ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

180719 クヌギ どんぐり

2018年07月19日 | 植物・園芸など

クヌギの枝に、もう、どんぐりができ始めている。まだ若くて、殻斗は緑色。まだ、堅果は見えない。

殻斗に棘がぼさぼさついているのはクヌギとかアベマキのどんぐりの特徴で、葉はクリと同じように側脈が並行で葉縁から飛び出ている。飛び出た葉脈の色、クヌギは透明、クリは緑色。
季節はどんどん変わっているんだな。

「ドングリと松ぼっくり」で調べて見ると、この写真のどんぐりは昨年受粉したものだとわかった。
クヌギは2年型。4~5月に咲いていた雌花にはまったく気が付かなかった。これから緑色のどんぐりが表れて、殻斗も堅果も茶色になっていく。今年受粉した雌花はまだ小さく、冬を越す。同じ木に両方見られるはず。今度探してみよう。

参考図書:平野隆久(写真)・片桐啓子(文),2001.森の休日2.探して楽しむドングリと松ぼっくり.山と渓谷社 

180719 ポプラ 

2018年07月19日 | 植物・園芸など

ポプラの道。
暑い夏に涼しげなこの道を歩くのが好きだ。日陰を作るということではなくて、1枚1枚の葉がひらひらと風に揺れるところが涼しげ。

葉が揺れるのには、構造上の理由があり、メリットがあるという。


葉柄が葉身に近づくにつれて左右に扁平になっていて、葉の面と葉柄の面が直角になっている。この構造のために風をうけると、ふらふらと葉がそよぐ。すると密集したどの葉にも日光や二酸化炭素がいくようになっているそうだ。


葉の裏に蝉の抜け殻があった。アブラゼミ。
まだ、あまり鳴き声を聞かないけれども、羽化していたんだな。

抜け殻から蝉の種がわかるアブラゼミとミンミンゼミの見分け方は こちら→大阪市立自然史博物館の頁