クヌギの枝に、もう、どんぐりができ始めている。まだ若くて、殻斗は緑色。まだ、堅果は見えない。
殻斗に棘がぼさぼさついているのはクヌギとかアベマキのどんぐりの特徴で、葉はクリと同じように側脈が並行で葉縁から飛び出ている。飛び出た葉脈の色、クヌギは透明、クリは緑色。
季節はどんどん変わっているんだな。
「ドングリと松ぼっくり」で調べて見ると、この写真のどんぐりは昨年受粉したものだとわかった。
クヌギは2年型。4~5月に咲いていた雌花にはまったく気が付かなかった。これから緑色のどんぐりが表れて、殻斗も堅果も茶色になっていく。今年受粉した雌花はまだ小さく、冬を越す。同じ木に両方見られるはず。今度探してみよう。
参考図書:平野隆久(写真)・片桐啓子(文),2001.森の休日2.探して楽しむドングリと松ぼっくり.山と渓谷社