ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

210306 アンギョウカンザクラ安行寒桜・オオカンザクラ

2021年03月06日 | 植物・園芸など
ソメイヨシノの開花予想は3/15
一足先に、地元でアンギョウカンザクラ安行寒桜と呼ぶオオカンザクラが満開を迎えています
カンザクラは気象条件により花と同時に葉が展開するけど、アンギョウカンザクラは花が先に咲く

オオカンザクラは花弁に細かい鋸歯がある
少し早く咲いたカワヅザクラは花弁に鋸歯が無い

萼片は先が丸く鈍く鋸歯が無く最下部で幅が最大
萼筒は細長く7~9.5mmと大型
この写真では先が尖っていますが・・・
一方、カワヅザクラは、萼片の先が尖り、内側に巻込み、下部に角張がありそこに1~2個の鋸歯がある
駅前やこのように小学校の前の並木は、咲きそろった安行寒桜(またはアンギョウザクラ)がきれい
 
アンギョウカンザクラ
カンヒザクラとオオシマザクラの種間雑種とされる
 

210306 彩の春とまだまだ冬芽 

2021年03月06日 | 植物・園芸など
カワヅザクラが葉桜になっていく中、アンギョウカンザクラ安行寒桜が満開を迎えました


駅前、小学校前、並木が咲きそろいきれいです
 
アンギョウカンザクラ安行寒桜・オオカンザクラ大寒桜
Cerasus × kanzakura  'oh-kanzakura'
 
 
 
日差しはまだ寒いですが、納入と買物の帰りに植物を見ながら遠回りしました

白花に続き、赤花のアセビが満開です
アセビ馬酔木別名アセボ 別名アセボ
Pieris japonica (Thunb.) D.Don ex G.Don subsp. japonica
ピエリス ヤポニカ ヤポニカ
ツツジ科 アセビ属
 


プランターに菜の花が咲いていました。三浦ではカワヅザクラ並木の下が線路に沿って一帯が菜の花できれいだったのを思い出しました。
菜の花という植物は無い アブラナまたはアブラナ科の黄色い花はみなナノハナ菜の花
料理番組で葉の花と厚揚げと豚肉の煮込みをやっていた、お腹すいてきた
 
アブラナ別名ナタネ菜種
Brassica rapa L. var. oleifera DC.
ブラッシカ ラパ オレイフェラ
アブラナ科 アブラナ属
 
セイヨウアブラナ
Brassica napus L.
 
 
洋服屋さんの店先は今年もプランターいっぱいのチューリップ
チューリップ
Tulipa gesneriana L.
ツリパ
ユリ科 チューリップ属
 


商店街のプランターは葉牡丹からストックに植え替えられました

ちょっと見はわかりませんが、このプランターには八重に交じって一重も
ストックは種の半数が二重、半数が一重なので、苗生産で双葉の頃に選抜して育てて出荷する
でも、こうして混じっちゃうこともある?
 
アラセイトウ 別名ストック
Matthiola incana (L.) R.Br.
マッティオラ インカナ
アブラナ科 マティオラ属
 
 

ペデストリアンデッキのキンモクセイの足元はキンセンカとリビングストーンデージー
家のベランダでもカレンデュラの株が大きくなってきた
花が閉じたり開いたりしている 
不思議なもので縁のなかった花だけど、ベランダに来てから愛着の様なものが徐々に湧いてきた
 
ヒメキンセンカ姫金盞花 別名ホンキンセンカ、キンセンカ
Calendula arvensis L.
カレンデュラ アルベンシス
キク科 キンセンカ(カレンデュラ)属
 
 
ヘラマツバギク別名リビングストンデージー
Dorotheanthus bellidiformis (Burm.f.) N.E.Br.
ドロテアンツス ベリティフォルミス
ハマミズナ科(旧ツルナ科) ドロテアンツス属
ベリディフォルミスは「ヒナギクのような花」という意味
日本へは昭和10年に入った。花言葉は無邪気
 
 

ストックに似ているけれど、こちらは1輪1輪が金魚に似ているキンギョソウ
 
キンギョソウ金魚草別名スナップドラゴン
Antirrhinum majus L.
アンティリナム マユス
オオバコ科(旧ゴマノハグサ科) キンギョソウ属
majusは「5月」の意味
 

駅前商店街ではデージーも
ヒナギク雛菊 別名デージー・デイジー
Bellis perennis L.
べリス ペレンニス
キク科 ヒナギク属
小振りのポンポネットと大輪のチロリアンデージーなどの品種がある
 


もちろんまだまだパンジーも
パンジー、ビオラ、サンシキスミレ
Viola x wittrockiana Hort. ex Gams
ビオラ ウィットロキアナ
スミレ科 スミレ属
 


いつも寄らせていただくお寺の鐘撞き堂にはハクモクレン

咲き始めの花には芽麟が残っていました、咲き進んだ花にはなかった
 
ハクモクレン
Magnolia denudata Desr.
マグノリア デヌダタ
モクレン科 モクレン属
ハクモクレンは花弁と萼片で9枚
コブシは花弁6枚で萼3枚は小さく、花の下には葉が1枚つく
コブシの方がやや早く咲くので、もう咲いているかも、さがしにいこう
 
参考: 庭木・街の木p.148
 


バラ科の何か、桃かと思いますが・・・宿題

その木の樹皮のようす・・・宿題
 


ボケにはいろいろの花色がある。これは淡い朱色の濃淡で素敵
まだ、実が残っていました
ボケ木瓜
Chaenomeles speciosa (Sweet) Nakai
カエノメレス スペキオサ
バラ科 ボケ属
 

医療モールのビルの庭はいつも子供たちが大勢遊んでいる
宿題になっていた木はやはり、リョウブの様です
シカの角のような枝ぶり
「仮軸成長」、長枝の先端の芽が伸びるのではなく少し下の芽が長枝になり、少し斜めに出てやや上向きに曲がりながら伸びる。落葉している今はその様子がわかる。花の時期はこの特徴はわからなかった。
芽麟が脱げかかって陣笠をかぶったよう・・・とはハンドブックに書いてある通り
現れたのは裸芽
枝先に葉痕が集まる
リョウブ
 
Clethra barbinervis Siebold et Zucc.
クレトラ バルビネルウィス
リョウブ科 リョウブ属 
冬芽ハンドブックp.74 樹木ウォッチングp.75
 
 
針葉樹にも冬芽がついている
マツ科のトウヒ(Picea)属の何かではないかと思う・・・宿題
 
参考: 庭木・街の木p.182 みんなの趣味の園芸・トウヒの仲間
 
 
葉裏のたくさん実をつけたサワラ、ヒノキと似ている
葉の先が尖り、裏の白い模様・気孔線はX字(ヒノキはY)、葉の先端は尖る
実はヒノキより小さい
 
サワラ椹
Chamaecyparis pisifera (Siebold et Zucc.) Endl.
カマエキパリス ピシフェラ
ヒノキ科 ヒノキ属
 
庭木・街の木p.173
 
 
冬花壇を明るくしてくれるノースポール
ノースポールギク別名ノースポール・クリサンセマム・レウカンセマムパルドサム
Mauranthemum paludosum (Poir.) Vogt et Oberpr.または
Leucanthemum paludosumChrysanthemum paludosum
キク科 フランスギク属
 
イベリス別名トキワバナ・マガリバナ屈曲花・キャンディタフト・ナヅナザクラ
トキワマガリバナ別名トキワナズナ
Iberis sempervirens L.
イベリス センペルウィレンス
あるいは Iberis amara L.
アブラナ科 マガリバナ(イベリス)属
 
 
こんな風にして歩いていたら、歩道や駐車場の舗装の隙間や公園の隅に雑草がちらほら花をつけ始めているのを見つけました
 
そうこうしていたら、中学校の卒業祝い花について、いけ込み助手の依頼が来ました
うれしいです
 
また歩いて見よう