アリウムはやっぱり、茎の「曲線」を見せたくなります
先生が用意してくださった現代いけばな花材事典には、「ニゲラ」の扱い方が載っていました
ニゲラの色からの発想で、この花器をえらびました
葉と花茎をわけて、「線」を表現したつもりでした
写真ではわからないのですが、ニゲラの葉を整理して見せた茎に長短をつけて花器から手前に飛び出させてあるのですが、こうしてみると先生のおっしゃるとおりです
なにをしたいのかわからない、ニゲラの色からこの花器をえらんだのね
「線」ということなら
①もっとニゲラの線をだしたらどうか
②ニューサイランの線も使ったらどうか
とのご指導をいただき、もう一度いけました
ニゲラが軽やかになりました。ニューサイランに穴をあけてニゲラを刺してあります。マッスになりきらなかった葉にしりぞいてもらったことで、「線の構成」になりました。花器の「形（線)」と「色」も活きました
1つ目をいけたことで、２つ目のいけ方になったのですが、「最初からここへ行かなくちゃ、行けるわよ」、との先生の言葉をこころにとめて、またいけます
花 器: 陶器
テーマ: 線
花 材: アリウム,ニゲラ,ニューサイラン
テキスト3で学ぶ[構成と線・色・塊] 3-4 複数花器,3-7 直線と曲線, 3-8,9 色をい, 3-13 マッスと線 などを複合したお稽古になりました
①丹頂アリウム ユリ科 ネギ属
水揚げ: 水切り
出回り: 2～7月
ヨーロッパ～イラン
花持ち良い。香リがあるのでいける場所に気を付け、こまめに水替えをする。
畑ではネギ坊主の頃だろうか、丹頂アリウムも言ってみればネギ坊主
Allium sphaerocephalon
アリウム スフェエロケファロン
sphaerocephalonは「丸い頭の」
②ニゲラ キンポウゲ科 ニゲラ(クロタネソウ)属
水揚げ: 水切り
出回り: 周年
ヨーロッパ南部
水揚げよく蕾もつぎつぎ咲く。野外ではいまニゲラが咲いているけど、流通は周年なのね
ベールに包まれたような花の姿を生かす。そのまま使うとやさしい感じになる。
Nigella damascena
ニゲラ ドマスケナ
damascenaは「シリアのダマスカスの」
③ニューサイラン ユリ科
水揚げ: 水切り
出回り: 周年
葉物の中でもっともシャープな印象を持つので鋭い直線をいかす。折り曲げる・丸める・裂く・ひねるなどいろいろな変化がつけられる。
Phormium tenax
フォルミウム テナクス
ニュージーランド
tenax「丈夫な・からみ合った」
余談ですが、帰りに池袋のジュンク堂に寄ってロレイン・ハリソン著・上原ゆうこ訳『ヴィジュアル版植物ラテン語辞典』原書房￥2,800を購入しました。入荷待ちで一回、集中レジの込み合い具合におびえて2回あきらめた本ですが、手に入れたい気持ちと行動制限のない今のうちにという気持ちでレジに並びました
手に入れたのがうれしくて、さっそく
今日の花材の「種小名」の意味を調べました
今日の花材の「種小名」の意味を調べましたなるほど、なるほど・・・です
後日、シャクヤクとシランとアイリスをいただいたので、足してみました
シランは、普段のいけばなではあまり扱わないです
おそらく初めていけました
翼朝、シャクヤクがびっくりするほど開きました