要約できない人生のあれこれ

気ままに日々のこと
いきづらさを抱えて。なんでもない日常のこと。ごみ捨て場。届かない。

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「白いしるし」西加奈子

2016-01-06 17:42:11 | 読んだ本の感想文








たった今、読み終えて、

すっかり、本のなかに入り込んでしまって

手に取るように、この本のなかのひとたちの

感情が、世界が、見えて

なんていうかものすごく感動しています





西加奈子さんの本をこの前数冊買ったのだけれど

この本をどうしても読みたかった



そして、

もう半ば泣き出したくなりながら

気がつけば

私も渦中に、いた。








私の言葉にしてしまったら、

それはなにか違う気がして

なにも言えない

なにも言えない

だけど。

確実にいえるのは、

この中にいるひとたちの「恋」を

私も知っている、!ということ

なんでこんなことがわかるんだろう

なんで、このひと、

こんな本が書けるんだろう

このひと、

私の、きもち、きっと。

わかるんだろうな





私の、中谷さんに対するきもち

それは、この本が大正解です



まるで代弁してもらったかのように

泣き出しそうでした。



会った瞬間から恋をしていた


そんなきもちを、私は知っている

私は、中谷さんのことが、好きだ

どこが好きとか、よくわからない

けど、もう。ずっと。一生。

こころをつかんではなさない

会った瞬間から、

きっと、もう、死ぬまで。

たとえ二人の間にあったことが、

すべて思い出になったとしても。

たとえあなたが死んでも

あなたが他のひとに恋い焦がれても





それはもう絶望的なほど、

醜くも止まらない、

渦中に在る人間は、傷つくしかない

壊れるしかない

そんな恋を、私は、




私は。



もうどうしようもない

仕方ない

こんな恋をしているひとが、他にもいる

こんな恋をことばにしてくれた

心臓をつかまれる、くらいに

痛い、でも、いとおしい、ことばに。







もうしばらく本は読まなくていいや、

へんなことになっています

もうもう、なにを言っても伝わらない




あのね、私も。私もね。


中谷さんと恋人でいたかったわけじゃないんです

そう言うと嘘になるのかな、わからないけど

存在が、まるごと、あなただったんです。

だから、壊したんです。

こわかったんです

壊してなお、こうしているのは

私があなたのことを好きだから

ただそれだけです



ずるくてもいい、ばかでもあほでも、

憎くてもいい、

なんと言われようとも

恋でした

恋です

こんなにも私を壊すのは、あなたしかいない

わかる

わかってた



いま、私が望むのは、あなたが生きていること

あなたが私にことばをくれること

あなたが何かつくること、

あなたが空を見ること

田んぼを見ること、

おもうこと、




どうして私はあなたの異性なんだろう

よくそう思います

友達に、なれたらよかった



自由になって、縛られた

私はあのひとを額縁に入れようとしていたのか

ちがう、私が好きなのは

私といないあのひとだ。

ひとりでいる、あのひとだ。

星を見てる、あのひと

なにもわからない、あのひと

そう、


恋してるんだ、いまもまだ。
















きのう見た夢

2016-01-06 15:08:39 | 日記







あのひとと、過ごす夢。


あのひとはまた、留学中で

お正月の帰省をしていた。

私とあのひとは、向かい合ったマンションの、

二階と三階に住んでいて

会おうと思えばいくらでも会えた


けれど私はそれをしなかった

夢のなかでも私とあのひとは

一度近づいて、壊れて離れていた

夢のなかの私は、おとなしかった

結婚もしていた




あるひ、あのひとの部屋に行った

あのひとは、無邪気だった

相変わらず、丁寧に見えた

その部屋で私は、窓から空を見た

うちよりも高くて、ぜんぜんちがう風景だった

これがあのひとの眺めていた風景なんだ、

そう思うとうれしくて

ずっと見ていた




その日はもう夕方で、帰らなくてはいけなくて、

何気なく、すこし恥ずかしそうにあのひとは

あさっての午後(あさっての裏、という言い方をしてた)

そのひとが好きな神社?に行かないか、と

言われた。

私はうれしくてうれしくて、

でも、ただ、うん。と頷いた。





沼の近くにある、神社。

行ったことがないのに風景が浮かんだ

でも、なんだかすこし、こわい場所だった



そこまで行くのにはぬかるんだ、足がとられる、

くねくねとした道を行くらしい




結構時間が経ってしまったから、

うまく思い出せない部分もあるけど。

私は夢のなかで恋をしていた



恋、、


私はまた誰かをすきになることがあるのか

恋い焦がれるということを、するときがくるのかな


私の恋はあのひとだけだったし、

あれ以上なんて、ないといまは思ってる



それに私にとって恋は、簡単にいいもの、とは言えないから

恋がしたいだなんて、おもえない

こわすぎる。








西加奈子さんの「白いしるし」

という本を読んでいる。


久しぶりにこんなに共感してしまう

主人公のひとに私を重ねてしまう

その恋の相手に、このまま読んでいったら

私も恋をするだろう

そんな予感が、ぞくぞくもするし、

ぎゅっと胸がつかまれる気がする。