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ようやく見た!『THE 有頂天ホテル』

2006年02月02日 | 映画・DVD・テレビ
 ずっと見たかった『THE 有頂天ホテル』。

 長崎でも公開されたので、お得な映画の日に行きました

 登場人物も多いし、様々なエピソードが同時に展開されるから、話についていくのが大変かなって、初めは思ったんです。

 でもいつの間にか映画の世界に引き込まれて、他の観客と一緒にけらけら笑っていました。

 『THE 有頂天ホテル』2006 監督 三谷幸喜 出演 役所広司 松たか子 佐藤浩市 香取慎吾 篠原涼子 戸田恵子 生瀬勝久 麻生久美子 YOU オダギリジョー 角野卓造 寺島進 浅野和之 近藤芳正 川平慈英 堀内敬子 梶原善 石井正則 原田美枝子 唐沢寿明 津川雅彦 伊東四朗 西田敏行 (…ふぅ。オールスターキャストなもんだから

 大晦日のホテル・アバンティは大忙し。厄介なお客が巻き起こす種々の事件に、ホテルマンたちそれぞれの事情も絡み、ことが複雑に。人生の岐路に立たされる登場人物たち。ホテル内の別々の場所で、別々に進行するドラマが時に交差する。問題は大きくなる一方だが、果たしてカウントダウン・パーティーまでに、事態は収まるのか?!

 周囲の目を気にするあまり、映画館では、滅多に声を出して笑わないのですが。(シーンと静まり返ってる時に一人だけ笑ったり…できないのです)

 今回は周りも爆笑だしね!中盤は、もう笑いのスイッチが入りっぱなし。

 三谷氏の作品ではよく使われるネタも出てくるんだけど、(別れた妻にいい格好をしたい、とか。なりゆきで嘘をついているうちに引っ込みがつかなくなる、とか)毎度毎度笑ってしまう。

 豪華なキャストのそれぞれに見せ場がありますが、各エピソードは一人に偏りすぎず並び立っています。

 そのため、誰か一人に注意を向けていると、頭を切り替えるのが難しい。

 そういう入り組んだストーリーだけど、考えることを放棄しても勢いでついて行けます。

 あるエピソードを追っていると、通り過ぎたのは別のエピソードのあの人じゃないか!ということもあって。

 これはぜひ、何度も見たいです。DVDで一時停止や巻き戻しをしながら、細かくチェックしたい。(という訳でDVD化されたら、夫よ、買ってね

 役所広司の副支配人、謹厳実直なホテルマンなのに、元妻の前では意外なキャラクター。おいしいラストでした。

 松たか子演ずる客室係のハナ、あやしい日本語に切り替わるところ、そう来るな、と分かっていても笑ってしまいます。

 佐藤浩市の悪徳政治家は、えらくワガママ。だからついにキレてしまう秘書の浅野和之が可笑しくて。

 篠原涼子が扮するコールガールは、色っぽくて優しくて魅力的な悪女。これは、男なら振り回されますね。

 伊東四朗がまた、やってくれる。総支配人なのにホテルで迷うしっ。

 他にも例のモノの暴露に慌てる角野卓造とか、絶妙なタイミングで現れる偉そうな生瀬勝久とか、結局アレが戻ってくる香取慎吾とか、落ち込む西田敏行とか、懸命なのは分かるけど許しにくい川平慈英とか、逃走しまくるダブダブとか、見所満載なのです。

 YOUが歌う「If My Friends Could See Me Now」も場面にぴったりでした!

 玄人じゃないからワンシーンワンカットについてはよく分からなかったけど、セリフの間とか、うまく笑いを誘うようにできてるんじゃないかと思いました。
(時々観客の笑い声で、次のシーンになってもセリフが聞こえない、なんてこともあったけどねっ!)


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