先週末金峰山に行った時「誤って」広角レンズを持って行った。普段山に行く時私は標準ズームレンズを持って行くのだが、前の晩バタバタとカメラにレンズを付けた時標準ズームと間違えて広角レンズを付けてしまった。一人でゆっくり写真登山をする時は何本か交換レンズを持参するが、グループ登山をしているとレンズを交換している余裕はないので大概標準ズーム一本で済ませている。
私の広角レンズはオリンパスの11-22mmF2.8-3.5だ。フイルムカメラに換算すると22mmから44mmの広角レンズである。
間違って持ってきた広角レンズだが、結果は良かったと私は考えている。
下の写真は朝日岳から見た金峰山。右奥は八ヶ岳連峰だ。広角レンズでは幅広い風景の総てに焦点をあてたパンフォーカスな写真を撮ることができるので、このように広々した風景には向いているようだ。ただしこの写真は22mm側で撮っているので標準レンズに近い画角である。
11mm側つまり一番画角を広げて撮った写真が下の写真だ。これは金峰山から瑞牆山荘に下る尾根の途中から瑞牆山を撮ったものだ。広角レンズの効果で手前の岩の大きさが強調されている。
次の写真は瑞牆山を下から撮影したものだ。広角レンズは瑞牆山の奇岩群の迫力を必ずしも十分には伝えていないようだ。ここは望遠レンズがあれば望遠レンズを使いたいところだった。
だが全般的にいうと金峰山のように明るく開けた山の写真を撮る場合、一本のレンズを選ぶとすると広角レンズというのは良い選択ではないだろうか?
また「山岳風景は明るいからレンズの明るさはそれ程重要ではない」と解説している文章に出会うことがあるが、私は山岳写真でも資金が許す限り明るい高級レンズを使うべきだと考えている。
オリンパス11-22mm、今まで余り山に連れて行かなかったがもっと登山で活用するべきレンズかもしれない。
山に持っていくレンズ・・・凄く迷います。
広角、標準、望遠・・・・単独でないと、交換は迷惑になってしまうのと、
難路を行くとかなり荷物になるので、いつもギリギリまで頭を抱えています。
広角、面白いんですが、植物や遠方の山はきつくないですか?
自分も10-22で行くことがありますが、「うおおお小さい!!」とか
良く在ります(笑