金融そして時々山

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ニューX-trailに試乗してみた

2007年09月03日 | うんちく・小ネタ

昨日(9月2日)近くの日産ディーラーで新しいX-trail 2.5に試乗した。私はX-trailに5年以上乗っている。今の車で満足できる点はオフロードでの安定した走行能力とラゲッジスペースの広さと使い易さだ。不満なところは馬力のなさとチープな内装だ。もっとも230万円程度で四輪駆動車を買った訳だから、内装のチープさに文句をいうのは筋違いだろう。5年半で4万キロ弱しか走っていないので、まだまだ乗り続けることはできるが、2Lのエンジンに不満だったので、2.5Lが発売された機会に買い替えを考え始めているところだ。

新しいX-trailはCVTというトランスミッションがついている。CVTはContinuously Variable Transmissionの略で無段変速機であり、燃費向上に役立つらしい。試乗して気になった点は低速域で従来より静かになっているが、踏み込んでから加速するまでにちょっとラグを感じた点だ。これは感覚的なものかもしれない。可能ならもう少し走らせてみたいところだ。

内装はかなり良くなっている。無論高級感が出ているという程ではないが、チープさが少し後退したというところか?また今のX-trailより13cm程長くなったので、落ち着いた感じがする。

この車のライバルの一つはトヨタのヴァンガードだろう。サイズはほぼ同じだが、ヴァンガードのエンジンは2.5L と3.5Lだ。エンジンが違うのでヴァンガードの価格帯が高いのは当然だが、同じエンジンサイズで比べてもヴァンガードの方が高い。トヨタのことだからディテールは丁寧に仕上げていると推測する。しかしアウトドアの魂という点ではX-trailに及ばないのではないか?

X-trailを乗り換えるかヴァンガードも考慮に入れるかは、考えどころだが私は直感的にはX-trailを選ぼうと考えている。理由は次のとおりだ。

  • X-trailとヴァンガードではその車に対するメーカーの力の入れ方が違う。X-trailは苦戦している日産の中ではフラッグシップ的な車だ。それは従来とデザインをほとんど変えていない戦略からもわかる。日産はX-trailというコンセプトを確立しようと考えている。一方ハリヤーを持つトヨタでヴァンガードがフラッグシップSUVになることはないだろう。もしヴァンガードを買うとハリアーが隣に並んだ時、軽い後悔を覚え続けるような気がする。
  • ブランドが確立された車に乗ると、下取り価格がしっかりしている。私のX-trailは5年ものだが、ディーラーは「105万円」と見積もってきた。もう少しネゴしてみたいが。
  • 車は車に過ぎないが、同時にライフスタイルの象徴でもある。雪道やオフロードに強く、テントやスキーなどをボンボン積み込むことができるX-trailはアウトドアマインドをくすぐる。ガキっぽい車だが、心のどこかに野外遊びするガキを飼っていたいと思う向きには合う車だろう。

私にとってX-trailを選ぶかどうかということは大げさにいうと、アクティブなアウトドア派として後数年がんばるか、単にアウトドアっぽいおじさんに堕落する程の岐路なのかもしれない。

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