書きたかったことを思い出したので書きます
私は結構絶望というか、なんていうか、落ちるに落ちてしまって
もう何も聞きたくない、見たくない、感じたくない、
そんな状態になることがあるのだけれど、
いつも結局救われてしまう
それは、私を見ていてくれるひとからの言葉であったり
いちばんは、、目に入ってくるものだったり、する。
なんだか春のことを思い出した。
すごい落ち込んでいて、商店街へ向かっていたけど気分がわるくて
呼吸がくるしくて、とにかく、下を向いて
何も視界に入らないようにいとうくんにつれられて歩いた。
もうお願いだから何もきれいなものを見たくない、と思った
下を向いてもいろんなものは入ってくるから、
半分くらい、目も閉じていたかもしれない、、。
音はうるさいし、当時新庁舎の工事をしていたから、
そこを通り抜けるだけでくるしかった
それで、ふと、ネイルサロンの看板をみてしまった
そう、なんていうか、見てしまった、、というのがふさわしい
見たくもないのに、見てしまった
そして、救われたくもないのに、一瞬で救われてしまった
それは、とても、きれいだった。
いろんな色のビーズや石?がびっしり詰まった看板
なんか、それを見て泣いた。
きれいで、泣いた。
絶望から救われた瞬間。。
思えばそういうの、それだけじゃなく幾度もあって、
たとえばくるしかった日にとてつもなくきれいな夕焼けと遭遇した日。
待っていた燃えるような朝日が、私のこころをあたためた日。
土手で星を見ながら歩いて泣いた日。
もう、ばかみたいだけど、そういうものでぼろぼろ泣けた私がいる
星がひとつまたたくだけで、しあわせだとじんわり思っていた私がいる
私がいくら拒んだとしても、
容赦なく、、本当に容赦なく。
きれいなものやおもしろいもの、すきなもの、気になることは
自然に降ってくる。私はそれにはかなわない。
いつも負けてしまう。絶望に浸っていられない。
だから私はこの世界がすきなんだろうし、
生きるのをやめられないんだとおもう。
きれいなもの、たくさん見たからもういいよ、、、と思っていても
もうやめてよ、くるしいからずっとねむりたいよ、と思っていても
いつもいつも新しい何かが降ってくる。
それに感動してしまって、私は救われる。
それをもう、ほんとにばかみたいに繰り返してる。
うん、そんなようなことは、もう逃れられないんだとおもう。