先週は不調だった米国株が連休明けは好調な出足を見せた。ダウは0.4%、S&P500 は0.8%、ナスダックは1.5%上昇した。
イエレン次期財務長官は上院の財政委員会で、バイデン次期大統領が先週発表した「大部分の家計に1,400ドルを配る計画を含む総額1.9兆ドルの財政支出案」を支持し、景気回復を支えるために議会は「大きく行動」act bigする必要があり、さもないと米国はさらに痛みを伴うリセッションに陥るリスクがあると警鐘を鳴らした。
民主党政権による大型コロナ対策を期待する投資家はイエレン発言を好感しこの日の株価上昇に弾みがついた。
WSJによると大統領選挙からS&P500は13%近く上昇している。大統領選挙から大統領就任日の間で株価がこれだけ上昇したのは、1928年にフーバー大統領が就任して以来初めてのこと。また民主党大統領としては初めてのこととか。
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個人的にはやや浮かれ過ぎだと思う。コロナワクチンの接種をスムーズに進めるには幾つかのハードルがあるし、大型財政出動が上院をすんなり通るかどうかも気になるところだ。トランプに対する弾劾裁判の行方やそれに対するトランプ支持者の反発も気になるところだ。
だが株式投資家は基本的に楽天的なのでしばらくは上値を追う相場が続くだろう。
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