日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括0529

2009-05-30 09:16:51 | 今週の株式総括
今週の株式総括0529
もうここまでで出尽くしと思った麻生政権の御粗末が、またも噴出。いい加減に解散したらと思うのだが、補正予算が成立したら、今度は「国会会期延長だ」という。「景気回復が優先」を御旗に、解散総選挙は、「人気が回復したら」の条件となれば、これでは到底かなうはずがない。自ずと解散時機を失して、なおボロ続出では、9月期限までズルズルと首相権限の解散はもうない。総選挙後では、麻生政権なんて誰が見ても考えられず、今のうちに出来ることをやっておけと、補正で天下り先に大量の資金を供給したり、補正の関連法案で国会会期延長で1日何億円もの国会運営の資金無駄使い。いずれ登院できない議員への資金補給をしているようなもの。あれもこれも議員と官僚のもたれ合いで、なれ合いの政策のやりたい放題だ。
GMが債務削減に失敗して法的整理が濃厚となった。破綻は時間の問題と相当分が株価に織り込まれたとはいいながら、水曜日は米国株式は170ドル強と大幅に続落した。しかしそれを受けて始まった木曜日の東京市場株式市場は、寄り付きこそ100円以上の下落で始まったが徐々に戻して日経ダウ平均は殆ど下げなかった。
 北朝鮮が核実験、ミサイル発射など地政学リスクがある中、外国人は買い越し、先物市場では大口の買い物がでて、日経平均を下支えする。
GM破綻は、米財政悪化で金利上昇を招き、ドル安円高は、次第に資源価格上昇、新興国・アジアへの資金供給となって景気回復は株価上昇を呼び込んだ。景気悪化で「債券先物買い」「株式先物売り」を解消にと、一気に進み出した。
「最大益ボード指数」では、NK,NYともに「売りシグナル」となっている。NKは、IDXは60前後で高値のもみ合い、売りシグナル点灯して2日目でその平均点灯期間は6日間と比較的短い。テクニカル的には高値のもみ合い状況とみえ、状況次第では、簡単に「買いシグナル」が点灯する。NYは、既に「売りシグナル」が点灯して、もう9日経過した。平均売りシグナル点灯が8日間だから、いつでも買いシグナルが点灯してもいいぐらいの調整基幹は経過した。
NK平均は先の戻り高値を更新したが、NYが5月8日8574.65を今週は上抜けてくれば、いよいよ面白い場面となる。NK,NY指数が両シグナルとも「買い」になることが、市場環境の好転を判断する絶対条件である。

今週の「ふくろう速報」には、こう記した。http://fukurou.sub.jp/
5/27 am7:56配信「最大益ボード」を注目の皆様へ、第55弾
「7203トヨタ」100株単位(既速報銘柄のフォロー
米国は車の新規制を、16年に前倒しカリフォルニア規制と同等にする。車燃費1リットル15キロと4割厳しく、ビッグ3の負担重く開発投資増迫られる、既に日本車の燃費はハイブリッド車がリッター38キロと倍以上のの燃費を実現、日本勢の優位は動かない。「最大益ボード」は、昨日「買いシグナル」が点灯した。
「6758ソニー」100株単位
部材・素材の調達先を、2500社を1200社に半減し、5000億円を圧縮、家電価格低下に対応し、コスト構造を総点検する。TV・ゲーム苦戦続き、前期最終赤字989億円となったが、今期営業赤字縮小を見込む。大方悪材料は出尽くし、最大益ボードは、「売りシグナル」だが、日柄整理が進んで、いつ「買いシグナル」に転換してもいい。
「6702富士通」1000株単位
前期最終赤字1123億円、リストラ損失を積み増した。今期経常利益伸び率は上位にランクされています。「「最大益ボード」では、「売りシグナル」だが、悪材料出尽くし感で戻り高値をつけ、ただいま押し目形成だが、日柄整理も終わりに近い。
いずれの銘柄も、押し目をいれ整理が進んだ銘柄です。信用貸借倍率も低い。買い方に取っては有利な材料です。テクニカル的に円高の反転も近く、それを契機に上放れの体制が出来上がったよう。GMの破綻云々にかかわらず、その後に方向感は必ず輸出関連株にフォローの風がふく。業界トップ銘柄でじっくり秋の実りをまつ。

日経拾い読み0530

2009-05-30 06:33:16 | 株式ニュース
20090530(土)
*コンビニ最大の店舗再編、消費不振で好立地へ、大手4社が閉鎖1800、新規2400店、外食・紳士服は都心にシフト

*GM破綻方針なら国有化で短期再建を狙う、優良ブランドを分離、競争力強化だが前途は多難、新会社のみ上場半年後再上場も
*オペル救済、GM、加マグナと調整、メディア報道、独政府とも交渉へ

*補正予算が成立、首相「解散は関連法案が成立後」景気・支持率にらみ

*公的資金、全信組蓮が申請へ
*生保評価損2.8兆円、減配・無配相次ぐ

*上場企業、7年ぶり最終赤字、電機・自動車など総崩れ、7期ぶりに減収減益、今期見通しも厳しく
*三菱地所、前期業績が底、住宅事業、今期回復に自信

*外為証拠金、2段階で規制、証拠金倍率、来夏50倍、11年に25倍へ

*インド成長率、1-3月実質5.3%成長、内需が下支え役に、外国企業が積極投資が続く

*太陽光発電、家電店で本格販売、ヨドバシ参入、ヤマダ400店に、身近な店舗で普及、国の補助も後押し

*新日鉄、燃料電池の販路拡大、家庭用、地方のガス会社などに
*三菱化学、高機能樹脂を買収、オランダ社から、得意分野に集中、ナイロン撤退を正式発表

*電子部品出荷額23%減
*素材各社、高値在庫減り黒字化、今期の実質利益は減少

--5/29夕刊--
*4月の鉱工業生産5.2%プラス、56年ぶりの上昇率、生産、持ち直しの兆し、在庫調整が進む、失業率はアップ、求人倍率0.46倍で最低に並ぶ、消費者物価は0.1%下落2ヵ月連続

*米大統領GM再建、法的整理で結論、1日に声明
*米デル、純利益2-4月63%減

*三洋2000億円調達、協調融資、社債償還などに充当
*新銀行東京、赤字105億円、前期最終、有価証券召還で圧縮