本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

『スクール・オブ・ロック』

2006年01月23日 | 映画・DVD・テレビ

スクール・オブ・ロック』2003 監督リチャード・リンクレイター 出演ジャック・ブラック ジョーン・キューザック

 ロッカーとして成功することを夢見る、自分勝手な男デューイ。補充教員の友人に成りすまして、エリート私立小学校に職を得るが、そこで子供たちの音楽の才能に気づき、ロックを教えて、賞金目当てにバンド・バトルに出場させようとする。

 ジャック・ブラックが演じるデューイが、濃い

 暑苦しい という風評もあったけど、小学校の先生でこのタイプ、あり得るのではないでしょうか。少なくともわたしの子供時代には存在した(笑)。

 子供たちがませてるように見えても純真なので、全てが露見したときにはどうなることやら…と一時心配しましたが、収まるところに収まり、満足。

 親から愛されているけれど、管理され、口答えも許されなかった子供たち。

 彼らが音を出し、上手に感情を表現する術を覚えていく。

 みんなと力を合わせて、一つのものを作り上げていく喜びを知る。

 ロックについて何も分からなくても、子供たちの成長が見て取れて、なかなか良い映画だと思いました。  

 デューイも力いっぱい教えているうちに、人間として一回り大きくなるしね。

 大真面目にロックの歴史を教えるデューイや、疑いもせず素直に勉強しちゃう子供たちが笑えます。ギターの男の子、ザックが才能を開花させていくところはじんわり感動。クラス委員サマーの敏腕マネージャーぶりが個人的に好き。若い女性校長、お堅いはずが意外に可愛いところもあって、おいしい役どころ。友人ネッド、あの彼女とは別れた方が幸せかもよっ。


よく分からなかったです。『ターミナル』

2006年01月23日 | 映画・DVD・テレビ
『ターミナル』2004 監督スティーヴン・スピルバーグ 出演トム・ハンクス キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

 スゴク好きだ、という方は、以下の文章は流してくださいね。もう個人的な覚え書きみたいなものですから。

 感動の話題作のハズだったけど、夫婦二人とも、どこに泣きと笑いのツボがあるのか分からず…。好みに合わなかったんでしょう。
 せっかく設定が面白いのだから、コメディかシリアスか、演出をどちらかに絞れば良かったのでは…と夫。ライト感がお洒落なのかもしれないけど、思い切ってドタバタコメディにすれば良かったのでは、と妻。
 初めから「???」で。本国でクーデターが起こっても、大使館は機能してないの?ナゼ通訳を呼ばないの?アメリカ側の対処も不思議…存在しない国は受け入れないって言っても、外交におけるルールには、抜け道くらい用意しておくものでは…なんて。我々が無知すぎるのでしょうが、もっと物語の中で詳しく説明して欲しかった。「約束」に対する思い入れもよく分からなくて。想像力および集中力が欠けているのかもしれません。この映画を好きな人には、ごめんなさいです。
 なんとなく三谷幸喜風に、空港という限定された舞台を使って、テンポよく笑わせ、山場でじーんと感動させて、というのを期待していたもので。トム・ハンクスがあれだけ熱演しているのだから、空港警備局主任の人のキャラを誇張させて、スチュワーデスさんをもっと無自覚な小悪魔風にすれば、メリハリが効いたのでは。
 しかしそういう映画ではありませんね。うちは好みが偏っているらしい。
 えっと、良かった点は…キャストもセットも豪華でした。

名セリフは色褪せない☆

2006年01月23日 | 日々のこと

昨日の会話。

 妻「そうだ、『生協の白石さん』の感想、UPしたよー」

 夫「UPってなーに?」

 妻「さあ。適当」

我ながらいい加減だ。無知なんです。今日辞書を引く。…これって、uploadのことデスね。


さて。夫と過ごしている時、たまに、奇声を発します。

脈絡は、ほとんどありません。この台詞いいよね、と不意に共感を求める感じで。

例えば、

古典系

 
・ばけらった!(オバケのQ太郎の、Oちゃん)
 ・あっちょんぶりけ!(ブラックジャックのピノコですね)

漫画系

 
・ぎゃぼー(のだめカンタービレ)
 ・かもすぞー(もやしもん)
 ・本物はひとつでいい(ゼロ)

アニメ系

 
・そうさのう…(赤毛のアンのマシュー)
 ・まったりとしてそれでいて…(美味しんぼ)
 ・総統もそーとー冗談がお好きですな(宇宙戦艦ヤマト)
 ・甘いぞドモン!(機動武闘伝Gガンダム)
 ・ベリーメロン!(金色のガッシュベル!!)

ドラマ系

 
・素晴らしい!(王様のレストラン)
 ・誰かいますかー?いないならいないって言って下さーい!(トリック)

番外

 ・愚民共め…(???)

これ全部通じるんだから、夫婦はスゴイ。もっと色っぽい二人だけの語らいというものにも憧れるんですが。おばかなうちなんです。

ちなみに夫にも伝染中。(わたしと出会ってから、キャラ変わった…と言われない?)

 


『生協の白石さん』はオトナだー。

2006年01月22日 | 
生協の白石さん』白石昌則 東京農工大学の学生の皆さん 講談社 2005

 ネットで宣伝を見て、面白そーだなと思い、購入。

 内容は、実際にあったことの記録というか…。
 大学生協に、学生が質問やリクエストなどを寄せる“ひとことカード”。
 いくつかの珍妙な要望が投書されますが、職員の白石さん、実に味のある答えを返します。

 “単位がほしいです”とか。
 “牛を置いて!”とか。
 “愛は売っていないのですか…?”とか。

 学生さんたち、無茶苦茶言うの。絶対無理、って呆れるけど。“そこそこのリアリティ”があるものはないか、とか。発想がぶっとんでいて、逆に感心したり。

 普通、お店にこんな風な投書があっても、相手にしないでしょう。ふざけんな、と黙殺されるだけ。

 でも担当の白石さんは、さらっと答えてしまうのです。なおかつ商品をおすすめして売ってしまいます。さすが。

 自分が大学生だった頃を思い出すと、冷や汗が出ますが、あの時期は大人のつもりで背伸びしていても、まだまだ未熟。青いこととか考えるし、孤独にも耐えられなかった。

 東京農工大学の学生さんたちは、きちんとわきまえていて、ひとことカードが暴走しすぎることはなかったようですが。つぶやきにも似た自分たちの言葉を、身近な大人が受け止めてくれたことで、いささかエスカレートしてしまった感じが(笑)。まるで伝言板状態。

 一読して、最初は白石さんが気の毒になりました。だって、仕事忙しいのに…ちょっと遊ばれてるみたいだし。他の業務に差しさわりがないよう、思いついたことを短時間で返答しているとはいっても、だいぶ手間がかかるし。とんでもない要望をしてきた学生さんたちに、怒りを覚えることはないのだろうかと、他人事ながら心配しました。

 だけど、ここまで信頼されてる白石さんて、大人としても職員としても、凄すぎます!どんな変化球を投げても、この人は必ず返してくれる、というオトナコドモからの信用は、努力しても得られるものではないです。またあの文面から漂うユーモアが、飄々としていて優しい。含蓄のある答え方に、「大人だ。大人だこの人」と思う。

 学生さんたちも、普通はこんなこと無い、白石さんがお仕事の範囲をちょっと広くして付き合ってくれている、ということが、分かっているのでしょうね。分かっていて、少し甘えてみたい。遊び半分、言葉をぶつけてみる。この日本じゃ、若者にまともに向き合ってくれる大人で、説教くさくない人なんて、稀だし。

 いいなあ。こんな大人と出会えた学生さんたちが、羨ましい。

 カードもいいけど、商品もどんどん買ってあげてね。特にプロ野球チップス(笑)



うろ覚え。『みんなのいえ』

2006年01月21日 | 映画・DVD・テレビ
昨夜は、漫画『高校天使』を読みながら夫の帰宅を待っていた。。。
もつ鍋を作って、今夜は楽しく飲もう!と思っていたのですが。
いつものことながら多忙な夫、一緒にごはん食べ始めたのは24時すぎ。
妻は内心拗ねていたので、食えるだけ食い、飲みまくりました。ごめん。
でもって朦朧とした頭で『みんなのいえ』を観たので、マトモな感想じゃないですが。ま、観た記録として。

みんなのいえ』2001 監督 三谷幸喜 出演 田中直樹 八木亜希子 田中邦衛 唐沢寿明

 田中直樹演ずる脚本家の夫と、八木亜希子演ずる妻が、こじゃれた家を建てることを決意。知人のインテリアデザイナーに設計を、大工である妻の父に施工を依頼したところ、芸術家気質の前者と職人肌の後者の間で、板ばさみになり…。

 あはは、トイレ3つって…二世帯住宅かっ。

 田中邦衛がまた。妻の父なんだけど、良かった。頑固な昔かたぎの職人で、新しい発想とか見掛け倒しのものとか、受け入れない。日本には日本にふさわしいものがあるんだ、家は長い間暮らしていくものなんだから…という考え方なので、唐沢寿明のインテリアデザイナーと、ガチンコ勝負。設計にけちをつけたり、勝手に変えちゃったり、おいおいおとーさん…、と暴走ぶりに呆れる。でもありがちですよね、身内に仕事をお願いしたりすると。

 インテリアデザイナーはかっこいい系なんだけど、かっこ悪い。つまり、カタカナ専門用語連発で、つい頷いてはみるものの話の意味が分からない。おしゃれな生活をしているんだけど、一般人にはついて行けない。そのアーティスト根性はあっぱれなんだけど、現実と折り合いをつけてほしい。という、いかにもーな新進気鋭の芸術家なんである。当然現場とはぶつかりますね。

 婿殿の脚本家、義父と知人の間ですごく困った表情をします。それがなんともおっかしいんだ(^_^) わかるわかる。誰しも親の顔は立てたいものです。でもこの脚本家のお母さんもまた、風水マニアらしく、いろいろ注文を出しておきながら、好きに建てたら、なんて。困ったちゃんだらけじゃないか。

 なんだかんだあって家が完成する頃には、義父とインテリアデザイナーが、プロとしてお互いにシンパシーを覚えているという、よい終わり方でした。婿殿はまたのけ者だけどねっ。

 三谷幸喜作品としては、そうテンポは速くないし、畳み込むような笑わせ技もないけど、しみじみできて、時々ぷっと吹き出してしまう。一人のプロフェッショナルの心の内に、芸術家と職人は共存できるという、仕事観もうかがえます。

 豪華な顔ぶれが出演しているのですが、山寺宏一のお義兄さんとか、ひとの不幸は蜜の味、という顔で決して励ましてないのが、イイ。一級建築士の白井晃、巻き込まれた感じが、実に大変そうで笑える。こだわりのバーテンダー真田広之がいるお店、客を選びそうで行きたくないなー(笑)

『それはまた別の話』を読んだ。。。

2006年01月20日 | 
 「THE 有頂天ホテル」公開されましたね
 早く見たいけど、長崎では都市部より公開日が遅い…ま、映画だけじゃなく本の発売日までゆっくりなので、いつもじりじりっと待っている訳ですが。
 ただ待ち続けても、この期待感が持続できないかもしれないっ…と思って、三谷幸喜氏関連作品を読むことにしました。

『それはまた別の話』和田誠 三谷幸喜 文藝春秋 2001(←文庫版)

 十二本の映画を取り上げた対談集です。
 筋金入り映画マニアの二人が、海外の名作について、細部まで語る語る。
 当然ネタバレもありなので、気にする人は映画を観てから読破したほうが良いですが。わたしはうち五本しか観ていなかったけれど、“日本文学 名作のあらすじ”というたぐいのものでも読むようなつもりでめくっていたら、各作品に寄せるお二人の熱い気持ちがページからにじみ出ていて、他の作品にも興味を覚えました。「絶壁の彼方に」とか、観てみたいなあ…。「エイリアン」は怖いの苦手だから避けてたけど、話の作りのほうに着目して、観てみようかな?なんて考えたり。
 自分のような単純な映画好きの場合は、すごく素直に作品を観て、製作者の意図にノセられ、笑ったり泣いたり、震え上がったり、あるいはしらけたりするものですが、ディープな映画好きは、そこまで読むか!ってとこまで設定の上手さやご都合主義的展開を指摘できるものなんですねぇ。特に「十二人の怒れる男」。言われてみれば、陪審員の議論の中で、悪役系の3番と10番があんなに簡単にポキッと折れてしまうところは、おかしい。「驚くべきベインブリッジ夫人」をインテリ風4番さんが観てたこともヘンだけど(笑)。さすがに製作側の目線を持つ二人。鋭いなあ。
 三谷氏のこだわりに満ちた細かい指摘(これがまた。思わずくすっと笑ってしまうんだ)に対して、豊富なトリビアを持つ和田氏がうまいこと、まとめる。
 続編も読みたいです。『これもまた別の話』というのだそうな。

 和田誠氏の著作は、遠い昔に『お楽しみはこれからだ』を読んだきりだったのですが、あの頃はそこに掲載されている映画の大半が分からなかった。。。
 田舎人の哀しさ、名画座もないし、品薄なくせにレンタルビデオ店でのレンタル料もバカ高だったので。
(のちに京都で暮らした頃は、競争激化でレンタル50円なんてところもあり、びっくり)
 まさに絵に描いたモチを見ているようなものだったのです。
 しかしところかわって、在庫もかわる…長崎のビデオ店できっと、めぐりあえる映画があるでしょう♪図書館で借りてこれから再読するつもりデス。

 三谷幸喜氏脚本の作品で特に好きなのは「古畑任三郎」と「王様のレストラン」。いつ観ても良質の笑いに溢れています。(赤い洗面器を頭にのせて歩いている男、でしたっけ。あれは気になる…)
 初めは深夜に「やっぱり猫が好き」を観て、家族が寝静まっている中、一人でウケてました。あれは“ベランダロックアウト”の回だったような…。
 あと、「子供、欲しいね」もお気に入りで。後になって、誰が脚本を書いているのか知らないまま好きになったドラマが、同一人物のものだったことを知りましたが。
 NHKで舞台「巌流島」「笑の大学」を放送していた時は、めっちゃ笑い転げたうえに、感動しました。そっか、舞台ってこんなに素晴らしいんだ!って。生で観たいけど東京には行けないし(泣)、地上波で、また舞台を放映してくれないかなー。

カーネリアンのペンダントトップ

2006年01月19日 | handmade(その他)
ビーズ・アクセサリー好きです。
趣味でよく作るのですが、天然石や、スワロフスキーなどを使うと、すぐ予算オーバー

いつもはファイアポリッシュという種類のビーズをメインにしています。

これは、自分の苦手分野をなるべく低予算で克服しよう!と、大きめの天然石1個に適当に飾りをつけてみました。

オレンジ色の、カーネリアンという石です。

後日母へプレゼント。喜んでもらえて嬉しかった。

『叔父様は死の迷惑』読んだ。

2006年01月19日 | マンガ

 今朝、ふるほん倶楽部.netから、注文していた本が届きました。
 予定のない日の
午前中は、のんべんだらりとパジャマで過ごす私…。宅配便のおじさんに突如玄関のチャイムを鳴らされて、着替える間もなく、はずかしーと思いながら受け取りました。髪に寝、寝癖が…と扉を閉めてから動揺。いやちゃんと起きてましたよ、と言い訳したい気分

 
『叔父様は死の迷惑』坂田靖子 角川書店 S.62

 で、届いた中の一冊。漫画です。今はハヤカワ文庫で出てますね。
 叔父さんのデビッドと姪っ子のメリィアンが、村の不思議な事件を解決する、ほのぼのしたミステリです。コージーミステリ好きにおすすめかもしれない短編集。

 大体、物語の世界では、母方の叔父さんというものは、お茶目で自由奔放な変わり者と相場が決まっている。誰だかも言ってたけど、世の中のおじさん族というものは、甥っ子姪っ子にいろんな形で人生勉強をさせてくれるものなんである。母方の叔父さんのポジションは、子ども目線に近い、ちょっと面白くてはた迷惑なお兄さん、というところであろう。デビッド叔父さんがまさにそれで、グリーンランドからふらっとやって来たりする。作家志望で新聞のスクラップが趣味、というしっかり者のメリィアンとは、よいコンビなのだ。

 一見ファンタジックな雰囲気だけど、ほんのりおかしくて、このノリは嫌いじゃないなあ。オチも「あれは人外の者の仕業だったのです!」とかじゃないし。後味もいい。

 昔読んだ時には、こんな叔父さん、私にもいたらいいなーという感想でしたが、再読すると、子どもらしいメリィアンの眼差しに気づきます。お母さんに都合のいい時だけ呼ばれて、あとは大人の時間だから、向こうへ行ってらっしゃい、と閉め出されるとか。小さなことだけど、あるある、そうだねとうなずきます。子どもって結構鋭いんだよね。


『恋はデジャ・ブ』

2006年01月18日 | 映画・DVD・テレビ

 SF的な話なのにユーモアがあって、見ているうちにほろりとさせて、うーむ、おぬし意外とやるな、という感じです。何度見てもなるほど、よくできていると感心してしまいます。自分だけ台本を渡されずに、何日も上演されるお芝居に飛び込むようなもんでしょう。どういう展開になるかは徐々に悟るのですが、主人公の行動で周りの反応が変わったりするので、次はどうするの?と楽しいワクワク感があります。

 時間の反復現象という設定のこの映画、大学時代に、西澤保彦『七回死んだ男』のあとがきを読んで知りました。


あらすじ…お天気キャスターのフィルは嫌味で鼻持ちならない男。聖燭節の取材で訪れたバンクスタウニーの町に、吹雪で閉じ込められ、あげく時間の落とし穴にはまってしまう。毎朝目覚めると、いつも聖燭節のお祭りの日。彼の意識だけ時を刻んだまま、きっかり巻き戻されて、2月2日が繰り返す。毎日毎日が“昨日”と同じ会話、同じ展開…。初めの頃はこの状況を利用してやりたい放題だったフィルだが、やがて“明日”の来ない日々に絶望し…。
恋はデジャ・ブ』1993 監督:ハロルド・ライミス 主演:ビル・マーレー アンディ・マクドウェル

 主人公だけは同じ日の繰り返しから学習してる訳で、女の人を口説く時にそれを利用したり、そのうちピアノを弾けるようになったり。お前何年“2月2日”繰り返してるんだよーと突っ込みたくなりますが。

 周りの人々にしてみたら、前日2月1日まで、自己中のイヤーな奴だった男が、翌日にはなにやら人が変わっていて、それはびっくり仰天でしょうね。

えっ!昨日までスター気取りで仕事も渋々だったのに、俺にドーナツ持ってきてくれるの?教養あふれるレポートまでこなせるようになっちゃって!とかね。周囲にとっては普通に過ぎていく一日なんだもの。

 考えてみるとフィルにとっては、同じ日の連続だけど、それぞれにかけがえのない一日一日だったんだね、としんみり。一見変わりばえのしない毎日でも、その日を丁寧に生きることが大事だと思いました。
 


亀のこと

2006年01月18日 | うちの亀
 うちの家族は、夫と私とミシシッピーアカミミガメ2匹。

 亀たちは、結婚前に夫が飼い始めました。私は猫や犬といった、手触りがよくて触って癒される動物が好きだったので、初めはどこが可愛いのか不思議でした。名前だって、メスがみどりでオスがカメだし(そのまんまじゃん!)

 ところが情が移るものですね、世話をしていると。日向ぼっこしていたり、エアーポンプの泡をジャグジー代わりにしていたり、色んなポーズをこっちもぼーっと眺めて癒されています。

 この画像のみどりなんて、今やうちの姫あつかいです!まさに箱入り娘(笑)甲羅に体を全部入れられないほどでかくて、ぷくっとしているので、夫はジャイ子と言いますが。
 ごはんをねだってバシャバシャ水かきする癖も、水を取り替えた後にはしゃいで泳ぎまわるさまも可愛い。亀にとってはごくフツーのことをしているんでしょうが、とにかく愛しい。

 大人になってから2匹は別の水槽に入れています。以前、水槽掃除のどさくさで一緒にしてしまって、カメがみどりに卵を産ませた時なんか、うちの大事な娘になんてことを!と憤っている自分がいた…。お前はどこの馬の骨だ!って、うちのカメじゃん。
 みどりが卵を産みたくて、憑かれたように水槽を出たがり苦しんだこと、何日もごはんを食べなかったことなどを、見てきたもんですから、つい。(産んだらけろっとしてごはん食べてた。自然はたくましいなあ)

 みどり。カメ。
 抱っこできないけど、鳴き声も聞けないけど、おかーさんはお前たちが大好きだよ

 さて、夫はいつか蛇も飼いたいと言っています。。。それだけはやめて。