画一的である、つまり擬人化されたそれは、等しく同じ(平等)な存在である。イカの甲(死)は等しくすべてを被っているが体温計(測る温もり)があるうちは生命が保証されている。

 小さな鳥かごの中、換言すれば地球全体が鳥かごなのだ。
 一人は世界であり、世界は一人である。世界の中心はこの鳥かごにあるとさえ言える。

 哀しいか?いいえ、愉快であるが、並べてイカの甲(死にゆく)存在である。この前提は崩し難い。生きて在ることの混沌、これがわたし達の世界である。
 大義は狭義、教義は大義に通じる。
《わたし達はすべからく等しい人間である》これが絶対条件である。

 しかし、あえて言うならば、隔てられた意識を有する少数派の人間かも知れない。
 わたし(デュシャン)の中のローズ・セラヴィよ、何故くしゃみ(生きて在る表明)をしない?
 ずっと、問い続けている・・・。


 写真は『DUCHAMP』より www.taschen.com


『忘れえぬ人々』73.

2020-01-23 06:52:15 | 国木田独歩

大阪から例の瀬戸内通いの汽船に乗って春海波平らかな内海を航するのであるが殆んど一昔も前のことであるから、僕もその時の乗合の客がそんな人であったやら、船長がどんな男であったやら、茶菓を運ぶ船奴の顔がどんなであったやら、そんなことは少しも憶えていない。


☆他意の判(区別をする)。
 霊(死者の魂)の世を図る。
 題(テーマ)h¥が二つあり、記は遷(移りかわる)。
 常に駿(すばやく)解(部分部分に分け)破(これまでの状態・形を崩す)。
 蔽(見えないようにした)題(テーマ)は回(もとに換える)講(話)である。
 他意が逸(隠れていること)の釈(意味を解き明かす)。
 全ては二つを目(目当て)の字を常に合わせて書く図りごとである。
 千(たくさん)調べ談(話)を査(明らかにする)。
 化(形、性質を変えて別のものになる)薀(奥義)には千(たくさん)の努(力を尽くす)。
 眼(かなめ)の衝(重要なところ)は臆(胸の内)にある。


『城』3342。

2020-01-23 06:45:39 | カフカ覚書

そう感じていたのなら、どうして牧場の牛よろしくあそこをうろつきまわっていたのですか。あなたは、夜間尋問に呼び出されたのではありませんか。それで、なぜ夜間尋問のようなことがおこなわれるようになったかを知らないのですか。


☆しかしながら、先祖の尊厳ある人間が来世で放浪などしていたのですか。なぜ小舟での審問が差しはさまれることを知らなかったのですか。