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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

川の宝石。

2013-11-10 10:53:28 | 日常
「大きな声で話したり、おしゃべりはタブーです」
 バードウオッチングの心得を説明して下さったあと、衣笠山へ。静かな秋の気配・・・。
「あっ、あの鳴き声はホトトギスの地鳴きです。」
「あの鳴き声はモズ、あれはヒヨドリ。セキレイの声もします」耳を傾けている先生、姿を見せてくれない小鳥たち。

「あれは(お馴染みの)トンビですね」

 曇天、薄寒い十一月の午前。

「植物観察ならば、そこに在ったら、消えてなくなることはないんですけどねぇ」つぶやく先生。

 衣笠山公園でのウオッチングにも姿を現さない・・・。
「もう一度、小鳥の広場に戻りましょうか」と、先生。

 わたしなどはバードウオッチングというより、散歩気分で参加しているので秋の気配を満喫して十分満足なのだけれど、引率の先生方(博物館の稲森先生、萩原先生、野鳥の会の方たち)は、若干気落ちのご様子。

「では(予定の)時刻も迫りましたので・・・」
「(でも先生)あそこにカワセミが!」

 美しい川の宝石・・・カワセミを望遠鏡で堪能(もう一生分の観察)。餌を水辺に捕らえたり嘴を動かし食べている様子なども観察。
「川や水辺の汚染でカワセミは見られなかったのですが、近年の浄化(の努力のおかげで)をもってカワセミが帰ってくるようになりました」と、先生。

「では、このあたりで・・・」
「先生、黄セキレイが・・」
 美しい黄色に感動、こちらはすぐに移り飛ぶので観察時間は多少短かったものの、それでもその愛らしさ、金にも匹敵の美しい黄色に魅了されたわたし。

 思いがけず、川の宝石(カワセミ)にも出会えたバードウオッチングに、心癒されたことでした。

「こうして沢山の方とのウオッチングでは、どなたかが見つけてくださるということもあります」と、集団の観察会での不都合をカバーする利点をも話された。

『ポラーノの広場』146。

2013-11-10 10:45:58 | 宮沢賢治
 うつくしい夏のそらには銀河がいまわたくしどもの来た方からだんだんそっちへまはりかけて南の真っ黒な地平線の上のあたりでぼんやり白く爆発したやうになってゐました。


☆化(教え導くこと)を吟い、我(わたくし)は記(書きとどめる)。
 法(仏のみと)は難しく、知(心に感じること)を描く千(たくさん)の章(文章)を吐く(言う)。
 漠(果てしなくひろい)を、撥(おさめる)。

『城』1441。

2013-11-10 10:31:38 | カフカ覚書
Kのほうを見むきもしないで黙々として仕事をつづけているこの態度のほうが、Kにとっては、若い紳士の態度よりもはるかにきびしい非難であるようにおもわれた。

 はるかに/viel→fiel/死。

☆Kの方を見ることもなしに黙々と仕事をしている大群(大勢の死者たち)のふるまいよりも、先祖の死に辛苦の主題があるように思われた。