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(法面の草が食べつくされ、はげ山になっているのがわかる写真)
私の住んでいる遠敷(おにゅう)地区の上根来(かみねごり)へ、地元関係者(区長、公民館長等)の皆さんと鳥獣害の現地視察に行ってきました。
嶺南地域(敦賀市、美浜町、若狭町、小浜市、おおい町、高浜町)は鳥獣害に苦しんでいます。
特に近年はシカの爆発的な増殖により農作物への被害が深刻になっており、村部にお住まいの皆さんから鳥獣害対策について機会あるごとに獣害対策の要望をいただいています。
鳥獣害はシカにとどまらず、サル、イノシシ、アライグマ、クマそしてハクビシンにいたります。
上根来地域の山の草草は、シカにより食べつくされ、斜面はハゲた状態になっており、遠くに見える山々もところどころがハゲ山状態となっているのがよく分かります。
地元の皆さんが心配されているひとつとして、近年のゲリラ豪雨が山にとどまることなく、いっきに雨水が出て洪水が発生しないかと危惧されているのです。決してあり得ない話ではないように思います。
鳥獣害の対策としては、被害防除として電気柵と金網の設置、そして個体数調整として有害鳥獣の捕獲が現在実施されています。また緩衝帯整備が今年度から実施される予定となっています。これら三種類の獣害対策をうまく組み合わせすることで少しでも獣害を防ぐことができればと考えます。特に、今年度から実施される緩衝帯整備は案外と効果が出るような気がします。
視察の途中に立ち寄った「不動の滝」です。地元の上根来区民の皆さんが整備された「鯖街道」の名所です。
福井県と滋賀県の県境の頂上にある「おにゅう峠」の碑です。
「遠敷谷と小入谷の交流会 11月8日(土)」もあわせてご覧下さい。
今日はでした。