本棚7個じゃ足りません!

引っ越しのたびに蔵書の山に悩む主婦…
最近は二匹の猫の話題ばかりです

ほんのひとくち感想

2006年11月01日 | 

『旅のおはなし』雅姫 地球丸 2005

雑誌「天然生活」に掲載されていた、雅姫さんの旅行記。
旅の景色、洋服、食べ物、小さなお土産などなど、
この方が選ぶと何故か光って見えるのである。
ナチュラル派主婦のカリスマになっている、抜群のセンス!
しかし、憧れるばかりで真似はできないのです。
(わたくしなど、無邪気にリネンブームに乗っかって
郵便屋さん風バッグを持っていたら、
『昔の雑嚢だね~』と言われましたよ。
麻の室内用ズボンを穿いていたら、
今度は『作務衣みたい…』だって。へこむ)

『怪盗クイーンはサーカスがお好き』はやみねかおる 講談社 2002

クイーンは変装の名人で、驚くべき身体能力の持ち主。
武術を極めた助手のジョーカーと、人工知能のRDの協力を得て、
大胆な予告状通り、華麗に盗みを遂行する。
今回はサーカス団の謎と共に、
“クイーンは如何にして挑戦に応えるか?”の楽しみがある。
怪盗ファンの子供が増えそう…と探偵派のわたしは焦るのである。
(ホームズとルパンを読み始めた年頃にありがちな
『探偵派・怪盗派』論争、我が家では未だによくやる。
勿論、ホームズも名探偵コナンも夢水清志郎も猛烈に支持)

『つるばら村のくるみさん』茂市久美子 講談社 2003

ほのぼの温かくて、しかもお腹がすいてくる、
ファンタジックなパン屋のくるみさんシリーズ。
今回はライバル店登場と、ほのかな恋が目玉。
悩みながら試行錯誤するくるみさんだけど、
何事も相手を意識しすぎない方がうまくいくのかもね?
気を利かすネコのニボシは、相変わらず可愛いのだ!

『ぬまばあさんのうた』岡田淳 理論社 2006

“こそあどの森の物語”シリーズ第8作。
登場人物たちの風変わりな家の挿絵を見るだけで
ぐっと惹き付けられるのだが、この物語、とても深いのである。
子供たちを呼び寄せる不気味なぬまばあさんを通して、
自然の中で生きることを考えちゃったりする。
それにしてもバーバさん、いっこうに帰ってこんなぁ(笑)。

『骨の島』アーロン・エルキンズ 早川書房 2005

人類学者のギデオン・オリヴァーが、最近の人骨の鑑定から
事件を解き明かす、スケルトン探偵シリーズ。
今回はイタリアが舞台。
令息誘拐事件と白骨死体の発見が名家を揺るがす。
わたしはお馴染みの展開が好きなのであるが、
(「ギデオンが出先で鑑定を依頼される」→
「微妙な空気だった現地警察の方と徐々に親しくなる」→
「愛妻ジュリーの根拠は無いが鋭い直感」→
「何者かにギデオン襲われる」→
「鑑定し直して新たな事実を見出し、芋づる式に真相にたどり着く」)
それも緻密な設定と魅力的なキャラクターがあればこそ。
『骨の島』は…今までの路線と少し違う気がした。
個人的には未だに『古い骨』が一番だなぁ。



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さて、フラメンコ初日。
誰よりも動きが鈍く、体が動かない。よろける。止まる。
同じく初心者で年配の方もいらっしゃるのに、
鏡の中で、わたしだけ浮いている。
ものすごい赤っ恥なのである。

“誰でもできますよ”という教本のうたい文句は嘘だと思う。
思えば子供の頃からスポーツの類は不得意で、
みんながクリアする中でひとりだけ取り残されておりました。
大学の時も「卓球」で単位が危うかったくらい。(皆出席にも関わらず)
もっとよく考えてから受講すれば良かった…と心で泣く。

自己嫌悪。
しかも即、筋肉痛。
とほほ…。次回まで気力が持つかしら?(←燃え尽きるの早い