続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

衝撃。

2012-05-03 06:35:09 | 日常
 日赤の奉仕での集会があった。それぞれが久しぶりに会う顔合わせ。

 報告やお願いの連絡事項が終わると、お茶を飲みながらの歓談が始まる。あの人はどうしたとか、あそこの○○は・・・などと尽きない世間話。
 ふいにわたしもKKさんのことを思い出し、Aさんに尋ねると、
「ああ、あの人は亡くなったって聞いたわ」という。驚いて
「え、どうして、何時?」と、畳み込むように聞くと、

「旦那さんが亡くなってからスナックを始めたでしょう。あれやこれやで借金だらけになって、結局民生委員さんのお世話で市営住宅に引っ越したのよ。だから、訃報も後になって知ったくらい。(死後)二日も経っていたらしいわ」と言った。
 誰言うともなく「派手だったものねぇ」といい、数人が肯いた。


 ・・・韓国から嫁いで来た人。バスの中で見かけたので挨拶したけど、同行の友人はそ知らぬ顔。
「だってね、あの人わたしの友達を追い出して結婚したのよ。前の奥さんと親しかったんだもの」という。
 確かにずうずうしい印象はあった。彼女と某家を訪ねたとき、花屋で千円くらいの花の鉢を買ったけどセロファンで包んでリボンを結ぶように頼んだ、というか命じた。(こちらはこんな安価な花でいいのという引け目さえ感じていたのに)
 その家に着くと、「この花を見栄えのいいところに飾るように」と言ったにはビックリ。その上「寿司を取るように」と言い、電話を掛けている方に向かって
「松!」と大声で言ったのにはさらにビックリ!(他国から来て、松竹梅のランクを知っていたのにも驚いた)

 一事が万事そんな風で、他国から嫁いで来たのもかかわらず、周囲を巻き込み上に立つという人だった。だからスナックを始めたときも町内の近隣知人はこぞってお祝いに駆けつけている。

 あるとき(数年前)、ぽっつり独りで歩いている彼女を見かけたので、夫に車を停めてもらった。
「バスを乗り間違えちゃって・・・ありがとう。もうくたくただったの」と、力なく言った。

 それっきり会っていない。あんなににぎやかに周囲をかき回した人・・・。
 どうか天国ではゆっくり安らかにお眠り下さい。

『城』810。

2012-05-03 06:07:16 | カフカ覚書
村長も、おなじことを彼なりに感じているらしく、不自由そうにベッドのなかでからだを動かした。長いことたってから、彼は、やっと口をひらいた。

 不自由そうに/unbehaglich・・・不快な。
 動かした(曲げた)/rehte・・・曲解する。
 ベッド/Bett→Wett/縁が切れている(無縁)。

☆予感は自身の(死への)入門の方法であり、不快な曲解とは無縁である。ついに彼の伝説が・・。