ぱにぽん

徒然なる言いたい放題

夕方の散歩

2009年05月17日 22時28分10秒 | Weblog
夕方の散歩。ごく近所を歩いた時の写真。写真自体は一ヶ月近く前のものですけど。


秋に取り壊された一軒家の跡地の風景。





一軒家の跡地に家二軒。

ベタ基礎の上にバンバン角材おったてて、ぱたぱたと合板の壁を貼り付け、どんどんできちゃう。


こういうのを見るといつも考えさせられる事がある。


建物の価値とか、税金とか。


現在、建物の価値は30年もするとほとんど「タダ」に評価される。土地だけに値段がつく。

でもね、ここでちょっと考えたい。


白川郷の合掌造りとか、岩手の遠野地方に残る曲がり家なんかを思い起こしてみた時、ああいう100年以上も経った家の価値は「タダ」ですか?

少なくとも帳簿上の減価償却は済んでいるけど、その家の価値そのものはタダじゃないと思うんだな。


確かに日本のハウスメーカーが作る家は機能的で立派。だけどナニかどこか薄っぺらいカンジがしませんか。今住んでいるのは自分の家も日本を代表するハウスメーカーの軽量鉄骨の木造住宅。築20年。建て替えたい気はするけど、メンテナンスしてずーっと住みたい感じじゃない。


地震が多く、多湿な気候の日本は、欧米より制約が多いかもしれないけれども、


なんだかもやもやしているのは、100年、200年経っても、手を入れて丁寧に使いながら機能をあげていけるような家はつくれないものか、という事。そういう家で構成された街に住みたいという事。そういう家を代々うけついでいけるような仕組みは作れないものか。。。。


家や土地を相続する度に、相続税金を払いきれずに一代で売却。そしてその一軒家だった土地に、二軒、三軒の家が建つ。




なにか、町の持つ価値、を失い続けているような気がするんですが、こういう感覚は変ですか?











これ、何の花だろうね。

こんな可憐な花が、ひっそりと公園の隅に咲いていた。