今私が顧問を務めている会社で新しいサービスを拡販するために、提携先を拡大する仕事をサポートしている。
今回立ち上げた新しいサービスはユニークなもので、競争相手はまだいないし、今後も余りでる可能性はない。ただしそのサービスを利用する可能性があるのは、一部の不動産所有者という限られたマーケットだ。
従って提携に興味をしめす金融機関等はあるはずだが、提携候補先のright person(適任者)を探すのが手間がかかる。
私はビジネス人生の大半を内外の法人取引で過ごしてきた。そしてかなりの時間を新規開拓に費やしてきた。
新規開拓の難しさは、対象企業のright personを見つけることと初対面でいかに相手に強い印象を与え、次回のアポを確保し、商談を具体化させるか?ということにある。特に金融取引のように一般的にcommodity(汎用品)と考えられるサービスやものを売る商売では、最初に「いかに自社のものが差別化されたサービス・商品」であるか?を印象付けることが肝心だ。
今回の対象サービスはcommodityではないので、差別化の問題はなく、right personを効率よく見つけるか?が課題になる。
そこで思いついたのが、金融機関等のホームページにある「お問い合わせ」のようなメールコーナーの利用だ。
ここに「提案内容」を簡潔にしかも相手が商談を持ちたくなるように書く。
目下のところ意外にこの方法は上手く行っていて、幾つかの面談申込が出てきた。無論まだ返事のない先もある。提案そのものに関心がないのか、社内根回し中なのかはわからない。ただ提案に関心のない先に出かけたところで、成果はでないので訪問時間を節約できるというものだ。
セキュリティの強化等で飛び込み訪問などがやりにくい時代だが、ホームページやメールを上手く利用すれば効率よくright personを見つけることができる可能性があると感じた次第だ。
もっともこれは取り扱うサービスがかなりユニークでかつ提携候補先が関心が示す可能性が高いものだから、可能な手法かもしれないが。
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