ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

220520 作楽会 いけばな 草月流 167 応用花型

2022年05月20日 | いけばな

応用花型の復習をしました

第四花型の傾真型と垂真型のいずれも投げ入れを2つ併合しました

グリーンの垂れているのと右の垂真型の控えを短く手直ししました

見比べると、直したことで、緊張感とリズムが生まれたように思います

投げ入れも十文字留めも久しぶりでした

花の基本は「真」と「控」ということを再確認しました

テーマ: 2-19第八応用併合花型

花 器: 陶器

今日の花材

アメリカテマリシモツケ ディアボロ Physocarpus opulifolius ‘Diabolo’

フィソカルプス オプリフォリウス

バラ科 テマリシモツケ属

 

シャクヤク

Paeonia lactiflora Pall. var. trichocarpa (Bunge) Stearn

パエオニア ラクティフロラ

ボタン科 ボタン属

水揚げ: 水切り後、切り口を焼く

出回り: 3~7月

丸い蕾を生かしていけ、咲いてきたらいけなおす

・・・ ・・・・・ ・・・・・・・

後日、ドイツから一時帰国した同級生Kちゃんさんのお母様の遺品となる花器を4つ・日月剣山を1つ譲り受けました。

さっそく、その中の1つに、お稽古で持ち帰った花材にベランダの花を足していけて、Kちゃんさんにご報告しました。


花瓶の波模様が素敵にいけてある、と言ってもらえました

220520 小石川植物園 ③ 冷温室 ズダヤクシュ エーデルワイス ほか

2022年05月20日 | 植物・園芸など
殺風景で、足が遠のいていた冷温室が春の訪れとおもに次々と花が咲いて面白くなってきました。あたる日の長さは季節とともに変わるとして、温室の設定温度も季節で変えるんだろうか。温室というと一定温度と思い込んでいたけど、どうなんだろう。
 

ヤグルマソウ

ヤグルマソウ
Rodgersia podophylla A.Gray
ロドゲルシア ポドフィラ
ユキノシタ科 ヤグルマソウ属
podophyllaは「丈夫な柄がある葉の」5枚見える葉は小葉でたぶんこの丈夫な柄というのは腹用の下に見える柄の事。50cmにもなるという。
 


サワダツ

サワダツ 沢立
Euonymus melananthus Franch. et Sav.
エウオニムス メラナンツス
ニシキギ科 ニシキギ属 
マユミの仲間 また見に来よう、マユミみたいに実ができて割れて種子が出てくるんだろうか
 


ズダヤクシュ 喘息薬種
Tiarella polyphylla D.Don
ティアレラ ポリフィラ
ユキノシタ科 ズダヤクシュ属
北海道・本州・四国・九州の亜高山帯
この属は北米から東アジアに3~7種あり日本にはズダヤクシュ1種が自生する。長野で「ズダ」は「喘息」のこと。薬にはどこを使うんだろう。
日本花名鑑に「スプリング・シンフォニー」という栽培品種が載っていて、鉢植え・ロックガーデンやグランウンドカバーにとある。polyphyllaは「多くの葉がある」
 

ミヤマトベラ
Euchresta japonica Hook.f. ex Maxim.
エウクレスタ ヤポニカ
マメ科 ミヤマトベラ属
マメ科というと鞘の乾果、この黒い実、これが鞘なんだろうか、鞘の中の1個なんだろうか
オオバコみたいな花序のつぶつぶ一つ一つが花?
japonicaは「日本の」
 


モミジカラマツ
モミジカラマツ
Trautvetteria caroliniensis (Walter) Vail var. japonica (Siebold et Zucc.) T.Shimizu
トラウトベテリア カロリニエンシス ヤポニカ
キンポウゲ科 モミジカラマツ属
高山植物 北海道~本種中部以北
caroliniensisは「ノースまたはサウスカロライナ州の」
 


ミヤマオトコヨモギ
ミヤマオトコヨモギ
Artemisia pedunculosa Miq.
アルテミシア ペドゥンクロサ
キク科 ヨモギ属
本州中部
pedunculosaは「多くのまたはとくによく発達した花柄がある」→ モチノキ科のソヨゴ Ilex pedunculosa そういえばソヨゴって花柄が(途中に節があって)長い。赤い実のできる木の中でこの「柄が長い」ってのが見分けのポイントになってる。ミヤマオトコヨモギの場合は「多くの」ってほうかな?
 
 
タカネマツムシソウ
Scabiosa japonica Miq. var. alpina (Takeda) Takeda
スカビオサ ヤポニカ
スイカズラ科 (旧マツムシソウ科) マツムシソウ属
本州・四国
マツムシソウ属は80種あって日本には変異のある1種のみ
alpinaは「高山の」
 
 
ウサギギク 別名: キングルマ金車
Arnica unalaschcensis Less. var. tschonoskyi (Iljin) Kitam. et H.Hara 
アルミカ ウナラケセンシス チョウノスキー
キク科 ウサギギク属
北海道,本州中部以北,千島,アリューシャン
対生する葉をウサギの耳にたとえた。tschonoskyiは「日本の植物収集者の須川長之助への献名」
 
 

セイヨウウスユキソウ
セイヨウウスユキソウ エーデルワイス
Leontopodium nivale (Ten.) Huet ex Hand.-Mazz. subsp. alpinum (Cass.) Gleuter
レオントポディウム ニバレ アルピヌム
キク科 ウスユキソウ属
ヨーロッパ山岳地帯
1cm程の頭花が集まって苞葉までいれて10cm程になる、高さは普通20㎝まで
nivaleは「雪のように白い、雪の近くに生える」、subsp.は「亜種」、alpinumは「高山の、高いしばしば岩だらけの地域の」
 


メノマンネングサ
メノマンネングサ ラベルはSedum japonicum
YListでは Sedum japonicum Siebold ex Miq. subsp. japonicum var. japonicum
セダム ヤポニクム ヤポニクム ヤポニクム
Crassulaceaeベンケイソウ科 マンネンソウ属
おお~! japonicum 「日本の」が種小名・亜種名・変種名と3つもついてる
そしてシーボルトSieboldの名もついてる命名者なんだな
セダム属には280種あるそうで日本にはタイトゴメなど17種が自生する
タイトゴメって三浦の海岸岩場で見たな。散歩する旧芝川沿いでみるツルマンネングサは帰化植物、ほかにメキシコマンネングサも帰化植物。常緑の多肉植物。
 

テガタチドリ
Gymnadenia conopsea (L.) R.Br.
ギムナデニア コノプセア
ラン科 テガタチドリ属
こうしてアップで見ると、距(キョ)がある
 


ムラサキ
Lithospermum murasaki Siebold
リソスペルムム ムラサキ
ムラサキ科 ムラサキ属
「群ら咲き」あるいは根が生薬の紫根であるので根の「紫」からの命名
 

エゾボウフウ
Aegopodium alpestre Ledeb.
アエゴポディウム アルペストレ
セリ科 エゾボウフウ属
alpestreは「亜高山の」
次来るときは咲いているといいな。防風の名が共通するけどハマボウフウはハマボウフウ属で属違い
 

シソバタツナミ
Scutellaria laeteviolacea Koidz.
スクテラリア ラエテビオラセア
シソ科 タツナミソウ属
気が付いたらこの様子なんだけど、このヘラ状の部分は花が終わった後の萼かしら
タツナミって言ったら、波頭のような花の形だろうし
 
 
アポイマンテマ
Silene repens Patrin var. apoiensis H.Hara
シレネ レペンス アポイエンシス
ナデシコ科 マンテマ属
マンテマ属は約700種、日本にはフシグロセンノウ(Lychnis センノウ属とされることもある )など15種が自生し、ムシトリナデシコなど15種が帰化しているという
先日旧芝川でみつけたシロバナマンテマと萼筒の縞模様が似ているなと思う
絶滅危惧種IA(CR)
 


ハクサンカメバヒキオコシ
Isodon umbrosus (Maxim.) H.Hara var. hakusanensis (Kudô) K.Asano
アイソドン ウムブロスス ハクサンエンシス ← 読み方?
シソ科 ヤマハッカ属
日本(長野~滋賀)  umbrosusは「日陰に生える」
 
 

クロバナヒキオコシ
Isodon trichocarpus (Maxim.) Kudô
アイソドン トリコカルプス 
シソ科 ヤマハッカ属
上弁は直立して4裂、大きくてまばらな花序をつける。ということはもっとたくさんの花がばばっとさくのかな? また行ってみよう
trichocarpusは「有毛の果実の」、trichoは「毛があることを意味する接頭語」
 
山登りした気分です
数少ないけど、お花畑を歩いた時の記憶なんかを思い起こします 
いま、冷温室が楽しい

220520 小石川植物園 ② アラカシの花 ほか

2022年05月20日 | 植物・園芸など
時間に限りがあるので(いつもそうだけど、制限なくゆっくり来たい)、また森林へ行かないで斜面を下りました。あてずっぽうで梅園の端へおりました。
オオリキュウバイ
Exochorda × macraantha (Hort. Lemoine) K. Schneid. 
エクソコルダ マクランタ
バラ科 ヤナギザクラ属
中国
白い花は実になっていました。リキュウバイもこんな実がなるのか、チャンスがあったら見てみたい。ヤナギザクラ属は中国に4種分布する。
 

ハナズオウ 花蘇芳
Cercis chinensis Bunge
ケルキス チネンシス
マメ科 ハナズオウ属
中国 chinensisは「中国産の」
枝にびっしり濃桃色の花が付いていたのがこんなになりました
 


サトザクラ 安行寒緋
Prunus lannesiana cv. Angyoukannpi
プルヌス ラネシアナ アンギョウカンピ
バラ科 サクラ属
 


ニワトコ
 


蛙だろうか昆虫だろうか、泡
 


ムラサキシキブ 紫式部
Callicarpa japonica Thunb.
カリカルパ ヤポニカ
シソ科(旧クマツヅラ科) ムラサキシキブ属
japonica は「日本の」 → Cryptomeria japonica スギ
 

イヌザクラ
Padus buergeriana (Miq.) T.T.Yü et T.C.Ku
パドゥス ブエルゲリアナ
バラ科 ウワミズザクラ属
穂状の花序が前年度の節から出る(ウワミズザクラは花序の下に葉がつく)
 


アラカシ

アラカシ 雄花序
雌花序
アラカシ
Quercus glauca Thunb.
クエルクス グラウカ
ブナ科 コナラ属
glaucaは「葉にブルームのある」
 
 

宿題 カタバミの一種
 


ヤブニンジン
Osmorhiza aristata (Thunb.) Rydb. var. aristata
オスモリザ アリスタタ アリスタタ
セリ科 ヤブニンジン属
aristataは「芒のある」 どこに芒があるんだ?実に?こんどよく見てみよう

220520 小石川植物園 ① マツバラン ニュートンのリンゴ ほか

2022年05月20日 | 植物・園芸など
ここでは、「温室と見本園以外の高台で見られた植物」と「シダ植物」をメモしておきます
 
正門前の坂道で

トウダイグサ(Euphorbia helioscopia)? ユーフォルビアに似ている
そういえばトウダイグサ科 トウダイグサ属の属名がユーフォルビアEuphorbia
植物名表示なしで、いっぱいはえていました
 
ハタケニラらしいのも、白花のカタバミの仲間も、そういえばバイモやヒガンバナなんかも木々の下にたくさん見られてプレートは立ってない
 


チャボトウジュロ、先週と変わらないので、これで咲き切った、開き切った状態なんだろうか? シュロ(トウジュロ・ワジュロ)は背が高くて、ここで3種の花を比べることはできない。ちょっと探したけど、雄花はみられなかった。雄花の花糸の様子が違うそうだ。
Chamaerops humilis L.
カマエロプス フミリス
ヤシ科 チャボトウジュロ属
地球海沿岸・ヨーロッパ本土では唯一の椰子・2~6mになる
humilisは「背が低い、矮小な」
 
 
記念館を訪ねる機会にシダも見てきました
コンテリクラマゴケ
Selaginella uncinata (Desv.) Spring
セラギネラ アンキナタ
イワヒバ科イワヒバ属
名前は「こけ」でも「常緑のシダ植物」
中国原産・帰化植物・腹葉と背葉がある・灰緑色の葉が腹葉で軸の部分の黄緑色の小さなペタペタ並んでいる小さいのが背葉
今度はもっとよく見てこよう。
uncinataは「先が鉤状の」
 


マツバラン 先が枯れたようなのと、丸いつぶつぶ(胞子嚢群)が付いているのがあった

マツバラン
Psilotum nudum (L.) P.Beauv.
プシロツム ヌドゥム
マツバラン科 
日本(本州~琉球),東アジア,世界熱帯亜熱帯・名前は「ラン」だけど「常緑シダ」
nudumは「露出した、裸の」
 


アマミデンダ 奄美
Polystichum obae Tagawa
ポリスティチュム オバエ
オシダ科 イノデ属
奄美大島固有種・絶滅危惧IA(CR)・2回羽状複葉・鋸歯は刺状突起・中軸に毛(鱗片)
アジアンタムの仲間かと思った、科のレベルで違ってた
 


チチジマベニシダ
チチジマベニシダ 父島紅羊歯
Dryopteris insularis Kodama var. chichisimensis
オシダ科 オシダ属
日本(小笠原父島)・ムニンベニシダ(小笠原諸島に自生)の変種・丸くて紅色の胞子嚢群は紅シダと同じ
insularisは「島の」
 
 

イノデ

イノデ
イノデ 猪手
Polystichum polyblepharon (Roem. ex Kunze) C.Presl
ポリスティクム ポリブレファロン
オシダ科 イノデ属
日本(本~九),中国,朝鮮・2回羽状複葉・基部に鱗片が密生・中軸にも
polyblepharon polyblepharus「多くの縁毛がある」と同じ?
 

ハイミミガタシダ 
Thelypteris aurita (Hook.) Ching
テリプテリス アウリタ
ヒメシダ科 ヒメシダ属
野生絶滅(EW)・(福岡・屋久島),ヒマラヤ~中国南部・2回羽状複葉・右辺の一番下が大きい→耳?auritaは「耳または耳形の附属物がある」
この野生絶滅(EW)って、もう福岡・屋久島には野生のものが無いってこと・栽培とか他の地域とかしかなくなってしまったシダ、絶滅危惧種はこの植物園で見たことあるけど、絶滅した植物を見たのは初めて、他所でも栽培されているのだろうか、この植物園には他にもこういう野生絶滅種が栽培されているのだろうか
 
 
・・・ ・・・・・ 温室の前で、
ニュートンのリンゴ

ニュートンのリンゴ 和名: ケントノハナ
Malus domestica Borkh. (1803) cv. Flower of Kent
マルス ドメスチカ フラワーオブケント
バラ科 リンゴ属
domesticaは「栽培植物化された」、Malus domesticaは「セイヨウリンゴ」
 
 
・・・ ・・・・・ 温室によって、いけばなは遅れていくことにして、薬園~見本園を見て


カルミア 一般に和名: アメリカシャクナゲ、別名ハナガサシャクナゲのこと
Kalmia latifolia L.
カルミア ラティフォリア
ツツジ科 ハナガサシャクナゲ属。
蕾が金平糖・雄しべの葯が傘状の花弁の窪みにスポスポッとはまっているこれたぶん昆虫が来るとぽんとその背中に花粉をつける仕掛けなんじゃないかと思うけど、葯が外れて中央に向きを変えた雄しべがある、その瞬間ポンっペタっというのを見てみたい
これはザ・カルミア、花と緑の振興センターではペパーミントとオスボレッドが見られた。
他にも品種があるようだ、どこかで見られたらうれしい、気にしておこう
latifoliaは「幅広の葉の」
 

キクノハアオイ
Modiola caroliniana (L.) G.Don
アオイ科 キクノハアオイ属
帰化植物・一年草・ツツジの足元に初めて見る。小石川植物園にこうして生えているその由来はどうなってるのかな?
carolinianaは「カロライナ州の」→アメリカアサガラHalesia carolina
 


シブカワツツジ 
Rhododendron sanctum Nakai var. lasiogynum Nakai ex H.Hara
ロドデンドロン サンクツム ラシオギヌム
ツツジ科 ツツジ属
この学名はジングウツツジのようです。別名がシブカワツツジ
ジングウは伊勢神宮
静岡県
他のツツジが終わっている中、目立っていた明るい色の花・花弁の五片のうち下の2片が長い
sanctumは「神聖な」
 


ニワゼキショウ
Sisyrinchium rosulatum E.P.Bicknell
シシリンキウム ロスラツム
アヤメ科 ニワゼキショウ属
果実が小さい・背が低い(10~20cm)・内花被外花被が同じ・中央の濃い色の部分が幅広い・見本園の端っこ、アヤメの隣で、今オオニワゼキショウとの違いを勉強中
 
 
このところ、いけばな教室の折に訪ねているけど、来るたび違う花が咲いている
季節の移り変わりって速い