しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「モモ」 1986西独・伊

2005年10月25日 | 映画
ミヒャエル・エンデ原作、同名小説の映画化。
野外劇場の遺跡に住む少女モモには、他の人を幸せな気持ちにさせる不思議な力があった。
ある日、街に「灰色の男」が現れ、人々の様子が変わって行く。
モモの存在を邪魔に思った「灰色の男」はモモを一人の世界に閉じ込め様とするが失敗、逆に、人々から時間を盗んでいる事をモモに知られてしまう。
モモは時間を取り戻して、街の人達を救う。

温かい、面白味がある人々が時間を盗まれ、時間に追われてせかせか生きる様は、現代の私達を見ている様だ。私達も時間を盗まれているのかもしれない。
モモがわりとあっさりと時間泥棒の事を知って、あっさり勝ってしまうのは、時間の都合で仕方ないのだろう。原作も読むとモモの良さがもっとわかる気がする。ゆったりと流れる時間を体験する感じ。
モモは可愛かった。でも、「灰色の男」はわりと普通で、もっと不気味な感じを想像していたので、ちょっと拍子抜け。

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