日経ニュース拾い読み

朝夕、日経を拾い読み、週末は「今週の株式総括」で市場をふり返り、次週の予測を展開する

今週の株式総括0501

2009-05-02 10:18:16 | 今週の株式総括
今週の株式総括0501

次の衆院解散で総選挙は、衆参のねじれが解消され、ようやく日本の改革も進むと期待されたが、小沢献金問題のごたごたで、よたよただった麻生政権がまた蘇りつつある。

ようやく今ごろになって衆院選が近いとか改革姿勢を示すため人事院が国家公務員のボーナス1割減を勧告した。銀行の不良債権処理は1.7兆円に及び、企業の1-3月は連結経常損益がが赤字に転落し、失業率は4.8%に前月比0.4%も上昇し、雇用情勢は大幅に悪化した。その影響はもろに民間が厳しい経済情勢を受けているにもかかわらず、国家公務員ボーナス減など初めてだというのだから、如何に今まで税金でぬくぬく懐を暖めていたか分かる。財政悪化で国債増発で国の借金増大は、不当に高すぎる給与や不正な支払い、つまり「天下り」などに支出された歳出の積もり積もった果ての借金の結果がもたらしたモノである。その根源を先に絶たずして、国民負担にすり替える消費税増税など許すべきではない。

 小沢問題で失政続きの麻生政権もやっと支持率回復、あたかもそれら問題が解決したかのように、首相が動くことに決して国民は騙されてはならない。なにも新たな政策が進んだわけでもないし、以前としてなにも変わっていない。現実は厳しくなっているばかりなのだ。自民党の1年に3度までの首のすげ替え、不祥事続きの「政権投げだし交代」を絶対に忘れてはならない。

庶民のふところが寒いにもかかわらず、好天続きのゴールデンウィークがやってきた。GDP成長率を0.4ポイント引き下げ予想だそうだが、世界的金融経済危機につづいて、世界的な拡がりを見せる新型インフルエンザは、解散総選挙の先送りを後押し、「麻生降ろし」はどこへやら、また改革の先送り、経済に政治にと日本の試練はなお続く。

「最大益ボード指数」でNYは、4月30日に「買いシグナル」に転換した。8000ドル近辺のもみ合い離れと見える。NKはINXが4月上旬70台と割高水準であったが、50まで下落し、休み明けには40台突入になる。

4月は9000円を上値の壁としたもみ合いだったが、一目均衡表の雲の上限をはるか下値に値堅めを完了した。上昇波動に突入体制がいよいよ出来上がったよう。回帰曲線がその方向を暗示する。



今週の「ふくろう速報」に、こう記した。

4/30 pm10:56配信「最大益ボード」を注目の皆様へ、第51弾

先週末先物で理由なく売り込む、昨日のNY高を見て前場は買い先行で始まる。しかし、NK指数は「売りシグナル」ということは、市場はまだ整理基調で戻りは売りと言うことになる。

NY指数がきょう高ければ「買いシグナル」転ずる。

きょう寄り付きから買い気配で上昇した銘柄を避け、買いシグナルの銘柄か、「売りシグナル」が点灯して、整理基調だった割安銘柄を絞って、打診買いと行きたい。

先般速報の銀行株の押し目、それと「ど真ん中銘柄」として注目した業界トップ銘柄の中で、決算悪は織り込んだ三菱商事(8058)はテクニカル的にも整理が進んでいる。押し目は積極的に拾っていきたい。

新たに三井物産(8031)も整理が進んで割安水準。ここから買い下がってもいい水準だ。

ミクシィ(212)は、急騰の初押しです。この押し目は積極的に買っておきたい。

ディーー・エヌ・エー(2432)は、急騰から調整中360000台堅めから、いずれ高値となろう。