
地震の起きた11日鶴岡は大雪でした。
店の前を除雪していた息子に、仙台の肉の工場から電話が入りました。
「千山閣さん!すばらしくいい肉入ったから、半丸ストックしといたよ!」話の途中「津波だー!」と、電話が切れてしまった。
除雪も終わった息子は普通どおり店を開いた。
・・店やめれ!キチガイと思われるよ!・・とメールしても聞かず、除雪をしてて、テレビも見てないから、営業してた。
次の日、恐ろしい事が起きてたことを知った。
なまなましい電話の声が、脳裏から離れない。電話は通じない。
何日かしたら電話が来た「工場も流されてしまった!家も流されてしまった!オレはすぐ逃げて助かった!
運よく千山閣の肉は、別の場所にストックしといたから助かった!でも運ばれないから取りに来てくれないか!」
毎日毎日心配で、心配で「ああーよかった!生きててくれてよかった!」
ドラマティックな感動の肉です。ありがたい!感激です!喜んで仕事をさせていただきます。
大事にお客様に喜んでもらえるように、つかわせていただきます。ありがとうございます。