日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括0220

2010-02-20 12:10:51 | 今週の株式総括
今週の株式総括0220

 オリンピック一色で国会は、党首討論も蚊帳の外、攻める野党も質問は献金問題ばかり、予算問題は一体どうなっているのだ。折角やろうとしていた公務員改革は、ほんの形式的なものになって、改革と言っても改革の何のかけらも見られない。政治家に献金するのはいい政治をやってもらうために出すのだから、沢山お金を集めた小沢さんは、いい政治をしたということになるのか。それもごく一部の人に、ゼネコンの人に。20数億円のお金を自由に右から左に動かして、帳簿に記載しないでキャッシュを動かす。悪いおかねの足跡を残したくないからやる。他に言い訳は何が在るのだろうか。あれだけ言われて、それでも国会に出ないでいいように頑張る。言い訳、答弁出来ないから国会喚問に応じない。それしかない。そう思われても仕方がない。

 明るい話題はあった。駅のホームから転落した女性を、反対側から入ってきた電車に乗って男性が、とっさに飛び降りて線路上の女性を救出した。女性は気を失って、侵入してくる電車を、もう避けることが出来ない。と、とっさに判断した男性は、線路の間に女性を寝かせて、ホームのひさし部分に転げ込んだという。女性と電車の間は30センチ、危機一髪、この勇気在る男性の機転で女性は救われた。電車は女性の上、5両目で止まったという。警察から感謝状が送られたそうだ。只それだけ。

 韓国が冬季オリンピックで大活躍している、韓国の財閥で過去問題があって捕まったあの会長、活躍した選手に自腹を切って賞金を出すそうだ。鳩山さん、どうせ貰ったカネじゃないか。あれだけボロボロに言われて贈与税を払って、日本一の脱税王といわれるなら、オリンピックで活躍した選手に、そっくり自腹を切って賞金にでも出したら、許されることもあるかも、さすが鳩山の息子だと、おじいちゃんも喜ぶものを・・・・。大きな大人がもう「母が、母が・・・・」というのは、ヤメにしたら。少しでも小沢さんの爪の垢でもと、世の中なかなか上手く行かないものです。あの勇気在る男性とオリンピックで活躍した選手に、自腹で賞金を、官邸で贈呈する。これこそ、組閣以来下がり続ける内閣の支持率の回復と、参院選勝利間違いなし。と、思うのだが。この声届かないかなあ。



 海外市場が今週お休みとなると、週初め、とたんに東京市場は殆ど動きがない。「最大益ボード」は、NK平均が、15日月曜日に、「買いシグナル」が点灯した。NYはすでに、「買いシグナル」となっているだけに、上昇のチャンスが近づいたと見えた。木曜まで比較的順調に動いていたが、FOMCが大方の予想に反して公定歩合引き上げを敢行した。日経平均も金曜、朝方から、NY株の上昇もいざ知らず下落基調で始まり、引けにかけては急落、212円の大幅安で終わった。出来高は少ないし、先物を利用した機関投資家の仕掛け的な売りで下げ幅が広がったようだ。

 出口戦略といいながら引き締めを見送っていたが、まさに大方の予想に反してFOMCは利上げを敢行した。景気が悪い悪いと言って金利を引き下げていた米国が、もはや急激によく成過ぎにある判断したのだ。ちょっとここは手綱を締めないと行き過ぎる。過去の経緯を見ると、その最初の判断が一番むずかしいのだ。景気が引き締めによって悪くなるのなら、公定歩合引き上げなんて考えられない。FOMCは、景気がよくなっている。ダダそれが「行き過ぎ」、「過熱」を抑えるためにやったのだ。景気がよくなっていることを確信したからこそ引き上げに踏み切ったのだ。

市場は、全く逆の反応をしたとしか思われない。あれもこれもと言ったら言い過ぎになるかもしれないが、市場は今、コンピュータ売買とか、万分の1秒だとか、スピードだけを競って市場を先読みした売買が横行している。ゴールドマンが大幅に利益を上げたのがそれだと言われている。全く企業の業績だとか景気の先読みだとか、マクロ、ファンダメンタルを無視した売買が横行する。資金力によって市場を席捲する。そんな動きがあちこちに見られる。

証券会社のトレーダーとか、個人投資家のネット売買投資家は、その間隙に右往左往となっている。そんな姿が、浮きぼりとなる。大口投資家、先物を使った機関投資家の動きによってドタバタ劇を繰り返えされる。その後には、損金や評価損を抱えたファンドや、証券、投資家がゴロゴロと瀕死の状態で、次は何かと蠢き、狼狽え、さ迷っている。

トレードとは、安いところで仕込んで、高いところで売却する。それも短期間で執行する。

上がっている株出来高の多い株、そんな株は多くの人の目が向いている。動き出せば加速度的に動く、次第に便乗する投資家が増えて殺到する。自ずと、安いところで買える人は少なく、高いところで商いが弾む。ババを掴むのは、大人数で情報を後から聞く人、知った人。早く買った人は、早く売ることを考える。利益確定、さや抜きなど、そんな言葉が当てはまる。そんな騙し合いの毎日の繰り返しに、敗退、撤退して逃げて行く人が数多、当然の現象となる。そんな世界にプロなんてない。そんな人が破れて行く世界を幾多も見てきた。株の世界、勝負の世界に本当のプロなんて、ほんの一握りしかいない。自分でプロだといっている人程、一番危ない。皆も儲けさせ喜びを分かち合えてこそプロなのです。多くの人を悲しみ、泣かせ、不幸のどん底に陥れた人はプロとは言えない。詐欺師というべきだ。プロは、競技に参加したり観客に、大きな感動や喜び与えるそんな人に与えられる言葉と思う。

私は、ただ黙って「最大益ボード」を、きょうも眺める。

日経拾い読み0220

2010-02-20 07:27:04 | 株式ニュース
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2010/2/20(土)
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*カザフスタンと原子力協定、ウラン確保へ技術協力、東芝などに追い風、原発受注の商機拡がる

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--2/19夕刊--
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*内閣人事局を4月設置、天下り根絶へ監視組織、公務員法改正を閣議決定

*円下落、一時92円台、日経平均大幅下げ