会社の同僚が「そろそろ巾着田の曼珠沙華の時期だ」と言ったので、1,2週間後に高麗(こま)まで出かけようかと考えている。
巾着田の曼珠沙華は僕が住んでいる西武沿線の奥の方にあるので数年前一回行ったことがある。大変な混み様だったが一面の赤い花は一見に値する。因みにいえばこの時期巾着田にはコスモスも咲くが爽やかなコスモスに比べどこか暗い情熱が匂う曼珠沙華を時として見たいと思うことがある。今年はある理由からそんな気持ちになっている。
曼珠沙華といえば次の短歌を思い出す。
風を受けきりきり舞いの曼珠沙華 抱きたさは時に会いさを越ゆ
昔図書館で借りた詩集の中にあった短歌なので作者は忘れてしまった。しかしそこに流れる切なさの極みのような情感は時に胸を打つ。
久しぶりに巾着田に行き風を受ける曼珠沙華を見ようかな?と僕は思い始めている。
因みに曼珠沙華の開花状況はhttp://www.kinchakuda.com/(巾着田の公式HP)でわかるが、9月7日現在は発芽していないということである。