やさしい本泥棒

2015年07月16日 | 日記

 

うぅ。。久し振りにきたよ。。

余裕の古宇利島往復作品!

とても良い作品なので、是非みんな観てちょー。 

1938年、第二次世界大戦のドイツのお話。

ナチスの赤狩りから逃れるため、

母親が子供達を里子に出すシーンから始まるんだ。

不運にも男の子の方は移動中、列車の中で死んじゃうのですが、

主人公の少女リーゼルはたったひとりで里親の元へ。

弟を失い、母親と離ればなれになり、

失意の中リーゼルは見知らぬ町で暮らすことになるのですが、

やがて孤独の少女は本と出会います。

またまた登場する意地悪な養母に(実は心優しい人)冷たくされるが、

養父がとても優しく、

妻に罵られようが、殴られようが(笑)

いつもリーゼルに寄り添って見守っているんだ。

読み書きの出来ないリーゼルだったのですが、

養父の力添えもあり、やがて見事習得します。

また親切な町長夫人の書庫に招かれたのをきっかけに、

リーゼルは夢中になって、どんどん本を読み漁っていきます。

 

 

またリーゼルはルディという近所の男の子と仲良しになり、

徐々に彼にも心を開いていきます。

二人が川のほとりで、

「ヒットラーなんか嫌いだ!」「くたばれヒットラー!」

と叫ぶシーンがあるのですが、

無邪気で健気でね、

とても感動的で忘れられない、大好きなシーンです。

この二人がほんとすごく可愛くてね、

もう僕はメロメロ😄

ルディの願いが最後の最後にやっと叶うのですが、

もう泣けちゃいます。

リーゼルの家でかくまっていた、

ユダヤ人の青年マックスとの出会いも大きく、

リーゼルは周りの人達から色んな事を学んでいきます。

そして空襲が始まり、怯える町の人達になんとリーゼルは、

覚えた大好きな本の話を聞かせます。

それはおてんばな少女が大人になったような瞬間で、、

とても印象的でした。

 そして、どんな苦境に立たされても人は音楽を奏でるんだ。

それは実際の、第二次世界大戦中のフランスでも、

オランダでも日本でもそうだったんだよ。

ドイツの人も日本の人もジャズを愛し、

奏でてたんですね。

音楽は敵味方の垣根を平然と越えちゃうんだな。



「いつの時代も人々は興奮と共に戦争になだれ込む。

若者たちは敵に向かって走ってるつもりだろうが、

実は私に向かって走っているのだ」

 

これは劇中に流れたつぶやきのような言葉。

日本国の未来を強引に動かそうとしている、

そこのチミィ。

少しはこういう芸術作品を観ては如何かな?

思考力と誠実さが乏し過ぎるぞ。

明日早速TSUTAYAへ行ってきなさい。

僕も明日また観っからよ。

あっ!

そうそう、TSUTAYAはカード作らないとレンタル出来ないからね~

そっ、たとえどんな偉い人でもね😁ニン。。

 

 


Skydust

Koko