金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

神代植物園の遠い夏

2006年07月23日 | まち歩き

夜来の雨が止んだので、神代植物園に写真を撮りに出かけたが、天気が良くないためか写真愛好家の姿もまばらだ。入り口で百日紅の花を撮った。今日は50mmマクロレンズに1.4倍のコンバータをつけて倍率を上げてみた。

Sarusuberi

我が家の百日紅は蕾すらつけていない様だ。日当りだけではなく、手入れも違うのかもしれない。この時期目だつ花は少ないが蓮が綺麗だった。

Hasu

Hasu2

ユリ科の多年草オオバギボウシの花も綺麗だ。アングルファインダーを忘れたため苦しい姿勢で1枚写真を撮った。

Oobagibousi

小さな丘の下に瑠璃玉薊が咲いていた。この花にはちょっとした思い出がある。前の会社を辞める時、プライベートな送別会で女性達からこの花が入った花束をプレゼントされたことがあるのだ。以来気に入っている花の一つだ。

Ruritamaazxami

今年は例年より梅雨が長く、気温も上がらない様だ。向日葵の花が咲いていたが、太陽の姿が見えないので花を向けることもできず、うつむき加減だった。でもこれって本当だろうか?

Himawari

最後に入り口付近の野草園でユリの写真を撮って、神代植物園を後にした。駐車料金3百円と入園料5百円のちょっとした散策だった。それにしても梅雨空のもとでは植物園を訪れる人も少なく、神代植物園の夏は遠いなぁという感じだった。

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神代植物園のムクゲ

2006年07月23日 | まち歩き

今日神代植物園を歩いている時偶然色々なムクゲ(槿)を栽培している一角に出会った。

次の写真は大徳寺祇園守という槿の一種類だ。

Daitokujigionmamori

ところで槿は私が好きな花である。その理由は私の庭にも一本槿の木があり、毎年長い間花を咲かせるからである。槿は花の咲く期間が長いため、韓国では無窮花(ムグンファ)という。これがムクゲの語源らしい。因みに槿は韓国の国花である。ところで我が家の庭は日当たりが悪いためか、今年はまだ槿は咲いていない。

下の写真は七彩(しちさい)という槿の種類だ。

Shichisai

芭蕉の「野ざらし紀行」の初めの方に「馬上の吟」と題して

道のべの 木槿(むくげ)は 馬に食われけり

という句が出てくる。槿の学名はHibiscus Syriacus、つまり槿はハイビスカスの仲間で原産地はインド・中国ということだ。日本には何時頃入ってきたのだろうか?機会があれば調べてみたいものだ。

写真は紫盃という槿の一種類だ。

Shihai

写真は大紫盃。この他にもまだまだ沢山の園芸種が花を咲かせていたが、とても覚えられるものではない。ただ芭蕉を乗せた馬が食った槿はこの様に色鮮やかな大輪の槿ではなく、白い素朴な花だったのではないだろうか?

Daishihai

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靖国の夏-昭和天皇の御意志

2006年07月20日 | 国際・政治

今日(7月20日)日本経済新聞は第一面で元宮内庁長官富田朝彦氏の手帳に残された昭和天皇のお言葉を紹介していた。それは昭和天皇がA級戦犯の合祀に強い不快感を示され、それ故1978年の合祀以降靖国神社への参拝を取りやめられたとこを記録している。関係者の話では富田元長官のメモの信頼性は高いということだ。

昭和天皇は政治家や軍人の個人批判をされることは極めて少なかったと聞くが、富田メモでは日独伊三国同盟を推進した松岡洋右元外相や白鳥敏夫元駐伊大使までもが合祀されたことに強い不快感を示されたとある。

私はA級戦犯の分祀論を取りその主旨をブログ「靖国の夏-A級戦犯分祀論」で述べている。

昭和天皇の御心が明らかになった今、A級戦犯の遺族(特に分祀に反対した東条元首相の遺族)や靖国神社は真摯に受け止めて急ぎ分祀を行なうべきであろう。A級戦犯者はその輔弼の任をおろそかにし、社稷を危うくしたことで昭和天皇の御心を悩ませた。その上靖国神社に合祀されることで更に昭和天皇をご不快にさせたことは誠に持って遺憾の極みというものであろう。せめてその遺族の人達が速やかに対応されることを望むものである。

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100カロリーの攻防

2006年07月19日 | うんちく・小ネタ

最近カロリーのことが気になっている。この前健康診断でお腹の周りを測られた時85cmを越えていたのだ。お腹の周りが85cmを越えるとメタボリック症候群に足を踏み入れる可能性が高まることは前から知っていたのだが、私はお腹の周りをズボンのサイズつまりウエストサイズだと思っていた。「ウエストは84cm位だからまだ良いかな?」と思っていたが、健康診断に行くと美人の看護婦さんがなんとへその周りに巻尺を巻くではないか。「えっ!ここで測るの?」と私。「そうなんですよ」と非情な看護婦さん。当然おへその方がズボンより前に出ているのでお腹周りは85cmを越えてしまった。お医者さんからも「少しやせた方が良いですよ」と言われてしまい、カロリーのことが気になりだしたのである。

たまたまウオール・ストリート・ジャーナル紙を読んでいると「アメリカでケロッグやクラフトなど食品会社が100カロリーパックのスナック菓子の販売をしている」という記事が目に付いたので読んでみた。

要はダイエットを気にする人向けに100カロリー単位でポテトチップスなどを袋に入れているので、ダイエットの目安になり結構売れているというのだ。記事によれば栄養学者達がこのスナック類のダイエット効果について疑問視する声はあるものの、一定の効果はありそうだ。というのは一食分の食事の量を多くすると、残しても良いということにしても人は食べ過ぎる傾向があるからだ。ある実験によると5割量が多い食事を出すと16%余計にカロリーを取ってしまうということだ。

もっとも「これで100カロリーか」ということで次の新しい袋を開けてしまう人も多いから、ダイエット効果がどれ程か?と疑問を呈する人がいる訳だ。100カロリーというと体重80キロの人が20分の家事で消費するエネルギーらしい。「じゃもう一袋食べて20分ワークアウトしよう」という人が出るだろうということだ。また梱包のコストが高いという問題もある。

ところで今私はカロリーという書き方をしているが、「キロカロリーじゃないの?」と思う人がいるだろう。なるほど新しい言い方ではキロカロリーが正しい様だが、ここではウオール・ストリート・ジャーナルが100-calorieという書き方をしているのでカロリーとした。因みにcaorieの頭文字のcを大きくしてCalと表記するとキロカロリーを表すが、同紙では小文字のままだった。(Cal=Kcalである)

話が横道にそれたが100カロリーに戻ろう。100カロリーは日常の食事でいうと、白身魚の握り寿司2個分程度だ。アルコールで言えば、350mlの缶ビールが150カロリーだから缶ビール3分の2程度だ。

ところで毎日100カロリーを余計に摂っていると1年間で体重が約1キログラム増えるということだ。肥満度の目安にお腹周りの測定の他BMI指数というものがある。体重(キロ)を身長(メートル)の二乗で割ったものだ。私のBMI指数は25前後であるが、この前後というのが大変曲者で25以下なら一応標準、25を越えると軽度の肥満ということになる。つまり1キログラムが私にとって大変重要な意味を持っているのだ。ということは1日100カロリーの摂るか摂らないかが重要な問題になっているということだ。世間一般でもこの辺りの数値にやきもきしている人が多いのではないだろうか?分かり易いということもあって100カロリーの攻防は日本でも今後商売のネタになるかもしれない。

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花撮りの小道具

2006年07月18日 | 写真

良い花の写真の第一条件は花と目線の高さが合っていることだと思う。花を上から取った写真は花の一番美しい姿を伝えることができない。では高山植物のように背の低い写真を撮るには地面にはいつくばる必要があるかというとそこは良くしたもので、ちゃんと小道具がある。それがアングルファインダーだ。

Finder

このアングルファインダーを一眼レフの接眼部に装着して上からのぞきながら背の低い花の写真を撮るのである。因みにオリンパスのアングルファインダーの値段は2.4万円。小さなデジカメなら一つ買うことが出来そうな値段だ。一眼レフはメーカー間の競争激化で随分安くなったが、アングルファインダーの様なアクセサリー類の値段は下がっていない。

オリンパスのE330は一眼レフでは初めて液晶モニターで被写体を見ることが出来るようになった。液晶モニターの角度を変えると背の低い花などもライブで見ることができる訳だ。高山植物の写真を撮るには魅力的なのだが、今持っているE300と余り変わらない性能のカメラに11万円の資金を投下する気持ちになれず、相変わらずアングルファインダーのお世話になっているのである。

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