「おさいふケータイ」とは、携帯電話に組み込んだFelicaチップを使って電子マネーの決済を行なう仕組みで、「おさいふケータイ」という言葉はNTTドコモの登録商標である。この分野では日本は先端を走っていたが、FTによると米国でグーグルとSprint Nextelが、アンドロイド端末で「おさいふケータイ」サービス(英語ではmobile wallet)を開始する予定だ。
このプロジェクトにはマスターカードやシティグループも参加すると見込まれ、mobile walletが米国の小口現金の決済の主流になる可能性がある。
「おさいふケータイ」のベースになっているのは、NFC(近距離無線通信)という技術で、グーグルのシュミットCEOは最終的には、おさいふケータイがクレジットカードのライバルとなるだろうと予想している。
グーグル陣営以外にすでにAT&T陣営もプラットフォームを構築しており、アップルも次のiPhoneにおさいふケータイ機能を組み込むと考えられている。
アナリストによると、2011年中に5千万台のおさいふケータイが米国で販売され、2014年にはおさいふケータイによる取引が2,450億ドルに達するだろうということだ。
ところで海外旅行をして困ることは、つり銭で貰った小銭が余ってしまうことだ。もし国境を越えて使うことができるグローバルがおさいふケータイが誕生すれば、この問題から開放されるはず。だれかが音頭をとって世界的なおさいふケータイの標準を作ってくれると助かるのだが、それは夢物語だろうか・・・・・
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