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北朝鮮の潜水艦ミサイル発射はウソ、米参謀本部副議長

2015年05月21日 | 投資

ロイターの記事によると 北朝鮮が今月9日に「潜水艦からミサイル発射に成功したと発表した写真は合成もの」と米国参謀本部の高官が発表した。

ジェームス・ウィネフェルド参謀本部副議長は、今週火曜日に戦略国際問題研究所で聴衆に「北朝鮮のミサイル技術は、彼らのビデオ編集技術ほどには進んでいない。ミサイル発射写真は合成もので、彼らが潜水艦からミサイルを発射する技術を実装するにはまだ多くの年月を要する」と見解を述べた。

ウイネフェルド副議長の見解には、ドイツの航空宇宙工学の専門家2名も「ミサイルの噴射炎とミサイルの位置関係が不自然。ミサイルは潜水艦からではなく、水中に沈められた小船から発射された可能性が高い」と述べ、北朝鮮のビデオが合成ものであるという見解を示した。

なお韓国軍の関係者は「我々はビデオは本物で、北朝鮮が潜水艦からミサイル発射を行ったという見解を変えていない」と述べている。

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果たしてどちらの見解が正しいのだろうか?

ごく常識的に考えるとウィネフェルド副議長(海軍大将)が、偽りの意見を述べる動機はないのに対し、北朝鮮は「潜水艦からのミサイル発射に成功した」と同国民と国際社会に対してウソをつく動機は沢山ある。

韓国軍関係者が「本当に北朝鮮が潜水艦からのミサイル発射に成功した」と確信する情報技術(ビデオ分析力など)を持っているのかどうか?あるいは「韓国にとって北朝鮮がミサイル発射に成功したとする方が都合が良い」事情があるのか?ということは私には分らないが、総合的に考えるとウィネフェルド副議長の見解に組したいと思う。

コメント
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