金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

納豆騒動、笑っちゃうよね

2007年01月21日 | うんちく・小ネタ

昨日からマスコミを「納豆騒動」が賑わしている。1月7日関西テレビ作成の発掘!あるある大辞典で納豆にダイエット効果があると報道していたが、番組作成時にウソがあったということだ。

納豆は我々の会社の中でも話題になっていた。あるおじさんは「あるある大辞典」の番組で納豆は朝晩2回食べるのが良いと言っていたので、朝は食パンに納豆をはさんで食べることにしたらしい。コーヒーと納豆はあわんなぁなどと言いながら。

また昼飯に納豆が出る店に行くと「納豆はかき混ぜて20分待たないとダイエット効果がでない」と言う番組の話を真に受けて、納豆をご飯にかけず飯の終わり頃納豆だけ食べていたおじさんもいた。メタボリックシンドローム予備軍の中年のおじさん達は斯様に純情に「あるある」を信じ無惨に裏切られたのである。

しかし考えてみるとこのような話は納豆だけではない。去年の夏頃には杜仲茶が一時的なブームになり、店先から杜仲茶が消えたことがあった。半月もすると又元に戻ったが。いやマスコミや宣伝に踊らされるのは健康食品ばかりではない。「どこそこの株が儲かる」と聞けばそれに走り、「金(キン)が良いぞ」と聞けばそれに走る。そうして時々小さく儲けるが、長い目で見るとバタバタする程には儲からないか損をしている。現代は美味そうに見える危険な話がイッパイなのだ。

今から二千五百年程前お釈迦様は亡くなる時、弟子達が「これから誰を頼って生きていけば良いのですか」と訪ねられた時自灯明、法灯明とお答えになったそうだ。まず自らで考えそして真理の教えに照らしてみるということだ。

ちょっと考えてみれば一食品に過ぎない納豆にスーパーパワーなどある訳がない。勿論私も納豆が健康に良い食品であることは認めるがをれを食べるだけで、健康な体が作られると考える方がおかしい。健康な体とはもっとホリスティック(全体医学的)に作られるものだろう。嘘つき番組を作るテレビ局は論外だが、直ぐに真に受けてしまう我々もどこかおかしいのだろう。

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