しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「チャーリーとチョコレート工場」 2005米・英

2006年10月15日 | 映画
失業中の父、母、そして2組の寝たきり祖父母に囲まれ貧しくも幸せに暮らしている少年チャーリー。
彼の家のそばには、ここ15年間誰一人出入りしたことがないにもかかわらず、世界一のチョコレートを作り続ける謎に包まれた不思議なチョコレート工場があった。
ある日、工場の経営者ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)は、チョコレートに5枚だけに入っている“ゴールデン・チケット”を引き当てた者にだけ、特別に工場の見学を許可するという声明を発表した。
そして1年に1枚しかチョコを買えないチャーリーも、奇跡的に幸運のチケットを手にし、工場へと招かれる。
原作はロアルド・ダール『チョコレート工場の秘密』
1971年のジーン・ワイルダー主演「夢のチョコレート工場」に続いて2度目の映画化。



ユーモアがわりとブラックで毒が強く、面白い。
我侭な子どもがやっつけられるところは、ちょっとやり過ぎではとも思えたが。
子どもが見てどうなんだろうと。
「サイコ」のパロディなどあり、お遊びもたくさん。
工場の様子はディズニーランドのアトラクションのようだった。
ウィリーの生立ちが書かれているのがウィリーという人物を現実的にしていた。
ジーン・ワイルダーは不思議で、ちょっと寂しげな人物だったけれど、今回は過去が気になる作りで、その分怪しげな感じもあった。ジョニー・デップのキャラクターが生きている。
それが明らかにされる面白さもあった。
そして、それが最後のエピソードへと繋がって行く。
雪景色が綺麗に雰囲気を盛り上げていた。

しかし、金のチケットを探し当てるシーンというか、過程はやっぱり好きになれない。
あんな風に集まった子に、工場を譲れる人がいるとは思えない。
あまりに始めからチャーリーだけいい子過ぎるのが、ちょっと物足りない気もする。
「ウンパ・ルンパ」の歌は前の方が印象に残っている。

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