⚡️米ヌカ道楽倶楽部⚡️ 微生物の無限の可能性

農業と林業をベースに、微生物の力を最大限活用して環境再生に取り組んでます。このブログは活動と日々の暮らしの記録です。

1968 昭和43年

2024年04月02日 20時06分00秒 | farm
タケノコ出荷が始まりました。今年はイノシシ被害が例年に増して凄まじいです。年々過激さを増しています。


そんなタケノコを掘る最中にふと面白い物を発見。

1968年の年賀状の版画です。何故こんなものがと言うと、今竹林だった所に昔家が建っていたらしく、ある時火事で燃えてしまったらしいのです。そこが竹林に呑まれて50年以上過ぎてボクがそこでタケノコを掘っているというご縁。(笑)


ボクは当時生まれても無いけど、とても動乱の時代だったみたいですね。でも、おそらくこの版画の持ち主一家は山の中で平穏に過ごしていたのではないかと想像してしまいました。


この竹林の真下に空き家があり、家主は大きなレストランホテルの料理長をされているのですが、たまに帰ってきてはゆっくりされているのをよく見ます。

少し前に、ココは家が建ってたんですよね?と聞いたら、[うーん、年の近い女の子がおってなぁ〜家が燃えて大阪に家族で行ってしまったとたいね〜。どげんしよるやろかなぁ〜幸せになってくれとったらよかなぁ〜]と感慨深く言ってました。


料理長のおじさんは、生まれ育った山の家が恋しくてたまらないそうです。山水、薪風呂、牛がいて、四季を強烈に感じる暮らしが懐かしくてたまらないそうです。


大阪に行った一家の誰かも懐かしく思って、いつか訪ねて来るかもしれない。その日にこの年賀状の版画を渡せたら良いな〜。







そして、ヤギはまさかの三つ子でした。初!初めて知ったのですが、ヤギはタケノコが好物なんですね。もうバリバリ食ってます。やめられないとまらないって感じ。あとニワトリもタケノコ大好き!知らなかった!


そしてそして、やはり山の旬の食べ物というのはものすごくエナジーがあるらしく、母ヤギのお乳の出が凄く良くなりました。濃度も濃ゆいです。お乳周りがずーっとベッタベタです。そしてそれを飲む子ヤギも過去一で成長が早い!イノシシ元気な筈だ。人間も沢山食わなきゃいけない!


子ヤギは男の子。めちゃくちゃ可愛いけど、可愛がってくれる方にお譲りする事にしました。人間にたっぷり懐かせてから渡そうと思います。

もし欲しい方いたら、selamutja@live.jp
まで連絡ください。









潮見表と睨めっこ

2024年03月23日 19時15分00秒 | farm
現在、春のヤギ出産期真っ只中です。


あとどれくらいなのかなぁ。と、乳房の張り、お腹の下り具合を毎日チェックしてますが、なかなか産まれません。多分また双子です。

ヤギを飼い始めてもう五年が過ぎますが、これを無邪気と言うんだろうなぁと思うことしかりです。犬とも猫とも違う、頭の中空っぽな感じ。ボクのヤギと日向ぼっこしている時は、禅の世界です。


動物にも階層があり、チャンネルがあり、そのチャンネルの合わせ方がそれぞれある気がするのです。その達人がムツゴロウさんでしょう。動物が懐く人には自然と子供も懐く気がします。








全く飼う気が無かった、廃鶏の雄鶏と聞いて食べる前提で貰った鶏は、全てメスだったと言う衝撃を喰らいました。あの時絞めなくて良かったです。


毎日、この無駄飯食らいが!と言いながらも可愛がって栄養豊富なご飯を頭を捻りながらレシピを考えてやっていたら、ある時草むらに卵を見つけたのです。


それが一つ増え二つ増え、現在毎日12個産むようになりました。月に360個です。冷蔵庫入らないです。。。


もう三年以上経った雌鶏は普通産まないみたいだけど、放し飼いにして、栄養豊富な餌と水分を与えて暖かい暮らしをさせたら、また産み始めるんですね。感動しました。


出張行って帰ったら、自分の家が全くの異次元で改めてビックリします。動物がこんなにいるんだ!と(笑)多分だけど、ボクが菌、微生物を毎日可愛がって過ごしてるから、違う生き物も引き寄せているのかもしれません。鳥達はこっちに来てから毎年増えるし、昆虫も桁違いに多いです。でも、かと言って悪さはあまりしません。



話は戻り、ヤギの出産時期を潮のタイミングで予測しているのですが、次の大潮は25日でした。


おそらく、25から28までに産まれるのではないかと予測して準備しています。






イノシシにやられない様になる迄の期間は屋内でお母さんのおっぱいと、ヤギ用粉ミルクをたっぷり人間の手であげて育てます。


この期間は出張仕事行きたくない位可愛いです。


コワモテのオジサンもメロメロにしてしまう位ですからね!







小麦断ち5年

2024年03月09日 10時44分00秒 | 日記
重度の小麦アレルギーだと言う事が分かって5年が過ぎます。最初はアレルギーなんて嘘よ。と言って敢えてラーメン食ってたのですが、どうにもならない食べた後の眠さとダルさと無気力さは、腸の活動がいかに思考や精神に強く影響するかを分からされました。


ボクの場合には、20歳前半にインドネシアのジャングルで奇病に罹り、帰国してから感染症センターに隔離され、とてつもない数の抗生剤を注入したのでそれが腸内細菌を死滅させてアレルギー反応を起こす原因になったのかなぁと、憶測ですが考えました。


抗生剤やステロイドなどの強い薬は腸内細菌を極端に減らすそうで、浄化槽屋さんが言うには、薬を沢山飲む家は匂いで分かるそうです。


この腸内細菌を復活させるには色々と各々のやり方に合った方法が沢山あると思うのですが、やはり一番大事なのは今原因になっている事をストップする、水漏れしていたらまずは元栓を閉める事だと思います。


日本人の小麦アレルギーは案外多いみたいですね。
小麦が食べられないとなると結構落ち込むと思うけど、今は代替え品が沢山あるし、そもそも蕎麦を沢山食う文化が日本人にあったんだから、ラーメン屋との比率が逆転する位に戻って欲しいとボクは願うばかりです。


小麦を断ってから、腰回りが軽快になった事、朝スカッと起きられる事、快便、快眠、良い事づくしでした。こうやって言うと小麦が悪者みたいですが、ダラムサラで食べたモモや(小麦の生地の小さなギョウザ)やパンは凄く古い小麦の品種で製粉も荒く、あまり調子悪くなりませんでした。









高いとこ登るようになってから、めちゃくちゃ体調によって成果が違う事に気づいてからは、もっと徹底的に体が求めないものを排除する様になりました。完璧には無理だけど、なるべく、出来るだけ。


そしたら、自分の体調良くなるだけでなくって、余裕が出来るから周りの人にも目を掛ける余裕が生まれるんですね。
そしたらありがとうって言ってくれるから、こっちも嬉しくなる循環が生まれるんだなぁと、小麦を絶ってから5年してふんわり分かってきました。


人生を好転するにはまずは自分の身体からだなぁと。



よく断食をするのがあるけど、いっときやったとてまた元の普段の生活に戻るなら無意味だと思います。と言う自分も、一月二月の断食やってハードな生活をすると言う事をやっていたけど、唯の自己満です。(笑)


フツーに生きているそのレベルを相対的に全体的に上げるってのが一番だと思いました。








薬師如来さんの霊場から初めてオファーを頂く事になり、北九州まで高所剪定に行ってきました。屋根は残念ながら長年の落ち葉と落ち枝で崩壊してましたが、凄く古い仏像が沢山あり、どこか懐かしい感じがしました。


ボクは坊さん(ナマクラじゃない方)と凄く縁があり、今でもこんな修行僧がいるんだなぁと感心してしまう事が少なくありません。みんなそれぞれに強烈なクセはありますが、共通しているのは強い偉いの世界とは対極にある菩薩の心、情けと優しさを感じる事であります。


この精神を持つことが、目には見えないけど強いお守りの様な気がした春の出張仕事なのでした。

春風

2024年03月04日 13時57分00秒 | surf
大好きだったフリーダイビングも波乗りも魚獲るのも、山拠点で毎日の作業を楽しく時にキツくやっていたら何年も足が遠のいていました。


たまにサーフボードを眺めては、行きたいけどそれより小屋作りたいなぁとか、ユンボ借りて道作らなきゃとかが最優先事項になっていました。が、ひょっとした繋がりで地元のヨットクラブに呼んで頂いてクルーになる事に。

クラブの歴史は45年で、まだ初代立ち上げメンバーが主に活動されている由緒正しきヨットクラブ。って言うのは本当だけど少し大袈裟で、船とお酒が大好きな素敵なオジさん達の集まりでした。



風を読んで動くヨットは知的な道楽の様に思っていたのですが、結構ハードで、子供の頃から自然に学べる環境が幼稚園や小学生にあったら素晴らしいだろうなぁと改めて思いました。いや、これから絶対にそうするべきだと強く感じました。


ボクがこれからお世話になる船の一つは、 lela lui と言う船名で、意味はアイヌ語でずっと停滞していた風がまた吹き始める。
みたいな意味だったと思います。



この数年、山で木とばっかり付き合ってたけど、ひっさしぶりに波の上に立つ感覚と水平線は心を洗ってくれました。


凄く心が解放されたから自分を見つめるチャンスと、なんか新しい幕開けを得たみたいで漲ってます。



このフォースを自分のワークにぶち込んで何かの役に立つのが、海への最大の恩返しだと勝手に思っております。








今年の初物

2024年02月24日 19時52分00秒 | hunt
(注)猪の生首でます。見たくない方見ないでください。

我が家の裏山に生息していた大型イノシシのオスを昨晩捕まえました。夜だったから次の日処理しようと思ったら、あまりのデカさとパワフルさに箱罠が半分壊れてました。


なので、深夜だったけどすぐに仕留めをと思って行ったら、感電させて仕留める機械が壊れてしまいました。


あの手この手でどうにか仕留められたけど、なかなかヒヤリとする出来事でした。次への対策を考える良い機会でした。

さて、仕留めたら迅速に腹を抜かなければいけません。なので箱から出そうとするけど、う、動かない。。。初物は多分100キロ近かったんでしょう。檻を噛み締めて絶命してました。


命を頂戴する時は、ボクなりの作法で命を頂戴する事に対して山の神様に心から祈ります。


深夜5時までかかりやっと解体前の段取りを終えたら仮眠して、朝からかみさんと解体作業です。


本当は、死後硬直するのを冷蔵庫で待ってその後死後硬直が解けてから解体するのが一番良いらしいんですが、そんな施設は無いから直ぐに解体します。



解体中に出る切れっ端や脂などのコッパはニワトリが群れになって片付けていました。


はらわたとか毛はボカシに投げ込んで肥料にして、頭と蹄は犬にあげます。コレがいつも狂気乱舞なんです。



あのパワフルさの塊が鍋の中に入ると、ボクはいつも愛らしく感じてしまいます。






30リットルの寸胴に入らない。


何度か茹でこぼししてアクを抜いてから、犬にあげますが2時間も持ちません。。。



レバーは良く火を通したら猫にあげると凄く元気になる気がします。


猪肉や鹿肉はとっても犬の健康に良いので、仕留めても食べない猟師は沢山いるから、貰って自分で解体する人が増えたら良いのになぁと思いますが、多分そうなるんじゃないかな。当然ですが、どこそこのペットフードなんかより遥かに良いと思います。


やっぱり、殺すなら食べる!と言うのは当たり前なルールな気がします。



もう冷蔵庫とストッカーが何十キロもの肉だらけ。嬉しい出来事だけど、キチンと食べ尽くしてあげるには、我が家では週に一頭。多くても2頭かな。


そうすると、かける罠の数とかける時間も自分の生活リズムに無理なく丁度良い気がします。おそらく、この感覚が山の神様から許された恵みの量なのかなぁと思いました。


この感覚はボク的にとっても大切な感覚だと思うので、ちょっとでも共感してくれる人がいたらめっちゃ嬉しいです。



猪肉食べて、今年も沢山頑張ります!