しましましっぽ

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「地球の静止する日」 1951米

2010年05月05日 | 映画
「地球の静止する日」 1951米

監督 ロバート・ワイズ
原作 ハリー・ベイツ

突然ワシントンに飛来した円盤。
降り立ったのは異星人のクラトゥ。
警備をしていた軍隊の1人が銃で撃ってしまう。
すると、円盤からロボット、ゴートが出て来て、武器を無力にする。
クラトゥは回復して、地球の未来のために話したいことがあるので、各国の代表を集めるように言う。
政治的に無理だと言い、アメリカはその存在を隠そうとして軍の病院に閉じ込める。
異星人クラトゥは、病院を脱出し、政治に無関係な科学者に話しを持って行く。
そして、自分の力を示すことで自分の力を信じさせようとする。




1951年の作品なので、全体的にほのぼのとした雰囲気。
宇宙船もロボットも、いかにもこんな形だろうと言う姿。
しかしロボットの動きは、あんなにゆっくりでいいのか。
はやり2足歩行では、ゆったりなるのか。
だからロビタ(手塚治虫さん「火の鳥」)は足を捨てた。
ストーリーは面白く、年代を感じさせなかった。
地球人は何も進歩をしていないと言うことか。
宇宙人が来て、暴力的に宇宙の脅威になりうる地球を何とかしようとする。
これも手塚治虫さんの『W3』と同じ。
宇宙船の中で地球の言葉や文化を覚えて来た、クラトゥ。
実際に街を見学するように歩く姿や、少年との交流がほのぼのとしていい。

タイトルの「地球を静止する」と言うのは自転を止められるのかと思っていた。
電気を止めるということでちょっとホッとしたけれど。
しかし、今と1951年では状況がかなり違うだろうが、30分も電気を止めたら、はやり大変。
飛行機と病院は止めなかった。
さすがにそこは、ちゃんと勉強して来ただけのことはある。
それにしても30分は長い。10分くらいでもいいのでは。
ジェットコースターの途中で30分も止まったら嫌だ。

一度死んで、命を復活させてもらったが、これがいつまで続くかは分からない。
結局命を掛けてまで、地球を救おうとしてくれた異星人。
地球人にそれだけの価値があれば良いが。
トムのように、自分が有名になることしか考えない人間がいる。
クラトゥが地球人に愛想を尽かさないでいてくれて良かった。
ボビー少年やヘレンやいい人との接触があったからか。
その前にラジオで地球の言葉を覚えて来たと言うから、色々な人間がいることは分かってくれていたのかな。


「クラトゥ、バラダ、ニクト」



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