里紀 in Crossing Field City!

~遠く、北アルプスとお城の街を離れて~

タマガワホトトギス(ユリ科)

2008年02月29日 02時43分19秒 | 上高地の花々-た
学名は:Tricyrtis latifolia Maxim.
Tricyrtis:ホトトギス属。
※ギリシャ語の treis(三)+ cyrtos(曲)が語源で、
三枚の外花被(がいかひ)の基部が袋状に曲がっているのが由来となっているようです。
latifolia:<latifolius=広葉の
Maxim.:<Maximowiczianus=ロシアの分類学者のマキシモヴィチの

漢字で書くと:玉川杜鵑
黄色の花を山吹に見立てて、山吹の名所と云われていた京都にある『玉川』の地名をとって
名づけられています。
また『ホトトギス』は、花にできる斑紋が鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることが由来です。
それにしても、すごい連想力としか云いようがない命名ですね。
尚、『玉川』は京都府綴喜郡井手町を流れ木津川に注ぐ支流で、今は桜も美しいのですが、
命名当時は、桜ではなく山吹で全国的に有名だったのでしょうね。

上高地で咲く時期:7月中旬~下旬(年によりかなり違います)
(トップの写真の撮影日:2005.7.15)


芽吹き(撮影日:2006.7.6)

※まだまだ小さい蕾です。 まだ葉にもたれるようにしています。

蕾(撮影日:2007.7.19)

※このくらい大きくなるともうそろそろ咲くかと期待してしまうのですが、実は
もう少しかかります。 蕾の外花被の下が膨らんで来たら、注目状態になります。
ただ不思議なのは、この頃までの蕾はいつもたくさん見られるのですが、このあと
一気になくなってしまうことがあるのです。 猿が食べるのでしょうか?

蕾(撮影日:2006.7.31)

※この写真を蕾で紹介するのは、左の花ではなく、右の蕾に注目して頂きたいからなのです。
蕾が開きかけています!
左のような花が、この蕾からどう出て来るのか。 とても興味があるのですが、
まだその瞬間を見たことがないのが、残念で仕方がありません。
パッと一瞬で開くのか、じわじわとゆっくり時間をかけて開いていくのか…。
あ、ただもし知っている方がこのブログを見て下さっても、回答のコメントは入れないで下さい。
これは楽しみの1つとして、どっちなのかを自分で確かめたいと思っています…。

花(撮影日:2006.7.25)

※この7月中旬から下旬にかけては、上高地が一気に忙しくなる頃で、気がついたら
もう花が終わっていたと云うこともあるのです。 実は、2007年はそういった年で、
蕾が大きくなるところまでは追っかけていたのですが、気がつくと10日ほど経っていて、
いつもの場所に花は残っていませんでした。

再び京都の植物園へ�

2008年02月28日 00時37分42秒 | オフシーズン2007-08

昨日の�からの続きです。
『バイカオウレン』の場所(少しだけ丘になっています)から降りて来て左に曲がると、
全く期待していなかった花に出会いました。と云っても開花直前だったんですが。
『ミスミソウ』です。(よくわかるようにトリミングしました)

近くには白や下のような青い蕾もあったので、今後が楽しみです。

また最近気になっている芽吹きも近くにありました。

土から出て来た蕾が少しだけ開いているのですが、そこから雄しべがちょこっと出ています。
結構芽が出始めていたので、もう少ししてから行けば、たくさんの花に会えるはずです。
今度はこの『ミスミソウ』に会う目的で来ようかなと思っています。

この場所からすぐのところに別の春の使者に会いましたので、ご紹介します。

云わずと知れた『蕗の薹』です。 あと2、3株が周りにありました。
美味しい使者ですが、さすがに植物園で採集は出来ません。 もちろん上高地でも禁止です。
上高地の生活が始まるまであと約1ヶ月半になりました。
またたくさんの植物に囲まれて暮らせるかと思うと、ワクワクしてたまらなくなります。

『ミスミソウ』の咲いていた場所の横に見慣れた芽吹きがありました。

『ラショウモンカズラ』です。 この花を上高地で見るのは5月中旬ですから、
あと3ヶ月ですね。たくさんの芽吹きがありましたので、ここでは群生しているところを
簡単に見ることが出来ますね。(これが植物園の強みなのですが)
あとは小川に面した場所で、初めての植物に出会いました。

『モミジチャルメルソウ』と云うそうです。
花をよく見れば、見慣れている『コチャルメルソウ』と同じような気もします。
葉が紅葉型なので、そう名前がついたのでしょうね。
私が小さい頃、夜中チャルメラがよく来ていて、呼び止める使いに行かされました。
『チャルメル』と名のつく植物に親近感が湧くのは、そのせいでしょうか…!

今回の府立植物園では、たくさんの花との出会いがありとても楽しかったです。
今日のトップの写真は梅の花で、『玉牡丹(ぎょくぼたん)』と云う種類です。
植物園の梅園も咲いている樹とまだまだ蕾の固い樹とがあって、
全般的には3分咲きくらいなのかなと感じました。
明日からは暖かくなる予報になっているので、開花が進めばいいなと思っています。

夕方4時頃にようやく入口まで戻ることが出来ました。
この植物園の園長さんお勧めのView Pointがこの風景だそうです。

府立植物園のHPに園長さんの音声付のビデオ案内があるのです(お勧めです)が、
かなりの頻度で紹介されています。 雪のあとの晴れの日に、温室前から見る比叡山は
植物園との間に遮る建造物がないので、最高に美しい!とのことです。
今回は比叡山の雪も遠目には少なくなっているようで、最高とまではいかなかったかな。
(本当はそれを狙って来たんですが…)


植物園を出て右に行くと賀茂川に出ます。 整備された河原に下りて北山を撮ってみました。
『十三石山』辺りになるのかなぁ、と思いながら出町柳まで歩いて帰りました。
賀茂川には鳥のえさになる小魚などが豊富なのか、ゴイザギや鴨がたくさんいました。

特にこのゴイサギは100~150m間隔で1羽いて、ひどいところでは50mの間もない程
でした。大きい鳥なのでとても目立つのですが、じっとしてひたすら前を向いているので、
なかなか違うことをしている写真が撮れませんでした。残念…。
魚を取ったり、飛んでいるところが撮れると最高なのですが、そうこっちの思う通りには
なりませんよね。

さ、次の休みはいつだったかな?
なんて、これで今回の植物園話は完了です。

再び京都の植物園へ�

2008年02月27日 02時47分32秒 | オフシーズン2007-08

昨日の�からの続きです。
最初に見つけた場所からもう少し真っ直ぐ歩くと、少し開けた場所に出ました。
開けているので陽射しもあったのでしょう。雪もかなり融けていました。
もしかしたら朝のうちに、さっきの私のように、雪をそっと除けたのかもしれません。
『セツブンソウ』はたくさん咲いていて、もっと早くここに来ていても良かったかなと、
ちょっとだけ後悔したりしましたが、そこは花との出会いですからね。

こんなくっきりと綺麗に咲いている花に出会えるのも、いろいろあってこそです。
群青と黄色のバランスが絶妙ですよね。真っ白な花びらに映えて、とても爽やかな花です。

上の写真は、開花直前です。
その前の写真のように正面からしっかり見据えるように撮った花も好きですが、
一番好きなのはこの写真のように、もうすぐ咲くと云う頃です。
咲き切った状態は図鑑でいつでも見られますが、その直前はなかなか見られませんから。
本当にたくさんの『セツブンソウ』が咲いていました。いい時に来ました。
でも、本当の山でふいに出会うと、感動の度合いが違って来るかなと思います。
3月にその山旅に誘って下さっている方がいるので、楽しみが出来ました。

次は『フクジュソウ』です。

陽射しを受けて開き始めています。トップで紹介しました蕾の状態を経て、開花します。

『フクジュソウ』は、キンポウゲ科のフクジュソウ属ですが、花びらも雄しべも金ぴかで
花の真ん中に金平糖のような種子になる部分が膨らんで来ていることも、
キンポウゲ科の特徴でしょうか。福福しくて『福寿草』とはぴったりの名前ですね。
ぽってりと花が大きい割に茎が長く伸びないことも、愛らしさが増す理由なのかもしれません。

次に出会ったのは、『バイカオウレン』です。
「あ、『バイカオウレン』かぁ。去年は何度も見たよね」と思いながら、「あれっ?」
よく考えてみると、去年山でよく見かけたのは『バイカオウレン』ではなく、
『ミツバオウレン』でした。 どこが違ったんだっけ?

『バイカオウレン』も『ミツバオウレン』も真っ白な花びらです。でもこれは萼なんですね。
本当の花は、とってもよく目立つ黄色の耳かきみたいな部分です。これが同じでした。
あとは、雌しべの色が違っていました。『ミツバオウレン』は薄緑色でした。
念のために、『ミツバオウレン』の花です。結構あっさりした花ですね。

では、もう一度『バイカオウレン』です。横から見た方が、雌しべの感じがよくわかりますね。
赤紫色の雌しべの『バイカオウレン』は、そんなところが『梅花』なのかもしれません。

この花に山の中で出会うのはいつかな? どこの山かな? 楽しみが増えました。

今日もたくさん写真を紹介しました。たくさんの花に出会って来たんです。
でも、まだうれしいサプライズの花や、他にも書ききれていないことがありますので、
また明日、この続きを紹介させて下さい。 では、�に続きます!

再び京都の植物園へ�

2008年02月26日 22時54分35秒 | オフシーズン2007-08

久し振りに京都の府立植物園に行って来ました。
前日に降っていた雪が、本当はもう少し残っているかと思っていたのですが、
入口から右に続くくすのき並木は綺麗に除雪されていて、ちょっと残念でした。
(除雪・整備された係の方には申し訳ないのですが。)

でも歩いていると、そこここで「ザザー」っと樹に残った雪が落ちて来る音がして
なかなか気持ちが良かったです。
このくすのき並木の途中に『シナマンサク』の樹があって、ちょうど満開でした。

『マンサク』は「まず咲く」から由来している花ですが、この『シナマンサク』は、
花が咲く時期に前年の葉を残しているのが特徴だそうです。
カメラマンが熱心に写真を撮ってられましたが、あまりに熱心なために、ご自身の体が
下の方に伸びた枝を押しているのに気づかず、花が服と摩れていて可哀想でした。
熱心過ぎるのも困りますよね。 私も気をつけます…。

で、並木を抜けて樹齢何百年と云う『アキニレ』の老木の横を過ぎて、大好きな
『植物生態園』に向かいます。
ここはゆっくり歩いていると、森の中にいるような気分になれるので、気に入っています。
森の入口は、陽が届かないためか道はぬかるんでいました。 人の歩かない場所は
真綿のような雪が残っていました。
しばらく歩くと右側に『セツブンソウ』のプレートがありましたが、周りは雪!で、がっかりでした。
でも雪をじっと見ていると、ようやくその中に見つけることが出来ました。

雪の積もりの薄いところの1株が、頭をもたげ始めていました。 健気ですよね。
んじゃ!
と思って、ゆっくり積もっていた雪を剥ぐように30×40cm位除けてみると、
たくさんの芽吹きがありました。

蕾をつけたまま埋もれている株もありました。

この写真は、雪を除けてから約3分位経っているのですが、最初はもっと下に
押し込められていたのですが、ゆっくりもたげて来た感じです。
ただ、この場所には花をつけた株はないようでしたので、諦めて場所を変えることにしました。
ここで見ることが出来たのは、トップの写真で紹介している蕾が精一杯でした。

腰を上げて後を見ると、雪の中にわずかに見える黄色い蕾がありました。


実を云いますと、恥ずかしいのですが私は鉢に植え付けられて売られている『フクジュソウ』
しか見たことがなく、こんな雪の中からたくさんの蕾が頭を出しているのは、初めてでした。
特に下の写真の株は、葉を伸ばし始めている様子で、まるで寒い朝に毛布から手足が出せず
このまま布団の外へ出ようか迷っている時の私のようで、とても親近感を感じました…。

後から思うとこの場所が一番雪深かったようです。
初めて見る『セツブンソウ』と『フクジュソウ』に感動して、約30分ほどここで過ごしましたが、
やはりここでは花が見られなかったので、もっと先に行くことにしました。

この先はまたたくさんの写真をご紹介したいので、今日はここまでにします。
花の写真は、また明日と云うことで。 完結出来なくてごめんなさい。つづくです。


アイヅシモツケ(バラ科)

2008年02月24日 22時43分42秒 | 上高地の花々-あ
学名は:Spiraea chamaedryfolia var. pilosa
Spiraea:シモツケ属。
※ギリシャ語のspeira(螺旋、輪)に由来し、果実が螺旋(らせん)状をなす種があるため。
chamaedryfolia:<chamaedryfolius=シソ科ニガクサ属Chamaedrysに似た葉の
※ニガクサ属の『Chamaedrys』と云う植物の名前がわかりませんでした。残念です…。
pilosa:<pilosus=軟毛ある、毛で被われた

漢字で書くと:会津下野
※『シモツケ』属の新種が会津で最初に見つけられて名前がついたと云うことですが、
地方の名前が連名でついていると云うのは珍しいと思いますし、こんな名前を付けられても
付けられた方も困るなぁと云うのが正直な感想です。
また『会津』は『あいづ』と読み、カタカナで書くと『アイヅ』となるのが普通で当然なのに
『アイズ』と表記されていることが多いのも不思議な感じです。

上高地で咲く時期:6月中旬
(トップの写真の撮影日:2007.6.11)


蕾(撮影日:2007.6.11)

※河童橋と明神間の一角にまとまって咲いている場所があります。
6月中旬に歩くと、とても目立ちます。 サクラが終わって静かになったその場所で
華やかな一時期が味わえます。

花(撮影日:2006.6.19)

※この辺りはそれほど日中に陽があたらず、目を留めるような花が咲くわけではないので、
この『アイヅシモツケ』が華やかな花をつけると、目立ちます。
陽が射していないのにその場が明るく感じられるのは、バラ科の華やかさのせいでしょう。

完全休日かな?

2008年02月22日 22時22分05秒 | オフシーズン2007-08

今日はお休みでした。
今週は、月曜日から昨日までかなり忙しく(きっと今日も忙しいはず…)、
家に戻ってからも何もする気になれず、ただただ寝て起きて出勤するだけでした…。
なので、今日はどこに行く気にもなれず、部屋の片付けと掃除と洗濯で過ごしました。

いつもは1人のオペレーターが1日に受電する件数は25~30件前後なのですが、
今週は何と1日に50~70件にも上りました。1時間に8~10件受ける感じです。
明日は、平日にかけて来られない方からの問合せで立て込む可能性が大ありです!
また大変な状況になるだろうなぁと諦め気分です。

今回の仕事は、ある会社の制度改正に伴う次年度の契約の変更を受け付けると云う
内容なのですが、一般的に制度改正する時と云うのは利用者側に不利になることが多く、
今回もそのケースです。

電話をかけて来られる方はだいたい次の4つのパターンに分かれます。
� 変更内容を充分理解して、次年度のコースを指定して来る方→対応時間3分!
� 変更内容がわからない。現在の自分の契約内容もよくわかっていない方。
→現在の契約内容と制度改正の説明、次年度の予約の受付で、対応時間約15~20分。
� 制度改正について不満を持ってかけて来られる方→対応時間20分以上。
� 極度の不信で、解約希望の方→解約担当者への転送で、対応時間3分。

�と�は、男女、年齢に関わらずいろいろで、全体の80%位を占めていると思います。

でも�は男女によって少し様子が違うので、面白いと云うと語弊があるかもしれないですが、
男の方は、結構理詰めで説明を求められます。 どうして制度改正をするに至ったのか?
うーん、私たちには与えられたQ&Aがあって、それを元に答えるのですが、
なかなか手強いんですね…。 なるほどそう攻めて来るかぁと感心する時もあります。
それで説明に納得されて次年度の予約をして下さる方もいれば、やっぱり納得出来ないからと
上司に代わって対応する方とに判れるのですが、その際も人によっては声を荒げられる
場合もあるけれど、大抵は穏やかなんですね。

ところが女性はかなり違います。 私も同性として反省する面の一つですが、
かなり感情的になっていたり、最初はそうでなくても、話す間に不満が爆発して
手が付けられなくなる方もいるのです。 特にこちらが下手に出るとひどくなることが多いです。
叫びながら電話を切られる方もいたりして、かなり疲れる時もあります。
もちろん、これはその傾向があると云うことで、全ての女性がそうだと云うわけではありません。

�については、私の部署は解約を阻止するのは役目ではないので、他部署に回します。

私たちオペレーターとしては、契約者の方々の現在の内容を正しく理解して、
今回の改正が不利なものだとしても、その中で少しでも得になるように案内するのが
役目だと信じているので、誠心誠意対応しているつもりなのです。
途中の4つのパターンの内容で、「もしかしてあの企業のあの改正のことか?」と
気づかれた方がいらっしゃるようであれば、ゆっくり理解して頂けるまで時間をかけて
話しますので、落ち着いて電話をかけて来て頂ければと思っています…。

な~んちゃって! この場を借りて、お願いしてしまいました…!
やっぱりクレームは1番疲れるんですョ。
でもクレーム気味から納得してもらって、最後には対応をほめて下さる方もいらっしゃって、
この時が、この仕事をしていて1番やりがいを感じる時ですね。 とてもうれしいです。

さ、明日もしっかり受電して来ようかな…。
ご清聴ありがとうございました!

三寒四温は花粉の季節…

2008年02月20日 23時47分03秒 | オフシーズン2007-08

今日の大阪は久し振りに10℃を超えたらしく、陽射しも外気も暖かく感じられました。
2、3日前までは、雪が降って固まってしまうくらい寒かったのに、三寒四温の季節に
なって来ました。 つまりは、もうすぐ春ってことですね。 ウレシイ。

でもつまりは、花粉の季節ってことですよね…!

………!

実は10年くらい前、私はもの凄い花粉症だったんです。
ティッシュの箱を持ち歩かないといけないくらい鼻がぐしゅぐしゅして、くしゃみして。
でも、会社の上司から黒酢を飲むことを勧められ試してみたところ、不思議なことに
翌年からパタッと花粉症が治ったのでした。
それでそれから3年程前まで、全く大丈夫だったんです。

ところがその3年くらい前から、鼻ではなく耳に花粉を感じるようになり、かゆくて
(耳の中だから、かけない!)かきむしってしまい、治ったりぶり返したりしています。


それで今日。
鼻が…。目が…。 何だかくしゅくしゅしてしまい、おかしいなぁと感じていたところ、
自宅に戻りTVの天気予報で「今日初めて大阪で花粉を感知しました」と云うのを聞いて
とうとう、とうとうまた花粉症になってしまったかなぁ…、とショックな気分です。

治ってから飲まなかった黒酢を、また飲んでみようかなぁ。
とにかく今までもう大丈夫と思って関心がなかった花粉症情報を収集して、
これ以上ひどくならないようにしたいと思っています。 ふぅ…。

ウワミズザクラ(バラ科)

2008年02月17日 21時18分28秒 | 上高地の花々-あ
学名は:Prunus grayana
Prunus:サクラ属。 ※ plum(スモモ)に対するラテン古名。
grayana:< Grayanus=北米の分類学者A.グレイの
※東アジアと北米東部の植物相に共通性があることを提唱した米国の植物学者。
アメリカ合衆国艦隊ペリーの遠征記録がアメリカ合衆国政府によって『ペリー日本遠征記』として
1856(安政3)年に出版された時、グレイはその報告書の中に採集した植物標本の
分類研究の結果として多数の新植物を報告したと云われています。

漢字で書くと:上溝桜
※本当の和名は『ウワミゾザクラ』と云って『上溝桜』が転化したものと云われています。
昔、亀甲で占う時、この木の上面に溝を掘って使用したことから『上溝』桜と呼ばれたらしく、
『占(裏)溝桜』の表記が正しいともされています。
ウワミズザクラはとても堅く、地方によっては金剛桜や、鉈柄(なたづか)と呼ばれて、
版木や彫刻材、さらに樹皮は樺細工に使われたりしたそうです。
新潟では、蕾を塩漬けにしたものを『杏仁香(アンニンゴ)』と呼んで食用にされます。

上高地で咲く時期:6月上旬~下旬
(トップの写真の撮影日:2006.7.8:槍沢ロッジ付近)


芽吹き(撮影日:2007.5.16)

※この芽吹きの時は『シウリザクラ』とよく似ているのですが、葉が緑色なことで見分けられます。
『シウリザクラ』の葉は花のように赤いので、全く違います。

蕾(撮影日:2007.5.30)

※この場所は、河童橋から右岸を下流に向かって歩いて行くと、
車が通れる大きな遊歩道と梓川沿いを歩く少し細い道に分かれるところです。
この時期に梓川沿いの道を歩くと、右側に『ミヤマザクラ』、左側にこの『ウワミズザクラ』を
何本も見ることが出来る絶好の場所です。

花(撮影日:2007.6.16)


※ブラシのような花で、サクラだと最初に聞いた時は本当にびっくりしました。
年によって『シウリザクラ』と咲く時期が前後します。
この場所は、遮るものがなく、陽を浴びて咲いていることが多いです。

実(撮影日:2006.7.20)

※ここには、1本の大きめの樹があります。
花の時期を過ぎるともう見向きもされないのは、サクラの悲しい運命かもしれませんが、
この樹の近くで5年間を過ごしたこともあり、とても親しみのある樹なのです。
この実はまだ青くてとんがりも残っていますが、次第に次の写真のように赤くなり始めます。

実(撮影日:2006.9.11)

※実の色が変わり始めると、きっと鳥や猿たちは待ち切れなくなるのかもしれません。
黒くなる頃には、あっと云う間になくなってしまいます。
きっと相当美味しいに違いありません。

東風吹かば

2008年02月16日 23時22分13秒 | オフシーズン2007-08

今日は京都の北野天満宮に梅を観に行って来ました。

バス停を降りて、楼門をくぐります。15mはゆうにあるでしょう。立派な楼門です。

楼門には、両側に道真公の右大臣・左大臣像が安置されていますが、左側の柱には、
有名な御歌、『東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春を忘るな』が掲げてあり、
梅の季節を感じさせてくれます。


入ってすぐ右側には、赤目の牛が堂々と迎えてくれますが、ここの白梅はまだまだ蕾でした。


でもここから拝殿の方ではなく真っ直ぐ北に向かうと、東門(重要文化財指定)があるのですが、
その前にある紅梅は(↓)ほぼ満開近くになっていて、いい匂いをさせていました。


その後、本殿の裏を通り『ロウバイ』の元へ。
3本ある中の2本は、もう盛りを過ぎていましたが、向かって左の1本はまだ蕾もあり、
甘い匂いを漂わせてくれていました。

梅園にも600円を払って入園してみましたが、まだまだ蕾の樹が多く、残念でした。
全体的には、『0.5分咲き』ってところでしょうか。

その中で少しだけ咲いていた紅梅です。


今回は梅が目当てだったので、後になってしまいましたが、
重要文化財の指定を受けている三光門と呼ばれる中門を通って、


国宝の社殿に向かいました。充分ご縁があるようにお賽銭を15円に奮発してしまいましたが、
学問の神様だから、縁はそんなに望めないかもしれませんね。
でも、何があるかわかりませんからね…。 「神様!

天満宮を後にして、バス停前のあわ餅屋さんで粟餅をお土産にして四条まで戻りました。

黒い漉し餡の中にも粟餅が入っています。甘さ控えめでとても美味しく戴きました。

四条まで戻って、いつものように『志る幸』で利休弁当を食べて、大満足して外に出ると
とうとう大粒の雪が降り出してしまいました。
八坂さんから清水さんへ歩こうかと思ったりしましたが、あまりの寒さに早々に帰ることに。
嵐山や比叡山の方向を見ると雪雲が垂れ込めて、真っ暗になっていました。
かなり雪が降っていたのではないでしょうか?

今日は、本当に寒かったですね。
明日もかなり寒くなるようです。風邪など引かれませんように、ご自愛下さい。

いつものジグソーパズル②

2008年02月15日 23時39分36秒 | 大好きなジグソー

いつものジグソーパズルに『いい匂いです!』が採用されています!
良ければ、チャレンジしてみて下さい。

先日、近くの植物園に行った時の『ロウバイ』を写したものです。
かなりアップにして投稿したのですが、甘い匂いを感じてもらえるといいかなと思っています。
明日は休みなので、京都の北野天満宮に観梅に行って来ます。
かなり寒くなるようで不安なのですが、暖かくして楽しんで来ようかな。
さざんかや椿も綺麗だろうなぁ~!

『上高地の花々』では、本当は桜シリーズのトリの『ウワミズザクラ』を作成中です。
今夜中に投稿出来ればと思っていますが、だめなら近いうちに!と云うことで…。

直接パズル画面に入る時は、↓クリックして下さい。
http://www.jigsaw.x0.com/jigsaw.cgi?id=1202745425078

他のパズルも見てみたい方は、↓こちらをクリックしてみて下さい。
http://www.jigsaw.x0.com/

※作業画面の左上の『MENU』をクリックすると、作業状態の保存も出来ますし、
ヒントとして完成画面をサムネイル表示出来ます。
また、私はいつも作業中のバックの色を黒にしています。
作業がしやすくなる気がするのですが。 良ければお試し下さい。