日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括1016

2009-10-17 11:38:51 | 今週の株式総括
今週の株式総括0116

 日銀が景気判断を上方修正、街角景気も2ヵ月ぶりに改善した。ヘッジファンドの資産が4ヵ月ぶりに9兆円増加し、投信市場も復調の兆しで運用成績が改善し個人資金が回帰を始める。マンション市況は、9月の販売戸数が25ヵ月ぶりに増加に転じた。機械受注は8月前月比0.5%増、工作機械は9月前年比61,9%減だが金額は今年最高を記録した。倒産件数も上半期1.4%マイナスと4年ぶりに減った。

米主要小売り1年2ヵ月ぶり0.1%増加に転じた。米航空業界も乗客復調の兆し、JPモルガンは7-9月3.2倍の純利益3200億円、インテルは7-9月8%減益だが、売り上げ改善でIT景気に回復が期待される。

中国は新車販売台数が乗用車83%増で101万台となり、景況感も2期連続改善、インドも新車販売が大幅に増加している。ベトナムには住宅市場の成長性を見込んで企業が続々参入している。

 エコノミストは、短期経済成長は政権交代で47%が鈍化すると、予測している。はたしてそうだろうか。

実体の経済を見れば、あまりにも今までの経済が悪かっただけに、悲観人気にとらわれすぎているのではなかろうか。経済の回復は、小さな出来事が倍数的に重なって、相乗的に回復につながることを忘れている。いま経済回復の足音が各所に始まっている。これからそれをしっかりと見届けていかなければならない。

 為替は、円高の局面を脱したか?

藤井財務相の「為替の動きを静かに見守る」の発言を受けて、投機筋の「ドル売り円買い」を誘ったが、87円を下に切ることはなかった。先の政権のように余り口出しをしないのが返って良かったのか、自然に反転したことは意義がある。WTI、金など商品が一斉に上昇に転じた。経済回復の足音が近づいていることが分かる。

だが東京市場の株価はどうだ。NYダウに日経平均は、単位こそ違え絶対値で、いよいよ追い抜かれる可能性がでてきた。まだ経済手腕はなんら発揮していない鳩山政権の経済に無頓着を評価したのだろうか。

株価は、政権発足後下落して低迷したまま、今はマニフェストの実現に奔走しているところ。天下りや無駄を省いてこそ、本当の未来が開ける。そのまだスタートは切ったばかり、これから経済回復への取り組みが具体化して、その効果・実績を評価する段階へと変わっていく。

政権が変わってすぐに経済まで期待するのは酷、少しは辛抱しなければならない。今までの自民政権では、なしえなかったことを今どんどんやっている。政治ががらりと変わった。霞ヶ関が変わり始めた。必ず先には新しい展開が開ける。その評価はそれからだ。

 「最大益ボード指数」で、NKもNYに続いて買いシグナルが、点灯した。NYには、大分遅れてのシグナル転換となったが、9月17日に10443円で「売りシグナル」になって以来、営業日17日ぶりで、しっかり日柄整理が出来、IDXの水準も、先の7月の安値水準と、ほぼ同じくらいまで下げての出直りだけに、「買いシグナル」の点灯の信頼性は高い。何時も言うことだが個別銘柄の投資は、両シグナルが、「買い」に転換してからが、本格投資に適した環境となることを忘れずに。

10/16 pm13:18配信「最大益ボード」を注目の皆様へ、第86弾

NYは年初来高値更新というのに、日航問題で揺れる銀行株は安い。エリオット波動で、下げ5波動を形成している過程だが、みんなが投げているところが買い場になる。ここからは買い下がり「火中の栗を拾う」とはこんなとき。

三菱UFJは、米国の金融不安の真っ盛りに、モルガンに9000億円の出資をした。そのモルガン株いまは3割以上の値上がり、評価益は如何ばかりか!国際会計審は、持ち合い株配当、純利益にすると日本の要望に配慮。

返済猶予制度では、貸し倒れや焦げ付きには信用保証協会を活用し、政府保証する。

こんな材料など、みんな忘れて売り急ぎに買い向かう。それが出来る人こそ、今がチャンスです。

8306三菱UFJ、8411みずほ


日経拾い読み1017

2009-10-17 11:31:24 | 株式ニュース
20091017(土)
*低所得者・新卒に重点、緊急雇用対策、23日メドに、政権初の月例報告、景気厳しい状況に

*来年度予算概算要求95兆381億円、税収40兆円割れも、金額を示さぬ「事項要求」が目立つ、財政規律に懸念も、水ぶくれになる不安

*サムスン日本勢に先行して中国で第7・5世代ガラス基板を使う液晶パネル工場、約2000億円、同2位のLGは8月先端パネル工場建設表明済み

*日航再建、素案受け入れ困難、財務省・政策投市銀、年金債務に不安、支援機構活用案も

*新型インフルエンザ13歳以上は1回接種、厚労省、妊婦や持病患者も、輸入分含め、全人口を上回る量に、インフルエンザ受診患者、都市部で感染加速

*電子マネー流通系に勢い、身近な店舗網に強み、第2の財布、すその広がる、ナナコ9月決済1位維持、、ワオンは2位スイカに迫る

*年金記録解明、厚労省直属の委員会始動、年金通帳、来年度にも

*企業再生支援機構が業務開始、130機関、100億円出資

*株・債券版FX、CFD取引規制強化、金融庁、倍率は個別株5倍まで、株価指数10倍、債券50倍

*人民元に切り上げ圧力、景気回復期待で資金が流入、当局は市場介入を強化

*仏、ベトナムと原子力協力、覚え書きを来月締結、原発の受注を狙う

*米金融、不良債権なお重荷、バンカメ910億円赤字、証券好調、4社、増収は確保、7-9月、本格回復には時間

*GE純利益44%減、7-9月、金融部門の低迷続く

*米鉱工業生産9月0.7%上昇

*独、成長予測を上方修正、10年実質1.2%に、輸出復調見込む

*日清紡、綿紡績、国内能力8割減、来年度に量産品撤退、海外に移管、燃料電池部品など成長分野に軸足、繊維各社需要減で生産再編加速

*英ソニー・エリクソン、最終赤字220億円、7-9月、携帯販売台数が半減

*太陽電池大手、欧州向け家庭市場開拓、三洋は発電効率を高く、三菱電機は英に拠点

*エレベーター、日立、中国で一貫生産、30億円投じ基幹部品工場

*村田製作所、海外生産3割上げ、円高・派遣規制強化に備え

*カシオ、最終赤字70億円、今期携帯販売国内伸びず

*牧野フライス、営業赤字160億円、自動車向け不振

*TDK、4半期ぶり黒字、HDD用ヘッド好調

*アルプス赤字が縮小

*船井電機、営業益7倍、今期100億円、液晶TV採算改善

*安川電、赤字31億円に縮小、7-9月経常損益

*日産車体、最終黒字を確保、4-9月34億円、エコカー減税効果

--10/16夕刊--
*補正凍結2兆9259億円、行革相「2次補正にも活用」閣議決定、来年度予算概算要求94兆円台

*月給、44都道府県で下げ、年収は全47自治体で減、今年度人事委勧告

*グーグル最高益、27%増、ネット広告好調、7-9月売り上げ高も最高

*米IBM、14%増益、7-9月、売り上げ高減少も歯止め

*日航株一時100円、連日の最安値に

*米ギャップ、中国へ出店、来年日本を視野にネット通販を拡大、リストラ一巡、海外攻撃

*大口電力需要16.8%減、鉄鋼・自動車の生産低迷、今年度上期

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 【マガジン名】 今週の株式総括_(週末発行)
  http://www.mag2.com/m/0000262798.html
 
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