見聞知・録 福井県議会議員 西本正俊  

琵琶湖・若狭湾快速鉄道 実現!

嶺南と嶺北の地域間格差 是正!

日々一考日記4/24日曜日

2005年04月24日 | 見聞知・録
日経新聞の「漢字コトバ散策」の記事に触れてみたいと思う。

題は「民を救う」責任意識 である。
「経済」は、英語のエコノミーあるいはエコノミックスの訳語である。
明治の初期には同義の語に「理財」(財をおさめる意)があり、「経済」と平行して用いられていた。
明治二十年代までは、むしろ「理財」の方が優勢で、東大の前身である帝国大学で、「理財学」の講座が「経済学」と改称されたのは明治二十六年のことである。
それ以前の「経済」は、もっぱら「経世済民」あるいは「経国済民」の意味で用いられていた。
「世を経め民を済う」ことである。つまり国政を担当する人が自己に課した責任意識の表現として「経済」があった。
近頃の「経済」の話題は、何やらマネーゲームのようなイメージが強い。こんなことなら、いっそ英語の意味に忠実な「理財」に戻したほうが良い。「民を済う」の民とは社会的弱者のこと。経済人も政治家も、あえて「経済」という迂遠そうな訳語を選んだ先人の知恵に、思いを致すべきではないか。

という記事である。
政治家への警鐘と受け止めるべきであろう。


今日はでした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日々一考日記4/23土曜日 | トップ | 日々一考日記4/25月曜日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

見聞知・録」カテゴリの最新記事