ねこじゃらし2

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210315 卒業祝い花

2021年03月15日 | いけばな
附属中学校の卒業式にむけて、同窓会からいけばなでお祝いしました
作楽会いけばな教室のT先生の助手としてお手伝いさせていただきました

花器: 籠、花器、敷物、皆先生の自作作品
花材: ムギ、ヤマブキ、ラナンキュラス、レンギョウ
 
ご卒業、おめでとうございます
 
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今日の花材
 
レンギョウ
水切り、割を入れる 
中国中東部原産で日本には江戸時代前期に栽培記録がある
モクセイ科。Forsythia suspensa (Thunb.) Vahl 
雌雄異株
 
ラナンキュラス 和名ハナキンポウゲ
切り花として冬から出回る(12~4月)。水切り
葉は適度にまたは全部取り、花と華奢な茎の線を際立たせる。
キンポウゲ科 Ranunculus asiaticus L.
ウマノアシガタに近縁の園芸品種。球根植物開として花期5~6月。
キンポウゲ属の学名がラナンキュラスRanunculus、ラテン語で「小さなカエル」。湿った場所を好んで生えるから。
大田花きfloral japan には45品種が載っていました
 
ヤマブキ 山吹
水切り、水揚げはあまりよくない。出回り時期3~5月。
枝は撓めにくく折れやすいので自然の枝ぶりを生かす。
バラ科 ヤマブキ属。Kerria japonica (L.) DC.
一属一種。日本と中国に自生する
 
ムギ 麦
水切り。出回り1~5月
花材用に出回るのは主にオオムギ
葉は適当に整理するが葉の付け根の節は折れやすいので丁寧に扱う
野生のオオムギは中央アジアから中東にかけて広く分布する
紀元前7000年ごろに栽培化されたと考えられている
インド→中国→を経て4世紀には日本に入った
米と共に重要な穀物の一つで、麦飯・味噌醤油の原料、ビール・ウイスキーになるのはオオムギ、パンに使われるのはコムギ
イネ科 Hordeum vulgare L.
 
参考: 現代いけばな花材事典