スマホやめるか、大学やめるか

2015年04月13日 | 日記

 

どこかの大学学長が「スマホやめるか、大学やめるか」

なんて発言をして世間を賑わせてる。

さらに大学長の暴言は続き、

「スマホ依存症は知性・個性・独創性にとって毒以外の何者でもない」と。

言っちゃったね~言いきっちゃったね~

賛否両論どころか、時代にそぐわぬこの発言ですが、

言い切っちゃったという点では爽快感さえ感じましたけどね。

が、スマホを使用しない人に知性があるかっていったら、

それはまた別の話でね。

まぁースマホの善し悪しは置いててね、

ぼくが言うのも何だけど要はモラルの問題なんですね。

ネットおける誹謗中傷や動画流出なんかがそれです。

利便とお手軽さがアホなユニットを組んで、歯止めがきかないわけです。

新しい曲でもそんなこと伝えたくて書いたのですが、

日本人ってのはモラル以前に、どうも奥ゆかしさってのを無くし過ぎてる気がします。

かつて日本人が世界に誇った美徳。。。の奥ゆかしさだ。

最近1番気になるのが、人様のライヴを勝手に動画アップするような輩達だ。

おいおい、それって普通じゃねーからな!

例えばだな、君らが普段仕事してるその現場を勝手に撮られてだな、

ネットに上げられたらどんな気がする?

それこそそこで、仕事の依頼人や上司に怒鳴られてる

そんな絵がアップなんぞされてたらどんな気がする?

バカじゃなかったら少し考えりゃわかるだろう。

確かに中には動画上げられるのが好きな奴もいるだろうし、

自分でアップする奴もいるだろう。

けど最低限だな、よそ様の場合は「撮っていいですか?」とか、

「その動画をネットで上げていいですか?」と

承諾を得る奥ゆかしさって必要なんじゃない?

そもそもライヴの良さってものは、その空間のその瞬間に、

その場所にいた人達と共有し、

そして消えて行くから素晴らしいわけでね。

だからこそ誰かにとってそれが素晴らしいライヴなら

あの特別な余韻ってギフトがあるわけでさ。

確かに利便性ってのは音楽の世界においても、

今や必要不可欠なものになり、それよって大きく飛躍もしてきました。

でも僕の音楽にとっては、それほど必要なものではないんだ。

聞く分にはそういう作り込まれたエレクトロな世界も、僕は大好きだよ。

けどは重要なのは手段ではなくて中身の問題ですから。

切り貼りだのオーバーダビングだの、確かにずっと主流だし、

そういう中で僕も生きて来たしね。

けど、それは直接音楽の善し悪しとは関係はないんだ。

逆に音楽をつまんなくしたとこも大いにあるんです。

それは今の音楽とリスナーの在り方にも深く関係してて、

実に音楽にとっては残念な結果をもたらしています。

以前「音泥棒」の話した。

とある店に持参してきたCDを渡し、BGに使ってもらったら、

それをいつの間にか勝手にダビングされたっていう窃盗事件ね(笑)

今じゃマウスちょちょいのちょいので取り込めますからね。

そこもやはり「この音源ダビングしてもいいですか?」という

奥ゆかしさに欠けてるんだ。

つまりだな、利便性は奥ゆかしさを奪うんだな。

もしくは現代人は利便性を使いこなせないってことなんだよ。

そのくせ現代ってのは、

変なクリーン精神を押しつけるからもうメチャクチャだ(笑)

つまりクリーン精神に反する者は悪と見なすわけです。

これはね、実は凄く危険な事で、

行き過ぎちゃうと、日本はまたあの戦時中の思想に逆戻りになっちゃう。

言い切っちゃうと、その思想ってのはオウムや北朝鮮と何ら変わらないから。

一元論的というか、右に進めば全員右、左に向かう人を悪と見なす。

行き過ぎは何でも危険だよ。

話を戻すとスマホは勝手に進化して行けばいいし、

それはいんです。

ただ携帯会社はガラ携に対して、

もう少し優しくてもいんじゃないかな?と思うのね。

いつまでそんな不便な携帯持ってんだよ!

早くスマホに変えろ!とでも言いたげなね・・・態度はね。

機能もわざわざ不便に作り直してるみたいなトコあるしさ(笑)

何年か前まではみんなこれ使ってたわけじゃん。

なんか変な宗教みたいだよ。

そんな情報もいらない人もいるわけでさ、昔使ってた携帯で充分なんだけどね。

子供の頃お母さんに「物は大事にするんだよ」なんて

教わって来たことを否定されてるようだよ。

 

 

 ニュースで見ましたが、本当のようで嘘のような話。

歩きスマホ中、なんと海に転落する事故が発生したと。

この海に転落した女性、どうやら泳ぐことができなかったようで、

転落後おぼれてしまったよう。約20分後に救助されたということですが、

凄いことに救助後も携帯電話は手に握られたままだったとか。

溺れながらもずっと携帯電話を手離さなかったと。

本能が、命よりFacebookを優先してしまっているわけです。

なんかここまで来ちゃうと「お前を離さない」なんてね、

かなりロケンローですな(笑)

子供達の世界でもLINEやTwitterやらで色々問題になってますが、

このまま依存症が続くと、依存症が中毒症になり犯罪にまで繋がるケースが

生まれないとも限らない。

そうなるともう脱法ドラッグと何ら変わらないもんね。

危険という意味では。

利便とお手軽さのアホユニットに踊らされるのもいいけど

どうか巻き込まれぬようご注意を。

 

それにしても沖縄市はあのスクランブル交差点どうにかしてぇ~

相変わらず人はスクランブルしないしさ(笑)

右折の矢印信号の時間たったの3秒って!!ありえん

 

 


これを聴かなきゃ園田 ~女神編~

2015年04月13日 | 日記

 

前に紹介したTHE THORNS同様、ここ何年かのお気に入り、

いつも車で鳴り続けてる最近の若き女神達をいくつか。

思えばRumer以来かな?

その美しき声にやられちゃったのは。

先ずはDiane birch姫の「Bible Belt」を!

その愛くるしい容姿、大きな瞳。。。

都会的な香り。。。などなど。

もう勝手にというか、

半ば強引に「・・・この子こそローラニーロの生まれ変わりに違いない!」と。

都会的でソウルフル、他に誰がいようか。。と。

そのチン切りたくなる(出たぁ~)色香漂うファルセットヴォイス、

見事なソングライティング。もう夢中なのだ。

このアルバム、Rumerの1st同様とにかく捨て曲がない完成度なんです。

脱帽っス。

でね、去年の今時分、その実力を確かめたくて行ったんだ。

遂に東京に。それも六本木にね。場所はかのBillboard Tokyo。

そりゃーほんと素晴らしかった。

ドームで見たストーンズの倍は良かった(笑)

生で観る彼女、あえてバンドの中で生ピアノを掻き鳴らすその姿こそ

まさに正真正銘の叩き上げ!!!

セカンドラインなんてお手のもの。

ライヴでこれぐらい弾けるってのは相当の場数なんだな。ソートーだよ。

バンドがはけて、ソロの弾き語りになんかなった時なんて、

ほんとローラ降臨ってな感じでうるうる

幸せな一時でした。

 生がレコードの何倍も素晴らしいってのは過去の経験で知ってるけど、

この作品に関しては保証付きなのでご安心を!

ゲストで我らがミーターズのジョージ・ポーターも参加してて

ご機嫌なダイアンガンボに彩りを添えております。

しかし、ぼくがこのアルバムを聴いてダイアンに続き感動したのが

ドラムのシンディ・ブラックマン!

あのレニー・クラヴィッツのとこにいた凄腕女性ドラマーです。

レニーのとこいた頃は男勝りのパワフルなドラミングを聞かせてましたが、

いやいや、この歌心、この進化ぶり。恐ろしいです。

まるでアル・ジャクソンばりの歌心です。

1曲目なんかのフィルの寄り添い具合。。また泣けてきます。

スティーヴ・ジョーダンもキース・リチャーズと出会って開眼した

あの世界。オールドスクールのドラミングに着目するドラマーが最近また

増えて来てる、いい傾向ですよね。

捨て曲なしの作品ですが、オープニングの①~④の並び・・・

死にます。昭和生まれのあなたなら、確実に死にます。

④なんかユーミンの「生まれた街で」までパクってます!

冗談です(笑)あくまでもムードがね、激似してる。

もしかしてダイアン姫ユーミンどこぞで聴いたのかな?ってくらい。

細野さんのベースラインとすごく似てるし。。

これでまた改めて「Misslim」の凄さを感じたりね。

なんたって1974年ですからね、Misslimは。

もう一枚はFeist姫の「LET IT DIE」

彼女は我が敬愛するザ・バンドやジョニ・ミッチェルと同じカナダ出身。

音楽的に彼らと近いという訳じゃ全然ないんだけど、

まぁーカナディアン・ミュージックファンの僕としましては、

充分に興味をそそられるわけだ。

なんたってジャケが岬!

僕は岬に弱い 岬。まして"岬で老人が暮らす云々"なんて見出しの映画

なんてあったら、速攻で探す

カナディアンと岬、もうそれだけで充分なのです。

そのファイスト姫の声といえば、スモーキーなのですが、

ダスティ・スプリングフィールドのようなベルヴェットヴォイスで

耳元で囁かれたりしたら、速攻古宇利島往復です。

一曲目の「Gatekeeper」のひしゃげった生ギターってのも今時凄いのですが、

冒頭から声がベルってて、軽ぅ~く池原ぐらいに飛ばされます。

また僕を驚かせたのが、大好きなブロッサム・ディアリーの曲を2曲も

カバーしてること。ブロッサムはジャズファンの間でもすごく好みが別れる

人ですが、僕は大好き!

ブロッサムはヘレン・メリルのような陰影に富んだ声ではなく、

どちらかと言えばキュートでコケテッシュ。

そこがまた良いんだな。

高齢になったブロッサムのライヴ観たことあるけど、

歳を重ねても、余りにも変わらない歌声聴いてびっくりしたことある。

 ブロッサムのカバーは「Tout Doucement」と「Now At Last」の2曲なんだけど、

特に「Now At Last」の素晴らしさったらない。

きっと人の曲をカバーするってこういう事を言うんだろう。

以前のsleep wakerでシンディ・ローパーがカバーしたエディット・ピアフの

「愛の讃歌」の凄さを書きましたが、このカバーも負けず劣らずの完成度。

しかしこのアルバム、何と言ってもプロデュース力がもの言ってる作品ですね。

プロデューサーは映像の世界や、エレクトロの世界でその名を轟かせてる

奇才チリー・ゴンザレス。

選曲、アレンジ、サウンドメイキングの妙、

古いスタンダードさえ物の見事に現代に蘇らせていて、

アルバムにおいてのプロデューサーの重要性を痛感させられます。


ジャケ違いもあるようだよん!

さてこのふたりの歌姫、とにかくあっちゃこっちゃで薦めて来ました。

特に若い女性シンガーの子達に。

日本にもいつか、こういう本物のアーティストが現れて欲しいと願いつつ、

今日はこの辺で。




Skydust

Koko