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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

彼岸花。

2011-09-26 06:07:04 | 日常
 華やかなのになぜか悲しげな花・・・彼岸花。
 日照の加減でちょうど秋分の頃に咲く。

 山など散策していてその赤さを目にすると不思議に心が衝かれる。微かに心が動く。
 赤い群落は美しくも儚く燃えて、揺らぐ。
 忘れていた人に遭遇したような、通り過ぎていった情熱の幻かもしれない。

『風の又三郎』112。

2011-09-26 06:00:09 | 宮沢賢治
 そしてまるで何と云ったらいゝかわからない変な気持ちがして歯をきりきり云はせました。

 何とはカと読んで、化。
 云ったはウンと読んで、運。
 変なはヘンと読んで、遍。
 気持ちはキ・ジと読んで、輝・事。
 歯はシと読んで、死。
 云はせるはウンと読んで、運。

☆化(形、性質を変えて別のものになる)の運(めぐりあわせ)
 遍く輝く事が、死の運(めぐりあわせ)である。

『城』607。

2011-09-26 05:25:26 | カフカ覚書
薄暗がりのなかで彼らのいる片隅を見ると、ふたりは、一個の大きな糸毬としか見えなかった。

 大きな/Grosses→Glosse/辛らつな批評、注解。
 糸毬/Knuel→Canaille/悪漢。

☆ぼんやり見える彼らの嫌悪は、ただ単に先祖の注解である悪漢らしかった。