ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

210221 冬芽 イヌシデ・アオギリ、ヤマボウシ ヒマラヤスギの雄花 ほか

2021年02月21日 | 植物・園芸など
買い物がてら、錫杖寺~梅ノ木天神社~リリアパークへと足をのばした
冬芽を見て歩いて気が付いたことがある、それは冬に樹木を見ると落葉樹と常緑樹が一目瞭然ということ
当たり前すぎて恥ずかしいのだけれど
 
先日咲いていたヤツデが実になっていた
この花(実)につき方を散形花序という

その花序の元を見ると、かわいい葉がある

このぱかっと口を開いたところが、もとは(冬)芽だったんではなかろうか
 
ヤツデ 八手・天狗羽団扇
Fatsia japonica (Thunb.) Decne. et Planch.
ファツィア ヤポニカ
ウコギ科 ヤツデ属
常緑低木 花期10~11月、耐陰性強い・耐寒性劣る
 
参考: 庭木・街の木p.223
 
 
医療モールのある高層ビルの庭で
イヌシデと思われる
 
イヌシデ犬四手
Carpinus tschonoskii Maxim.
カルピヌス チョウノスキー
カバノキ科 クマシデ属
 


こちらはアカシデと思われる
先日も見たけれど、枝先の尖ったのが葉芽で、すこしふっくらしたのが雄花序の冬芽と思われる
平滑で縦皺がはいり、外周がうねることが多い
 
医療モールのこの庭にイヌシデばかりと思っていた出れど、雄花序が膨らみのびてきて、イヌシデとアカシデがあるように思ってきた(210320追記)
 
アカシデ赤四手 別名ソロノキ
Carpinus laxiflora (Siebold et Zucc.) Blume
カルピヌス ラクシフロラ
カバノキ科 クマシデ属 
参考: 松江の花図鑑 日本花名鑑④p.67
 
 
参考: 松江の花図鑑   葉で見分ける樹木p.30
 


スーパーの駐車場、先日アカメガシワかなと思った冬芽を見に行ったら・・・
刈り込まれていました
 
 
210207に不明だった

小学校の高木、宿題としていたけれど実(袋果)らしきものが見えます
特徴的な舟形をしたアオギリの袋果と思われます

枝が太くて緑色、太くなると灰色になる
頂芽は半円球で大きく、側芽は球形で小さい
茶色の毛でおおわれビロードの様
中国では鳳凰のとまる木としてあがめられるという
若冲は白鳳を老松と共に描いたけれど、中国ではアオギリなのか
花札のは葉に切れ込みが無いから桐?
 
アオギリ 青桐、梧桐
Firmiana simplex (L.) W.F.Wight
フィルミアナ シンプレクス
アオイ科(旧アオギリ科)  アオギリ属
落葉高木 雌雄同株
 
参考: 冬芽ハンドブックp.66 庭木・街の木p.73
 


・・・宿題
 


ヒメリンゴではないかと思う・・・宿題
 


モミジ類・・・こんな風に冬芽から芽生えるのか・・・かわいらしい葉
紅葉の仲間、樹種・品種は不明

先端に2個ある芽は枝痕が残る場合頂芽の働きをする側芽で仮頂芽と呼ばれる
白く見えるのは膜性鱗片
毛がある
イロハモミジ・オオモミジ・ヤマモミジなどの園芸品種と思われる
 
 
ウチワサボテンが水を失って一面に倒れていた
赤いのは花芽だろうか
ウチワサボテン
サボテン科 ウチワサボテン属
Opuntia ficus-indica (L.) Mill.
オプンティア 
 
 
神社内に入って、きれいに掃除されている林の中に、実だろうか花だろうか落ちていた

ヒマラヤスギの雄花ではないかと思い、見上げてみる

わずかに認められる茶色のもの、
実だったらコブシより大きな立派なものなので、
このサイズは、雄花と思われる
枝が落ちていた、短枝に葉が束生する様子は、カラマツに似ている
ヒマラヤスギ 別名ヒマラヤシーダー
Cedrus deodara (Roxb.) G.Don
ケドルス デオダラ
マツ科 ヒマラヤスギ属
常緑高木 雌雄同株 花期10~11月
 
新宿御苑の大木戸門ちかくに大木があった、
休園中だけどいまごろは、
あそこにも雄花がたくさん落ちているのだろうか
 
参考: 庭木図鑑樹木ペディア 庭の木・街の木p.178
 
 
金山神社へ

チャノキの花が終わって

実がなっている、ゆがんだ球形の蒴果
これは昨年咲いた花の実
現代いけばな花材事典をみると、実の大きさが径10cm,
3室に分かれて各々1~2個の種子がある・・・とある
大きさが違うこの写真のは2㎝くらい、うまく受粉しなかったのか?
 
チャノキ茶
Camellia sinensis (L.) Kuntze
カメリア シネンシス
ツバキ科 ツバキ属
低木性で葉は小型
高木性の変種アッサミカは大きな葉をつけウーロン茶や紅茶になる
緑茶も紅茶も製法の違いと教わってきたが、変種なのだとすると
日本製の紅茶はどういう樹からつくっているのかしら
皇居の松の廊下跡に斜面上の茶畑があったな
 
参考: 現代いけばな事典p.399
 
 

・・・宿題
 
 
教会の入り口に
タマネギ型の花芽が小さいのでハナミズキに近縁のヤマボウシだと思う
短枝が発達し、短枝の下から長枝がのびてシカの角の様

高木、対生、枝は細く、芽麟が2枚、合わせ目が見える
葉芽は円錐形で花芽は水滴型でふくらみが大きい
枝先が赤黒く色づく
 
ヤマボウシ 山法師
Cornus kousa Buerger ex Hance subsp. kousa
コルヌス コウサ
ミズキ科 ミズキ属(本によりヤマボウシ属)
常緑のヤマボウシもある
冬芽ハンドブックp.70
 
 


ムクゲと思われる

ムクゲと思われるが近縁のフヨウかもしれない、
また、季節を変えていってみよう
 


メタセコイアの高層マンションんお庭で、サクラと思われる
横縞の幹もサクラと教えてくれる
咲いたら見に来よう
 
 

カナメモチの仲間

芽麟がほどけて葉になっていくように見える
 


ウメの花芽と思われる
 
 
今日は暖かくてよく歩いた、冬芽を見て歩いたけれど花も多かった
花も咲き始めて写真の数が多かったので、分けて記録してみました
また歩いてみよう

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