仙北市立中川小学校

学校の日々を管理人のつぶやきでお伝えします

図を使って考えよう

2016-03-03 12:55:26 | 日記
1年生の算数の時間です。
問題『赤い紙が7枚あります。青い紙は赤い紙より5枚多いそうです。赤い紙はなんまいありますか。』

Kさん「私は12―5=7だと思います。赤い紙は青い紙より5少ないからです。」

みんな「え~っ。たし算じゃない。」  Kさんはじっと考えています。

Soくん「赤い紙が7あって青い紙は赤より5多いんだから,7+5=12です。」


I君「ぼくはKさんの考えを聞いてやっぱりひき算だと思いました。問題の中に“(赤い紙より5)多い”とひき算の言葉が入っているからです。」

後ろの学習の足跡を見ると,なるほど,“多い(でしょうか?)”はひき算言葉の中に入っているね。

Saくん「図を見ると,赤い紙が7で青い紙は5多いので,青は全部で12になるから,式は7+5=12です。」

ここでひき算の式を書いたKさんは納得。 「やっぱりたし算に考えが変わりました。」
さぁ,後はI君だね。みんなで納得させられるかな。

Aさん「私がI君を納得させます。ひき算言葉を見ると,“(どれだけ)多いでしょうか”と書いてあります。」

「問題には“多い”はあるけど“でしょうか”がついていません。だからひき算ではないと思います。」
みんなで教室の後ろの学習の足跡コーナーを確認。

確かに“どちらが多いでしょうか?”のときがひき算なんだね。

ここでI君「納得しました。みんなの話を聞いていてやっぱり式はたし算だと思いました。」

自分の言葉で話し合い,相手の意見をよく聞き比べてみんなが納得,同じゴールにたどり着きました。
このやりとりに,先生から“50円玉”ならぬ“50はなまる”をもらった1年生でした。

帰りの会が終わった1年生と玄関で会いました。「算数の時間に50個はなまるもらったから,今日は全部ではなまる230個もらったんだよ!」。


算数の時間の風景を,7コマ漫画風にお届けしました。

明日は6年生ありがとうの会が3・4校時にあります。


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