学名は:Disporum smilacium
Disporum:チゴユリ属。
※ギリシャ語の中性名詞で、dis(二重の)+spora(種子)から成り立っています。
子房(しぼう)の各室に2個の胚珠(はいしゅ)を持っていることに由来しています。
smilacinus:シオデ属(Smilax)、もしくはサルトリイバラ属の
Smilacina:Smilaxの縮小形。 葉形が似るところがあるから。
ユキザサ属と記されていたりします。 葉の形は、ユキザサにそっくりのような気がします。
漢字で書くと:稚児百合。
群生している姿が、稚児行列のようであることに由来していると云う説もあります。
上高地で咲く時期:5月下旬
(トップの写真の撮影日:2007.5.24)
ブナ林の中で咲いていることが多いようです。
ブナの木が少ない上高地内では、咲いているのを見つけるのは難しいのかもしれません。
芽吹き(撮影日:2009.5.21)
※落ち葉が幾枚も積み重なった中からの、芽吹きです。
暖められたふかふかのお布団のような落ち葉の中から芽吹くと、外の気温の冷たさに、
びっくりしているのではないでしょうか…。
蕾(撮影日:2009.5.21)
※茎が伸びる毎に、1枚1枚葉が離れていきます。 重なった葉は、とても扁平です。
蕾(撮影日:2009.5.21)
※ようやく蕾を守っている最後の1枚を残すのみになりました。
蕾は待てずに開きかけています。
蕾(撮影日:2008.5.28)
※最後の葉も離れて、後はもう開くだけです…。
花(撮影日:2009.5.21)
※花のアップです。 下を向いて咲くことの多い『チゴユリ』ですが、この花は上を向いて
咲いてくれていました。 黄緑色を帯びた花の内側に6本の雄しべと中央に雌しべが見えます。
この花の雌しべは分かれていないのですが、普通は雌しべの先は小さく3つに分かれています。
花(撮影日:2009.5.21)
※2つの花を咲かせる株があります。 ちゃんと確認したわけではありませんが、
『クロユリ』がそうであるように、何年か経って株がしっかりして来ると、花を2つ以上
つけるようになるのかもしれません。
実(撮影日:2006.6.21)
※花が終わって子房が膨らんで来ているのがわかります。
この年は花を見に行くのが遅くなってしまって、花がほとんど終わってしまっていました。
実(撮影日:2007.9.27)
※何気なく登山道の脇で見つけたのですが、すぐに『チゴユリ』の実だと分かりました。
葉に特徴があるからですが、濃い紫に色づき始めた実でした。
その他(撮影日:2009.5.21)
※まだ開く前の蕾なのですが、よく見ると青虫がしっかり成長を始めていました。
この蕾は咲くことが出来るのかなぁ…、それとも蝶になるための糧になってしまうのかなぁ。
ブナ林が近くにあれば、この時期、たくさんの稚児行列が見られるかもしれませんね。
これからも同じ場所で花が見られますように…と、願っているのです。
Disporum:チゴユリ属。
※ギリシャ語の中性名詞で、dis(二重の)+spora(種子)から成り立っています。
子房(しぼう)の各室に2個の胚珠(はいしゅ)を持っていることに由来しています。
smilacinus:シオデ属(Smilax)、もしくはサルトリイバラ属の
Smilacina:Smilaxの縮小形。 葉形が似るところがあるから。
ユキザサ属と記されていたりします。 葉の形は、ユキザサにそっくりのような気がします。
漢字で書くと:稚児百合。
群生している姿が、稚児行列のようであることに由来していると云う説もあります。
上高地で咲く時期:5月下旬
(トップの写真の撮影日:2007.5.24)
ブナ林の中で咲いていることが多いようです。
ブナの木が少ない上高地内では、咲いているのを見つけるのは難しいのかもしれません。
芽吹き(撮影日:2009.5.21)
※落ち葉が幾枚も積み重なった中からの、芽吹きです。
暖められたふかふかのお布団のような落ち葉の中から芽吹くと、外の気温の冷たさに、
びっくりしているのではないでしょうか…。
蕾(撮影日:2009.5.21)
※茎が伸びる毎に、1枚1枚葉が離れていきます。 重なった葉は、とても扁平です。
蕾(撮影日:2009.5.21)
※ようやく蕾を守っている最後の1枚を残すのみになりました。
蕾は待てずに開きかけています。
蕾(撮影日:2008.5.28)
※最後の葉も離れて、後はもう開くだけです…。
花(撮影日:2009.5.21)
※花のアップです。 下を向いて咲くことの多い『チゴユリ』ですが、この花は上を向いて
咲いてくれていました。 黄緑色を帯びた花の内側に6本の雄しべと中央に雌しべが見えます。
この花の雌しべは分かれていないのですが、普通は雌しべの先は小さく3つに分かれています。
花(撮影日:2009.5.21)
※2つの花を咲かせる株があります。 ちゃんと確認したわけではありませんが、
『クロユリ』がそうであるように、何年か経って株がしっかりして来ると、花を2つ以上
つけるようになるのかもしれません。
実(撮影日:2006.6.21)
※花が終わって子房が膨らんで来ているのがわかります。
この年は花を見に行くのが遅くなってしまって、花がほとんど終わってしまっていました。
実(撮影日:2007.9.27)
※何気なく登山道の脇で見つけたのですが、すぐに『チゴユリ』の実だと分かりました。
葉に特徴があるからですが、濃い紫に色づき始めた実でした。
その他(撮影日:2009.5.21)
※まだ開く前の蕾なのですが、よく見ると青虫がしっかり成長を始めていました。
この蕾は咲くことが出来るのかなぁ…、それとも蝶になるための糧になってしまうのかなぁ。
ブナ林が近くにあれば、この時期、たくさんの稚児行列が見られるかもしれませんね。
これからも同じ場所で花が見られますように…と、願っているのです。